2歳児の平均身長を知ろう!成長するための過ごし方や心掛けについて
身長の伸びが遅いと感じた場合の対処法
身長が伸びるメカニズムを知っておこう
子どもの身長が大きく伸びる時期は大きく分けて二つあります。
一つ目は、第一次成長期といわれる乳幼児期と小児期です。1歳になるまでに生まれたときの約半分身長が伸びるといわれています。その後の伸びは緩やかになり、4歳になるころには、生まれたときの約2倍の身長になる子どもが多いですよ。この時期の子どもの成長には、食事で摂取する栄養素が大切な働きをしています。
二つ目は、思春期ともいわれる12歳以降の第二次成長期です。成長するスピードが急激に早くなり、そのピークは11〜13歳といわれています。
成長曲線を描いて確認してみよう
成長曲線は、母子手帳のほか、育児雑誌や育児サイトなどに記載されている場合があります。成長曲線は、横軸で年齢、縦軸で身長や体重を確認し、点でグラフに記入していきます。ですから、あらかじめ子どもの身長や体重を計測しておきましょう。
また、成長曲線には子どもの身長や体重の平均値や、パーセンタイル値などが記載されています。我が子の身長や体重を定期的に計測して記入していくことで、平均値に対しての成長度合いを知ることができますよ。
規則正しい生活をすることが大切
後ほどご紹介しますが、十分な睡眠は子どもの成長に欠かせません。お昼寝や夜の寝かしつけがスムーズになるように日中の過ごし方などを工夫するとよいでしょう。
2歳ごろになると、椅子に座って自分で食事を摂れるようになります。たくさん食べたり少食だったりと個人差があるので、食べることを楽しめるように心掛けるとよいですよ。
また、体を動かして遊ぶことでよく眠れたり、お腹が減ったりします。ママは、この三つを意識して過ごし、子どもの成長に必要な環境を整えましょう。
成長のために十分な睡眠を取ろう
理想的な睡眠時間と質
さらに質のよい睡眠を取るためには、「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれる、22時~2時に熟睡していることが大切です。このゴールデンタイムに熟睡していることで、子どもは成長ホルモンの分泌による効果を十分に受けることができます。ですから、布団に入る時間は午後20時~午後21時が理想とされています。
ママやパパができる範囲で、理想的な就寝、起床時間に近づけてみましょう。
お昼寝も成長にとって大切な時間
2歳児のお昼寝の効果は、体力回復はもちろん、集中力や記憶力の向上、情緒の安定などが期待できます。上手にお昼寝ができれば、起きてからもママとご機嫌で遊べるでしょう。
理想のお昼寝の時間は、13~15時くらいの間で1~2時間ほどとされています。なるべく早起きを心掛け、体を使って遊ぶことでお昼寝のリズムがつきやすくなります。
また、お昼寝の時間が遅れてしまうと、夜の寝る時間も遅れてしまう傾向があります。だんだんと理想の睡眠時間に近づけるように工夫してみましょう。
スムーズに寝るために心掛けること
子どもの体の発達に大切なことは、理想の睡眠時間になるべく近づけることと、毎日同じ時間に布団に入ることです。まだ遊びたい気持ちから、ぐずってしまうこともありますが、同じ時間に布団に入ることを繰り返せば、だんだん習慣として覚えるでしょう。
睡眠時間が定着するためには、眠る直前の習慣を作るとよいですよ。2歳児やママに人気の習慣は、絵本を読んだり短時間でおもちゃで遊んだりすることです。子どもが満足して眠れるような環境を作りましょう。