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子どもの爪噛みはどうすればいい?爪を噛んでしまう原因や防止策

子どもの爪噛みはどうすればいい?爪を噛んでしまう原因や防止策

爪噛みは医療専門用語で「咬爪症(こうそうしょう)」といいます。指から出血するなど、傷つくほど爪を噛んでしまい家ではケアができないと感じるときや、なかなか直らず気になる場合は、小児科や保健師などの専門家に相談しましょう。

傷の処置以外に、爪を噛む癖を直すのに役立つ、子どもの口に入っても安心な苦み成分入りのマニキュアを勧められることがあります。

また、子どもが精神的ストレスを抱えていると診断された場合は、ストレスを減らせるような提案や、カウンセリングをうけることを提案されることがあります。

子どもの爪噛みを自分の愛情が足りないからだと、自分を責めてしまうママもいます。保健師に相談すると、子どもだけではなくママの精神的なサポートにもなりますよ。

爪噛みを叱らないようにしよう

爪噛みがなかなか直らないと、ついつい「なんで止められないの!」と叱ってしまうことがあると思いますが、叱るのは逆効果になることがあるので注意してください。

子どもは決してしたくてしているのではありません。本人も止めたいと思っているかもしれないのです。そこに「恥ずかしいでしょ」「もう知らない!」など、子ども自身を否定するようなことをいったり、叱ったりしてしまうと余計にストレスをためてしまいます。

ますます精神的に不安定になり、酷くなることもありますし、叱られたくないからと隠れてするようになるかもしれません。

爪を噛んでいるところを見たら、隣に座ったり、手を握ったりしながら「なにかあった?」「大丈夫?」と優しく聞いてあげるようにしてくださいね。

絆創膏(ばんそうこう)で隠さないようにしよう

爪噛みは絆創膏を貼ってもほぼ直りません。基本的に口が寂しく、気持ちを落ち着かせるためにてっとりばやく噛める爪を噛んでいるので、噛むのを止められない子は絆創膏でも噛んでしまいます。実際にシャツの袖や首部分を噛んでしまう子もいます。

また、絆創膏を貼ることで、余計に気になりますます噛みたくなってしまう場合もあります。小さい子だと、噛みちぎった絆創膏を食べてしまうことがあるので、注意が必要です。

もし絆創膏を試す場合は、子どもに「はずかしいから」「爪が汚いから」貼るという誤解を与えないようにしてください。貼るときは、一本だけ子どもの好きなキャラクターの絆創膏を貼り「応援してくれるよ」とポジティブなイメージを与えるようにしてはいかがでしょうか。

まとめ

子どもが爪噛みをしていても、子どもや自分を責めないようにしてください。子どもは敏感で繊細なので、少しの変化でも爪噛みにつながってしまうこともあるのです。

一度爪を噛んでしまったからといって、そのまま癖になってしまうとは限りませんので、心配しすぎないでくださいね。

ばい菌や傷に十分注意してあげれば、あとはあまりしつこく言わないようにしましょう。子どもの様子をよくみて、触れ合うことを大切にしていればいつの間にか直っていた、ということになるかもしれませんよ。
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