妊活をはじめる前に知りたい! 基礎知識や病院受診に関すること
パパに頑張ってもらうには、男性ホルモンのテストステロンの働きを活発にさせるのがポイントです。テストステロンは、男性機能や性衝動に影響を与える大事なホルモンですが、同時に筋肉を育て、たくましい身体にするという役割ももっています。
ここで注目なのが、テストステロンの働きで作られた筋肉が鍛えられることで、さらにテストステロンが増産されるということです。テストステロンの分泌量が増えれば、さらなる男性機能のアップに期待できます。
つまりは、運動をしてたくましい身体になれば男性としての機能をアップさせることにもつながるというわけです。もちろん、疲れ切るほどの運動はよくありませんので、少なくとも運動不足にはならない程度の運動を心がけましょう。
また、ストレスもホルモンの乱れや血流の低下による生殖機能低下を引き起こします。運動は血流アップやストレス解消にも効果的ですので、忙しくて疲れがたまりやすいパパにこそおすすめです。
温めず締め付けないのが基本
睾丸は温めすぎると精子を作り出す能力が落ちてしまうため、妊活中はサウナや熱すぎるお風呂などは控えた方がよいでしょう。男性が大人になってから高熱を出すと不妊になるといわれるのもこのためです。
また、締め付けることも精巣の機能低下の原因になります。ぴったりしたジーンズやビキニパンツなどは毎日着用せずに、できるだけトランクスやゆったりしたパンツをはいてリラックスした状態を保つのがベター。
お風呂あがりにパパが裸でうろうろしていても、パパの妊活には適した行動なので、ときどきなら許してあげましょう。着るものだけでなく、自転車やバイクにまたがった状態が長時間続くことも睾丸の圧迫になりますので、サイクリングやツーリングが趣味というパパは気をつけてくださいね。
日ごろのパパの行動で気になるものがあれば、夫婦の妊活について話し合いながら改善していきましょう。
妊活に効果的な食材・避けたほうがよい食材
パパが摂りたい効果的な食材
亜鉛を多く含む食べ物は、牡蠣や豚レバー、牛肉、煮干しなど。ほかにも毛ガニやカラスミなどにも多く含まれますが、妊活のためとはいえ日常的に食べるのは難しい食材ですね。
亜鉛は継続摂取をすることで効果を感じられますので、なるべく日々の食事に取り入れるように工夫します。1日の摂取量の目安は12mg、牡蠣なら約100gで摂取が可能です。
ただし、亜鉛はとりすぎることで急性中毒や貧血などを引き起こす恐れがあります。日常の食事で過剰摂取に陥ることはほぼありませんが、サプリメントでは気をつけましょう。
ママが摂りたい効果的な食材
葉酸は、子宮の血流アップや、子宮内膜を強くするのに効果を発揮。妊活中はいつ妊娠してもおかしくない状況ですので、妊娠初期に必須といわれる葉酸を積極的に摂取しておくのはよいことです。
葉酸が多い食材はブロッコリー、ホウレン草、納豆、イチゴなどです。どれも日常的に手に入れやすい食材ですが、調理工程が多くなるほど葉酸は失われがちなので、シンプルな調理方法で食べるようにしましょう。
ただ、妊婦や妊娠を望む女性に推奨される葉酸の量はとても多く、食べ物だけで摂取するのは難しいので、妊活女性向けの葉酸サプリメントもおすすめです。
避けたほうがよい食材
まず、生肉には胎児に先天性異常を引き起こす可能性のあるトキソプラズマが付着している場合があるので、レアのステーキや生ハムなども避けた方が安心です。焼肉なども、生肉を触ったトングで焼けた肉を触らないように注意します。
ほかには、レバーやうなぎには過剰摂取をすると奇形児の発症を高めるビタミンAが豊富に含まれているため食べ過ぎないように気をつけてください。また、食べ物ではありませんが、カフェインを多く含むコーヒーや紅茶は控えめに、アルコールやたばこは妊娠を望む場合は控えたほうがよいでしょう。
これらは妊活中でなくても、心がけたいものですよね。
妊活中におすすめの食事!控えるものや食生活の注意ポイントも紹介 - teniteo[テニテオ]
食生活に気を付けるのは妊娠してからではなく、妊活中から心がけたいものです。妊活によい食事をとることを意識すれば妊娠力アップも期待できます。では、どんな食事が妊活によいのか、逆に控えた方がよいものは何か、食生活の注意ポイントとともにご紹介していきたいと思います。
時期を見て病院を受診するという選択肢
病院に行くのはいつがよいのか
とくに35歳以上の場合は遅くなればなるほど妊娠しにくくなりますので、とくに不安がなくても一度検査に行くことをおすすめします。ほかにも、基礎体温を計測していて、グラフに乱れがあり高温期と低温期が定まらない場合などは排卵がうまくいっていない可能性があるので早めに病院へ。
不妊治療には長い時間がかかることが予想されます。早い段階で相談しておけば、万が一不妊と診断されても時間を有効に使うことができます。子どもを授かる可能性も高まりますので、ためらわずに相談に行きましょう。
自分たちに合った病院を選ぶポイント
年齢が35歳を超えていて、不妊かも知れないと感じているならば最初から不妊外来にいってもよいでしょう。治療を早く始めることができますし、不妊専門であれば周りの目を気にすることなく受診できます。
最初のころは感じないかもしれませんが、婦人科に産科などが併設されている場合、妊婦さんや赤ちゃんが待合室にいることでつらい思いをすることもあるので不妊専門がいいという人もいます。
不妊治療には長い期間が必要な場合もあるので、家から通いやすいか、評判はよいかなども合わせて判断しましょう。
病院でかかる治療費の目安
一般的な不妊治療であるタイミング法は、クリニックにもよりますが、3,000円から20,000円程度。卵子の排卵を促す排卵誘発剤は500円から3,000円、自己注射という方法だと10,000円程度かかります。
また、人工授精は15,000円から30,000円、体外受精や顕微授精になると300,000円から600,000円ほどの費用がかかります。妊娠するまでに最終的にかかった費用の平均は約1,400,000円、期間は25カ月というデータもあります。