妊活をはじめる前に知りたい! 基礎知識や病院受診に関すること
いつかは子どもが欲しので妊活を始めようかな…。でも、そもそも妊活ってなに?病院に行かなくちゃいけない?など分からないことも多いですよね。妊活とは、心と体をしっかり整えて赤ちゃんを迎え入れる準備です。ここでは、妊活で知っておきたい基礎知識や病院受診の方法について紹介します。
知っておきたい妊活に関する基礎知識
妊活とはどういうもの?
かつては、結婚すれば自然と子どもはできるもの、と考えられていましたが、現在では必ずしもそうではないということが増えてきました。女性を取りまく環境が変わり、ストレスやダイエットで知らぬ間に体に負担をかけてしまうことや晩婚化が原因にもなる不妊。
生活を見直して、健康的な暮らしをすることも妊活の目的です。
妊娠できる確率の目安
これだけでも、妊娠するということが奇跡的なことだとわかりますが、さらに確率を下げてしまう要因が卵子の老化です。
女性の年齢と妊娠の確率を表すデータによると、子づくりをして1周期(排卵から次の排卵まで)で妊娠する確率は30歳までの女性で25%から30%。35歳までで18%、40歳までになると5%といわれています。
さらに45歳以降その確率は1%にまで落ち込みます。35歳を過ぎると高齢出産といわれますが、妊娠もしにくくなるということが分かります。
妊活を始めるタイミング
結婚のタイミングや仕事が落ち着いたタイミングなど、妊活を始めるきっかけは人それぞれですが女性の場合はタイムリミットがあることを知っておく必要があります。妊活をすることで妊娠についての知識が増えてくると自分の身体の状況を知ることになります。高齢出産のリスクを知り、始めるのが遅すぎたとがく然としてしまうことも。
早めの妊活により高齢出産のリスクを知ることができれば、結婚や出産への考え方に変化が出る、高齢出産に備えることができるなどメリットがあります。
まずは自宅でできる妊活を知ろう
基礎体温を測り自分の身体を知る
基礎体温は普通の体温計では測ることができないので、専用の婦人体温計を使用します。毎朝、目が覚めてから起き上がる前に布団の中で基礎体温を測りグラフに記録していきます。
1カ月ほど計測すると、高温期と低温期がグラフに表れていきます。このグラフによって、妊娠しやすいタイミングが分かるだけでなく、自分の身体の状況についても詳しく知ることができるようになります。
病院での不妊相談でも必ず基礎体温の計測が必要になってきますので、妊活の第一歩として始めましょう。
妊娠しやすい身体づくりをする
まず、妊娠をするためには排卵していることが必要です。この排卵に影響を与えるのが体型や栄養状態。
過酷なダイエットで栄養失調に陥っていたり、やせすぎたりしている女性は生理不順や排卵がないことがあります。反対に、太りすぎも排卵障害が起きやすく妊娠しにくくなります。
また、月経や排卵などはすべてホルモンの働きで促されますので、ホルモンのバランスを整えるということも非常に重要です。疲労や睡眠不足、ストレスなどに注意します。
さらに、冷えは女性の大敵といわれますが、妊娠でも同様に改善しておきたいポイントです。
タイミング法をためす
数カ月間、毎日基礎体温を計測していると、次の排卵日を予想することができるようになります。そこで予想した排卵日に合わせて性交渉をすれば、妊娠の確率はグンとアップします。とくに排卵日前日、前々日は排卵日当日の4倍の確率で受精します。
これは、精子の寿命が3日から7日と長いのに対し、卵子は排卵後24時間で寿命を迎えるだけでなく排卵直後から老化が進むことに関係しています。排卵してからより早く精子と出会うためには、精子が待ち構えている状態を目指すようにしましょう。
妊活は何から始めればいいの?正しい基礎知識と手順を紹介 - teniteo[テニテオ]
子どもがそろそろ欲しいなと意識し始めると、「妊活」という言葉をよく目にするようになってきませんか?最近は芸能人が使うことで妊活という言葉が一般的に広まってきましたね。妊活とは一体何なのか、いつからどのくらいすればよいのか、などの基礎知識や方法についてまとめました。