出産後は生理前でも妊娠できる?ママのからだの状態から妊娠時期判断
子どもは本当に可愛くて、何人でも欲しいと思うパパやママも多いはずです。しかし、出産後、次の妊娠はいつからできるのか知らない人も多いのではないでしょうか。最初の生理前でも妊娠できるのか?産後のママの体の状態や妊娠しやすい体作りのポイントをまとめてみました。
産後のママのからだの状態について知ろう
産後のママのからだは想像以上にボロボロに
赤ちゃんをお腹の中で育てるということは、ママの体にも大きな負担がかかっています。特に、出産はママが命がけで挑むことになります。
自然分娩では、何時間、何十時間という時間をかけて、激しい痛みを伴う陣痛に耐えなくてはいけません。眠ったり、食事をしたりすることすらできないくらいの過酷な戦いとなることも珍しくありません。
また、帝王切開ではメスをお腹にいれるため、回復にも時間がかかるでしょう。どちらの場合も産後のママの体は想像以上にボロボロになっています。
排卵や生理はいつごろから再開するの?
排卵や生理が再開し、妊娠できる状態になるまでには、個人差があります。1カ月前後で再開する人や2~3カ月後になる人、半年から1年ほどの期間がかかることも珍しくありません。
この時間差については、これといった決定的な要素はありませんが、授乳方法が関係しているとも考えられており、授乳方法が母乳の割合が多ければ多いほど、排卵を抑えるホルモンが多く作られます。
逆に、ミルクの割合が多くなれば排卵を抑えるホルモンが少なくなるので排卵、生理が再開する時期が早まります。
産後に排卵があった場合は妊娠の可能性も
妊娠には排卵が必須ではあるものの、必ずしも生理が再開する必要はありません。妊娠するためには、排卵が起き、生理がくるといった流れが一般的ですが、排卵のタイミングだけで妊娠自体は成立します。
なので、産後に排卵が1度でもあり、排卵のタイミングに合わせて夫婦生活をすれば妊娠の可能性が出てきます。排卵は目に見えるものではありませんので、知らぬ間に排卵だけが再開していて妊娠したということもよくある話です。
産後の妊娠しやすいからだづくりのポイント
家族と協力してしっかりからだを回復させる
そもそも、産後すぐのママは大きなダメージを受けた状態です。子宮の状態も万全ではありませんし、ホルモンバランスも崩れた状態のままかもしれません。
妊娠しやすい体にするためには、まずはしっかりと体を回復させることが大切です。体を回復させるためには、家族と協力してゆっくり過ごす、これが一番の近道です。
ママは赤ちゃんのお世話や家事など、やらなくてはいけないことが山ほどあります。家族で分担し、負担を減らせるように話合ってみてくださいね。
基礎体温をつけて排卵のタイミングを知る
基礎体温は、女性の生理サイクルの目安となります。たとえば、生理周期が28日の場合には低温期が約14日間続き、その後高温期が約14日間続きます。
低温期から高温期に移行する前後で排卵していることが多く、高温期から低温期に移行するタイミングで生理がくるといわれています。基礎体温の計測を続けることは、排卵のタイミングを予測するだけでなく、無排卵などの病気を発見するきっかけとなります。
まずは数カ月基礎体温をつけるように頑張ってみてくださいね。
1日3食バランスのよい食事を心がける
健康維持がしっかりとできていれば、自然と体も妊娠しやすい状態に整っていきます。逆に、忙しいからといって朝食を抜いたり、ジャンクフードばかりを食べていたりといった状態が続くと、体に必要な栄養を摂ることができず、体調不良を起こす原因にもつながります。
ママは小さな子どものお世話をしながら毎日過ごすことになりますので、ゆっくりと食事を摂ることが難しいこともあるかもしれません。そんなときには、野菜ジュースや栄養補助食品などをおやつに食べるようにしたり、食材宅配サービスを利用したりして工夫してみましょう。
産後すぐ妊娠を望むママが気をつけたいこと
授乳中のママはどうしたらよいか医師に相談
このオキシトシンは、お腹の張りや痛みを誘発する可能性があり、流産や切迫早産に繋がってしまう恐れもあります。ミルクのみの授乳方法であれば、妊娠の継続に影響はありませんが、完全母乳やミルクと母乳の混合授乳の場合には、注意が必要です。
ただ、授乳をしていても問題なく妊娠が継続できる可能性も十分にあります。医師の授乳に対する考え方や、妊娠の経過によっても意見が分かれる部分ですので、じっくりと相談するようにしましょう。