リフォームの知識を持って理想の家に!安全で快適な住まいにするには
子どもが増えると、戸建てに引っ越そうと考えるパパやママは多いようです。最近では、必要な個所をリフォームする方が広さも確保できコストパフォーマンスもよいという理由から、中古物件をリフォームする方が増えてきています。そのリフォームを失敗しないためにはどうしたらよいのでしょうか。
子育て中のパパやママが抱える家の不満
使い勝手の悪い間取りが不満
古い物件を購入した際は、間取りも一昔前のものとなっていることが少なくありません。使い勝手が悪いのはもちろん、初めはよいと思っていた間取りでも、家族構成やライフスタイルが変わったことで使いづらくなってしまう場合もあるでしょう。
こういった間取り自体の不満は、どんなに工夫をしてもどうにもなりません。そこで、毎日いる家だからこそ、少しでも使いやすく生活したいと思い、リフォームを決める人が多いようです。
お風呂や脱衣所が寒くてつらい
もともと、お風呂場などの水回りは北側に配置されることが多いです。リビングと違って日が当たらないため、ただでさえほかの部屋よりもひんやりする場所なのです。
それに加え、お家によっては壁に使用している断熱材の機能が低下していることや、暖房機器が備わっていない家もあるので、外とほとんど変わらない気温になっている場合もあります。
寒い脱衣所やお風呂は、風邪をひいてしまったり、年配の方だとヒートショックを起こしてしまったり、実は危険がいっぱいなのです。
収納が少なく片付かない
「靴箱に靴が入りきれず、靴が出しっぱなしになっている」「食器がしまいきれない」「洋服が入りきらない」という声はよく聞こえてきます。
また、収納が少ない家は、棚やタンス、カラーボックスなどを購入し収納場所として使用していることも多く、それらの家具が部屋を圧迫し狭くしてしまっている場合もあります。棚も色やサイズがバラバラだと、統一感がなく落ち着かない印象を与えてしまいます。
部屋で快適に過ごすために、収納はとても大切です。
子どものためのリフォームの基礎知識
子ども部屋の必要性を検討しよう
子どもが小さいころはあまり必要性を感じませんが、中学生くらいになると、集中して勉強できる空間も必要になってくると思います。後から間取りを増やすというのはなかなか難しいので、何人子どもを作りたいか、何部屋必要なのかは事前にきちんと検討することが大切です。
また、部屋の広さや位置も大切です。あまり居心地がよすぎたり気配を感じにくい別空間に部屋があったりすると、部屋に籠りがちになってしまうのではないかなどの心配事もでてきます。
子ども部屋はどれくらいの広さがあればよいのか、寝室やほかの部屋と繋がれるよう、オープンな状態にするのかなど、何が必要で何が不必要か事前に決めておくとよいでしょう。
子どもの成長を考慮した間取りを知ろう
たとえば、将来的に二部屋に分けられる部屋があります。子どもは、小学生くらいまでは兄弟で一緒に遊ぶことが多いので、小さな部屋が二つあるよりも大きな部屋が一つある方がよいです。ですが成長とともに自分の部屋を持ちたくなったとき、壁を作り二部屋に分けられるよう、初めからドアや窓、収納を二つずつ設置しておくというものです。
ほかにも、家事をしながら子どもの様子が見られるようにリビングに子どものスペースを作る、思春期でも家族で必ず顔を合わせられるようリビングの中に階段を配置するなど、これから何年も生活することを踏まえての間取りをリフォーム業者さんと相談してみるとよいでしょう。
事故の多い階段を安全にするためには
まず、一番危ない階段とは、階段の奥行(踏面)が短く一段一段の高さ(蹴上)が高い、一直線の階段です。階段の踏面が短く蹴上が高いと、階段を降りる際に足を踏み外すことが多くなってしまいます。また、一直線の階段の場合は、足を踏み外したときに衝撃を和らげるところがなく、大けがに繋がりやすくなります。
安全な階段にするためにも、階段の幅や踏面はできるだけ広くし、蹴上は低く、少しでも踊り場を作っておくとよいでしょう。
また、構造上階段の変更が難しい場合は、手すりをつける、足をつく部分を滑りにくくするなど対策することが大切です。
パパやママのためのリフォームの基礎知識
子育て世代の理想とする間取りとは
まずは玄関の土間収納です。靴をしまうだけでなく、ベビーカーや子どもの遊び道具などもしまえる広さがあると、常に玄関をスッキリと保つことができます。一番先に入るところが常にきれいだと、気持ちがよいですよね。
また、特にママにとっては長くいる場所であるキッチンですが、家事をしながらでも子どもの様子が見える、一緒に食事を作るなどコミュニケーションもとりやすいように、できるだけ対面でオープンなキッチンがよいでしょう。ママの姿が常に見えるのは、子どもにとっても安心ですね。
ほかにも、学習スペースやお昼寝スペースがあったり、子どもが家の中を走り回れたりするような間取りが人気のようです。