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昔と今の出産の違いを知ろう!江戸時代の出産や離婚事情を紹介

昔と今の出産の違いを知ろう!江戸時代の出産や離婚事情を紹介

びっくり!江戸時代の女性の離婚事情

結婚して3年子どもができなかったら離婚

江戸時代の結婚は現代のような恋愛結婚はほとんどなく、男女ともに結婚適齢期に入ってから、大家さんや仲人などの仲介人を通して「いい人がいるけど会ってみない?」といった形で出会いを経て、お互いに気に入れば結婚に至りました。現代のお見合い結婚のような感じですね。そして、結婚があれば当然離婚もありました。

江戸時代では「七去」(しちきょ)といって、結婚している男女が離婚するにあたっておもに七つの理由が挙げられています。

●義父母に従順でない
●おしゃべり
●嫉妬深い
●伝染病を患う
●淫乱である
●盗みをする
●子どもを産めない

この中でも「子どもを産めない」ことは、深刻な離婚理由になりました。一族の繁栄、跡継ぎのため、新たな働き手を産むため、「子どもを産む」ことは嫁いだ女性に課せられた重要な使命でした。そのために、3年間子どもができなかった女性は離婚させられたといいます。

現代では不妊治療も普及していますが、あえて子どもを持たないでいるという考えのご夫婦も普通にいます。これは昔からするとあり得ないことだったのですね。

離婚、再婚率は今より高かった

現代でも離婚率の増加は社会問題となっていますが、江戸時代ではなんと現代の2倍、武士階級では5倍もの夫婦が離婚していたそうです。そして女性の再婚率は50%もありました。

江戸時代の結婚は、お見合いのような形から入るとお伝えしましたが、当時は現代のお見合いのように自己紹介からデートを何回かして…ということもなく、相手を陰ながらこっそり観察するというものでした。そして「いい人そうだから」といざ結婚してみたものの、実際は合わなかったということも日常茶飯事だったそうです。

当時、女性の人口は全体のおよそ3割と貴重な存在でした。男性にとって女性と結婚するということは労働力や跡継ぎを得る重要な機会なので、江戸時代の女性は地位が低かったということはなく、むしろ大事にされてきたそうです。「七去」のようなよほどの理由がない限り再婚は当たり前であったといいます。また女性にとっても、就労もなく結婚して嫁ぐことが当たり前の社会であったため、よりよい相手にめぐり会うために離婚、再婚を繰り返すのは生活の一部であり、生きるための手段だったのですね。

まとめ

今回は江戸時代の出産や結婚、離婚についてご紹介していきました。とくに出産については、医療技術も乏しい中で当時の女性たちが必死に子どもを産み、育ててきたことがよく分かりました。

先人たちの苦労や知恵があるからこそ、現代で安全に安心して出産ができると思うととてもありがたく感じますね。そして、いつの時代も人々はたくましく毎日を生きてきたということもうかがえます。

過去の歴史に思いを馳せながら、現代でも日々を大切に歩んで行けるとよいですね。
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