赤ちゃんはいつからおもちゃで遊ぶ?注意点と月齢別おもちゃの遊び方
赤ちゃんに何かおもちゃを買ってあげたいけれど、いつから必要なのか、どんなおもちゃを与えればよいのか悩みますよね。ここでは、安全におもちゃで遊ばせるための注意点とともに、赤ちゃんの月齢別のおもちゃ選びのコツや、おすすめしたいおもちゃをご紹介していきます。
赤ちゃんはいつからおもちゃで遊ぶの?
新生児にはママやパパの声を聞かせて
新生児期はまだ視力が弱く、近くのものでもはっきりとは見えていないため、おもちゃをあげても見えていません。
でも聴覚はしっかりしているので、音にはよく反応します。メリーをベビーベッドに設置したり、音のでるおもちゃを耳元でやさしく鳴らしてあげたりするといいですよ。
おもちゃを使って視覚や聴覚を刺激することもできますが、この時期の赤ちゃんにとって大切なのは、パパやママとのふれあいです。赤ちゃんを抱っこして、赤ちゃんの目を見つめながらやさしく語りかけてあげてくださいね。
生後2カ月頃から物を握れるように
まだ遠くのものを見ることはできないものの、近くのものはぼんやりと見えるようになってくるため、ママの目元や口元をジッと見つめてみたり、動くものを目で追ったりするようになります。色彩が鮮やかなおもちゃが見やすいので、はっきりした色彩のおもちゃを見せて、視覚にほどよい刺激を与えてみるといいですよ。
自分で握りたいという意思はまだないものの、物を握ることもできるようになってきます。赤ちゃんが握りやすいサイズのおもちゃを与えてみて、触覚も刺激してみましょう。
生後4〜5カ月で物への興味も深まる
赤ちゃんの興味や関心を引きやすい、カラフルで軽く振ると音が鳴るようなおもちゃを用意するといいですよ。まだ赤ちゃんの手は小さいので、握る場所が細いつくりになっていたり、網状になっていたりするおもちゃがおすすめです。
お気に入りのおもちゃができると、パパやママが赤ちゃんの近くで鳴らしてあげる、一緒に投げる、転がすなど、遊びの幅が広がりますよね。指先や手足の運動能力を伸ばし、寝返りを促すことにもつながりますよ。
赤ちゃんはどうしておもちゃを舐めるの?
舐めることで免疫力をつけています
舐める行為は、赤ちゃんの成長にとってとても大切なことです。舐めたり噛んだりすることで、赤ちゃんはそれがどんな柔らかさなのか、どんな形状なのかを確かめているのです。
また、舐めることを通して、赤ちゃんは生きていくうえで大切な免疫力をつけています。おもちゃも舐め回してしまうので、雑菌がついていないか、ママは衛生面が気になってしまうかもしれません。しかし、少しくらいの雑菌であれば免疫力を高めるためには必要なものです。過度に心配しすぎないようにしましょう。
舐めても安心なおもちゃを教えて
そんな方には、手洗いできるタイプの布製のおもちゃがおすすめです。ふわふわで柔らかく安全ですし、絵本やぬいぐるみなど、種類も豊富です。赤ちゃんでも握りやすい小さいサイズのものであれば、持ち運びもしやすく、ベビーカーに取り付けて遊ばせることもできますよ。汚れてしまったとしても、手洗いして清潔にできるので安心ですね。
お米から作られたおもちゃもおすすめですよ。原料がお米なので、口に運んで舐めたり噛んだりしても安心です。積み木や歯固めなど、様々な種類のものがあります。
赤ちゃんとおもちゃで遊ぶ時の注意点
赤ちゃんは、タオルやおもちゃなど、目にしたものをなんでも口に運んで舐めてしまいます。ちょっと目を離した隙に、鼻や口を覆ってしまったり、喉に物をつめたり、小さい物を飲み込んでしまったりする恐れがあります。小さいボタンや飾りがついたもの、固い素材のおもちゃは避け、安全に楽しく遊べるように気をつけましょう。
大人が想像する範囲を超えて、窒息や誤飲の可能性があるため、赤ちゃんとおもちゃで遊ぶときには注意が必要です。