両親学級で学べる内容とは?知っておきたい知識や注意点を紹介
妊婦健診を受けている病院や出産する産院で、両親学級への参加を勧められることも多いでしょう。中には両親学級を受講しないと立ち会い出産ができないところもあります。両親学級では何が学べるのでしょうか?両親学級で学ぶことのできる内容、ママが知っておきたい知識や注意点をまとめてご紹介します。
両親学級について押さえておきたい知識
そもそも両親学級とは何?
両親学級では、パパに妊娠中のママの大変さを体験してもらう妊婦体験や、沐浴の仕方の練習、おむつを替える練習など、実践的な内容が多くあります。主催するところによって内容に多少の違いがありますが、基本的にはパパにママの大変さを理解してもらい、育児に協力してもらうように働きかける絶好の機会になります。
妊娠中の大変さをパパに理解してもらうのは大変でしょうが、専門家から話を聞いたり妊婦体験したりすることでパパも理解しやすくなるでしょう。
母親学級に比べ実践的な育児演習も多い
お腹に重りの入った妊婦ジャケットを装着する妊婦体験を通して、パパに妊婦の辛さを体感してもらうことができますよ。お腹が大きいと靴が履きにくかったり、下に落ちた物を取りにくかったりとパパも妊娠中のママの苦労を知ることでしょう。
また、人形を使って抱っこや沐浴の仕方を学ぶことができたり、お産の進むプロセスを知ることができます。出産後すぐに必要になる育児グッズも紹介してもらえますから、両親学級で話を聞いてから用意してもよいですね。
両親学級の開催場所について
企業で開催する両親学級もあり、おむつやミルクを扱っている企業が、自分たちの会社の商品をアピールする場にもなっています。
もっとも参加率が高いのは出産予定の病院で行われるものでしょう。ここで立ち会い出産の仕方について説明されることもあり、出産時にパパの立ち会いを希望している場合は受講が必須というところもあります。
そのほかには自治体などで開催されることもあります。近隣に住んでいる出産予定日の近い妊婦が参加するでしょうから、また違った雰囲気で行われるでしょう。
両親学級に参加するメリットやデメリット
パパとママの双方に参加するメリットは多い
また、両親学級に参加する時期はおおよそ決まっていますから、妊娠週数が近いママと一緒に受講することになるでしょう。妊娠中の体調の変化など同じ体験をしていることも多く、悩みや不安を共有しやすそうです。話も合うでしょうから、ママ友やパパ友もできるかもしれませんね。
どこの主催かにもよりますが、ミルクやおむつなどの試供品をもらえるこもともあります。このように両親学級に参加することはパパとママの双方にメリットが多いと言えるでしょう。
両親学級に参加するデメリットは
両親学級はパパとママで参加することが中心になります。そのため、参加しやすいように土日などの休日に開催されることが多いでしょう。休日はできるだけゆっくりと休みたい場合には参加するのが億劫だというのはデメリットかもしれませんね。
また、両親学級によっては、テキスト代や教材費などの参加料がかかる場合もあるようです。高額ではないでしょうが、事前に費用が発生するか調べておくと安心です。無料のところに行くこともできますから、参加できる条件や持ち物などを確認しておくとデメリットを防ぐこともできるでしょう。
夫婦で参加して出産前後の不安を解消しよう
不安を解消できずに出産を迎えたら大変ですね。両親学級に夫婦で参加して、わからないことを少しでも解決しましょう。実際の出産や育児をイメージできたら、出産前後の不安も解消できるかもしれませんよ。
例えば、おむつ交換や沐浴をどのようにするのかイメージできない状態でいるのと、一度体験をしてイメージできているのでは安心感がまったく違います。パパにも出産や育児の大変さを理解してもらい、育児に協力的に取り組んでもらえたらママの負担もかなり軽くなりますね。
両親学級に参加するときの注意点
ママの体調を第一に考えて参加しよう
また、妊婦は両親学級に参加するだけでも疲れてしまうことがあります。ただでさえ妊娠して体が思うように動かないときですから、疲れやすくもなっているのでしょう。参加しているときに、めまいがする、お腹が張る、などの体調不良を感じたらすぐに休みましょう。
両親学級に参加するチャンスは1回だけではありませんから、ママの体調を第一に考えて参加をしましょう。ママの体調を気遣うことが、お腹の赤ちゃんのためにもなりますよ。