つわりで仕事を休みたくても代わりがいない!職場でできる工夫や対策
子どもを授かった嬉しさもつかの間、すぐにつわりがやってきますね。つわりは経験した人にしかわからないもの。出産経験のある女性が多い職場であれば理解されやすいですが、男性や出産経験のない女性が多い職場であると、理解されにくいことがあります。つわりの時期を乗り越えるための方法や対策をお伝えします。
職場でできるつわりを軽くする方法とは
自分に合った飲み物を持っていこう
赤ちゃんのためにもこまめな水分補給を心がけたいものです。では、どのような飲み物がつわりの時期には飲みやすいのでしょうか。
つわりの時期に多くのママが好む飲み物は、炭酸飲料です。炭酸のシュワシュワっとした感じが、吐き気を抑制してくれるようです。炭酸入りの清涼飲料水は糖分が多いので、できるだけ無糖のものや炭酸水を選ぶようにしましょう。
また、飲み物をキンキンに冷やしたり、氷をなめたり、柑橘系のハーブティーを好んだりしたという話もよく聞きます。いろいろと試して自分に合った飲み物を見つけてくださいね。
さっと口に入れられるものを常備しておこう
ですが、お腹が空いても仕事の途中でパンやおにぎりを食べるのは難しいですよね。仕事中であれば、さっと一口で食べられるラムネや飴のようなものが常備しやすく便利ですよ。
ラムネには酸味があるので、好んで食べる妊婦さんが多いようです。ラムネや飴は毎日食べるものなので、はちみつ100%の飴のように栄養価が高いものや、カロリーを抑えたノンシュガーの飴を選ばれるとよいですね。
添加物が気になるママは、着色料や香料、化学調味料が入っていない物を選ぶようにしましょう。
葉酸のサプリメントを飲んでみよう
妊婦さんには妊娠前から妊娠初期にかけて、一日0.4mgの葉酸を摂ると、胎児に神経管閉鎖障害の起こるリスクが低下するといわれています。
また、第59回日本母性衛生学会学術集会で、「ビタミンB6高配合の葉酸サプリメントのつわり軽減作用」について発表され、「一日25mgのビタミンB6と0.4mgの葉酸摂取は、吐き気などのつわり症状を軽減させる方法である」と発表されました。
このような結果を見ても、葉酸サプリメントはつわり軽減の効果があるといえます。職場でも手軽に食べられるので、かばんの中に常備しておくとよいでしょう。
仕事に行くときの服装も工夫しよう
締めつけ感の少ない下着を選ぼう
妊娠初期だとまだマタニティ用の下着を使用するのは早いかな、と思われるかもしれませんが、マタニティ用下着の購入時期は、妊娠初期が一番多いですね。
マタニティ用のブラジャーにはいくつか種類があります。その中で締めつけの軽減には、ハーフトップやノンワイヤーブラがおすすめです。
またショーツも産前産後期に合った、ソフトな素材の物があります。妊娠したらブラジャーだけでなく、ショーツもマタニティ用に変えると、締めつけによる圧迫が少なくなりますよ。
妊娠初期でもマタニティウェアを着用しよう
ウェアの中でも、マタニティ用のパンツはアジャスターがついていて、産前から産後まで使用できて便利ですよ。デザインもお腹をすっぽりと包むようなタイプの物が多く、冷え対策にもなります。
ワンピースも素敵なデザインの物がたくさんありますね。お腹が大きくなっても使用できるように、伸びのよい素材が使われていたり、産後も使えるように授乳口がついていたりします。
妊娠初期でも普段着ている物を使用していると、産後伸びてしまって着られなくなったという話を聞きます。マタニティウェアは産前産後と長い時間着るものなので、早めに準備されるとよいでしょう。
匂い対策ができるマスクを忘れずに
職場ではたくさんの方と接触します。いつもは気にならない他人のちょっとした匂いや、周りの人が飲み食いしている匂いなどが負担になってくるものです。
あるママの話だと、夏場に自分自身の汗の匂いがきつ過ぎて、洗濯物を触るのも辛かったそうです。つわりの時期は、自分自身の匂いまで不快に感じるママもいるのですね。
匂い対策の中でも、マスクが一番簡単です。かばんやデスクの引き出しにマスクを常備して、しっかりと匂い対策をしてくださいね!
代わりがいないからこそ無理は禁物
つわりがひどいママは安定期前でも報告を
ですが、仕事の引継ぎなどを考えると、早く職場に報告しておいた方が便利なこともあります。仕事の職種によっては、立ち仕事をデスクワーク中心の仕事に切り替えてもらったり、勤務時間を短くしてもらったりと対応してもらうこともできるでしょう。
仕事の内容によっては、体の負担が大きい職種もあります。そのようなことも考えると、報告のタイミングは見極めが大切ですね。
しかし早くに報告しすぎてしまうと、万が一の場合に気まずくなる可能性も。早くても赤ちゃんの心拍が確認できてからにするとよいでしょう。