便利な授乳グッズを活用しよう!スムーズな授乳を助けるアイテムとは
毎日の授乳は赤ちゃんにとって必要不可欠なものですが、低月齢の赤ちゃんであればとくに授乳の回数も多くなるため、ママの肩や首、腕などへの負担は相当なものになりますよね。そこで今回は、毎日の授乳や夜間のミルク作り、お出かけ時の授乳などで活躍してくれる便利グッズをご紹介していきます。
頻繁な授乳はママにとっても大きな負担
新生児期は2~3時間おきの授乳が目安
新生児期の授乳間隔は、2〜3時間おきが基本です。最初のうちは、ママは乳首のくわえさせ方に慣れていませんし、赤ちゃんの方もおっぱいの吸い方がわからないために、授乳に時間がかかります。一日あたり8〜10回の授乳が目安ですが、胃の容量が小さい赤ちゃんは一度に大量に飲むことができないので、頻回にもなりがちです。
そのため、「赤ちゃんの顔をやさしい眼差しで見つめながら授乳することを夢見ていたけれど、実際の授乳は想像以上に大変」と嘆くママは珍しくないのです。
肩や腕の痛みを感じるママも多い
とはいえ、新米ママであればとくに、首のすわらない赤ちゃんを手だけで支えようとするあまり、姿勢が崩れた状態で授乳してしまうことがよくありますよね。しかしこれではママの手や腕、腰などによけいな負荷がかかってしまいます。
いくら赤ちゃんが軽いとはいえ、いつも同じ体勢で長時間抱っこしたり、授乳するときの抱き方や姿勢が悪かったりすると、体の様々な部分を痛めてしまうので注意が必要です。
クッションなどを活用して授乳をラクに
まず、授乳時のアイテムとしてポピュラーなのが授乳クッションです。「授乳期間中しか使わないし、わざわざ購入するのはもったいない」という意見もあるかもしれませんが、おなかまわりにセットして赤ちゃんをその上に乗せるだけで、授乳が格段に楽になります。妊娠中のママの抱き枕として、また赤ちゃんのおすわりサポートとして多様な使い方ができるものもありますよ。
また、ママの腕につけて授乳時の赤ちゃんの頭をサポートするアームピローも人気です。デリケートな赤ちゃんの肌にやさしい素材でできているもの、丸洗いして清潔を保てるものがよいですね。
母乳メインのママに便利な授乳グッズ
スムーズな授乳ができる授乳服やストラップ
「妊娠中であれば体を締めつけないマタニティ服が必要だろうけれど、産後は手持ちの服で十分だろう」という考えのママもいるかもしれません。しかし、寒い冬場や人目が気になる外出先で授乳するときなどに、胸の部分が窓のように開く授乳服があるとサッと授乳できるので助かりますよ。授乳用ブラジャーや授乳用タンクトップなども同様に、妊娠中から着用できるデザインであれば長く使用できますね。
また、授乳服を着用しないというママは、たくしあげた服が落ちてこないように留めておける授乳ストラップがあるとよいですよ。人目を気にしなくてよい家の中での授乳時にあると助かります。
持っていると安心な授乳ケープ
そんなときに役立つアイテムが授乳ケープです。授乳するママの胸元を隠してくれるので、いざというときのために持ち歩いているママは多いですよ。自宅に人を呼んだとき、帰省時などにも活躍してくれるでしょう。
おっぱいを飲んでいる赤ちゃんの様子がのぞきこめる構造になっているもの、ママの横腹や後ろ姿まですっぽり隠せる形状のもの、ストールやブランケットとしても活用できるものなど様々です。デリケートな赤ちゃんの肌にやさしい素材か、通気性はよいかなどにも注目して選ぶとよいですよ。
母乳トラブルのときに活躍するアイテム
・乳首専用クリーム
母乳育児をはじめたばかりのころは抱き方や含ませ方のコツがわからず、乳首を傷つけてしまうことがよくあります。赤ちゃんにも安心して使えるように、天然由来の材料で作られた乳首専用クリームがあるとよいですね。
・乳頭保護器
赤ちゃんが乳首を強く吸ったり噛んだりして傷ができたときに活躍してくれるシリコン製の器具です。乳首を保護しながら授乳することが可能になります。
そのほか、必要に応じておっぱい用の保冷剤や搾乳器も揃えておくとよいですよ。
ミルクメインのママに便利な授乳グッズ
夜中の授乳をラクにする調乳ポット
とくに夜中のミルク作りは大変です。眠い目をこすりながら粉ミルクを量るときに何杯まで入れたのか忘れてしまったり、せっかく作ったミルクをこぼしてしまったりすることがあるでしょう。粉ミルクは約70℃のお湯で溶かす必要があるため、沸騰したお湯が少し冷めるまで待ち、粉ミルクを溶かしてから人肌まで冷ますという手間がかかる点もつらいものです。
そんなミルク育児中のママの強い味方となってくれるのが調乳ポットです。調乳の適温である70℃をキープしてくれるので、赤ちゃんがミルクを待つ時間を短縮してくれますよ。