乳児の声っていつから聞ける?声の成長や声がれしたときの対処法
「早く聞きたい!うちの子の声!」と赤ちゃんの声をドキドキしながら待っているパパママは多いと思います。どんな感じの声を出すのか、気になりますね。そこで、いつ、どんな声を出すようになるのか、赤ちゃんの声がれの原因と対処法、声に関する疑問などをまとめました。
声の成長!クーイングや喃語(なんご)に笑い声
赤ちゃんがはじめて出すクーイング
その声はクーイングといって、赤ちゃんが音を出すことを楽しんでいる状態で出る声です。機嫌がいいときに出る声なので「プレジャーサイン」とも呼ばれます。
個人差はありますが、生後3カ月ぐらいからクーイングをするようになります。赤ちゃんがクーイングをしているときは、パパママもクーイングで応えて下さい。
言葉を発する練習にもなりますし、赤ちゃんに安心感を与えることができます。
中にはクーイングをしない赤ちゃんもいますので、しないからといって心配することはありません。
喃語(なんご)ってどんな言葉?
この声は喃語といって、意味のある言葉を発する前段階です。喃語を発し始めの頃は、赤ちゃんが楽しく発しているという感じですが、だんだん、パパママに何かを話しかけているような喃語になっていきます。
赤ちゃんの機嫌がよいときや話したそうなときは、ぜひ、声をかけてあげて下さい。また、赤ちゃんが発しやすい言葉を使っている絵本を読みきかせすると喃語を発しやすくなるでしょう。
かわいい喃語を聞けるのは赤ちゃんの時期だけなので、パパママもやさしく語りかけて下さいね。
声を出して笑うのはいつ頃?
赤ちゃんが「きゃっきゃっ」など声を出して笑うようになるのは、生後4~5カ月ごろです。これも個人差が大きく、生後3カ月ごろから笑うようになる赤ちゃんもいれば、1歳ぐらいで笑うようになる赤ちゃんもいます。
たくさん笑うか笑わないかは赤ちゃんの性格が影響していて、笑うのが好きな赤ちゃんであったり、笑うツボがたくさんある赤ちゃんであったり、というのが関係しています。
ですが、パパママはたくさん笑い声を聞きたいですよね?パパママがいつもニコニコで、たくさん話しかけたり、スキンシップをとったりすると、かわいい笑い声が多く聞ける傾向があります。
知りたい!乳児の声がかれたとき
声がれの原因は主に2種類
声がれの原因は主に2つあります。1つめの原因は風邪で喉に炎症があることです。赤ちゃんは風邪を引きやすく、喉に炎症が起きる場合が多いです。そうすると、声帯がうまく振動せずに、声がかれてしまいます。
風邪が治ればよくなりますが、大声で長時間泣いたりすると、なかなか炎症が治らないこともあります。泣きすぎで声帯が腫れることは、声がかれる2つめの原因です。大人でも無理な発声を続けると、声がかれますよね。
あまり泣かせすぎず、喉を安静にすれば、元の声に戻ります。ですが、まれに、声帯にこぶのようなものができ、声がれが長引くことがあるので注意が必要です。
声がかれてしまった時の対処法
声がかれてしまったときに家でできる対処法は、まず、赤ちゃんがいる部屋の湿度を40~60%に保つことです。乾燥した空気は喉によくありません。
加湿器をつけたり、部屋に洗濯物を干すなどしましょう。特に冬は暖房で部屋を暖めると乾燥しますので、湿度に気をつけてください。
また、赤ちゃんに多めに水分を摂ってもらいましょう。母乳しか飲まない赤ちゃんは母乳でOKですが、普段から白湯やイオン飲料などを飲む習慣をつけておくと水分補給が楽になります。ストローマグや哺乳瓶も使えるといいですね。
病院受診の目安と心配な病気
受診の目安としては38度以上の高熱がある場合です。特に新生児の38度を超える発熱は、ウイルスや細菌に感染している可能性が高いです。
医療機関で投薬してもらい、早めに症状を和らげましょう。つらそうにしている赤ちゃんを見るのは、ママもつらいですから…。
また、鼻詰まりがひどい場合も受診したほうがよいでしょう。赤ちゃんは自分で鼻をかむことができません。
そのため、鼻詰まりを起こして口呼吸になりやすいです。口呼吸は口の中が乾燥し、喉にも悪影響です。副鼻腔炎などを引き起こす原因にもなりますので、受診をおすすめします。
どうすればいい?乳児の声に関する疑問
急に奇声を出すのは大丈夫?
赤ちゃんが奇声を発し始めるのは生後5カ月~1歳くらいです。かわいいクーイングや喃語だったのに、いきなりの奇声。ビックリするのも当然ですね。
主な奇声の原因は、眠い、思い通りにならない、不安、注目してほしい、声を出すのが楽しい、などです。パパママが、赤ちゃんに寄り添って、安心感を与え、リラックスできるようにしてあげると落ち着くことが多いです。
一緒にたくさん遊ぶのもいいですね。赤ちゃんが眠そうなときはパパママも一緒に休んでください。
赤ちゃんの奇声はパパママにとって心配の種ですが、機嫌がよく体調もよいならば、心配はありません。