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出産3パターンの期間とは何?妊娠週数の数え方や予定日の計算方法

出産3パターンの期間とは何?妊娠週数の数え方や予定日の計算方法

出産までの期間が短い「早産」

早産は、妊娠22週0日から36週6日までの間に赤ちゃんが生まれることを指します。

早産の赤ちゃんは、出生時の体重が少なく体の機能が整っていない状態で生まれてくることも多いため、感染症にかかりやすい状態です。

昔は、お腹の中で充分に成長する36週までは、外に出てもなかなか成長できないことも少なくありませんでした。しかし、新生児医療の発達により、早産の中でも34週以降に生まれた赤ちゃんは、正期産で生まれた赤ちゃんとほぼ同じ生存率に近づいています。

さらに、出生体重が500g以下であっても救えるケースも増えてきています。しかし、早く処置をすれば、早産が防げる場合もあります。いつもと違うお腹の張りや痛みなどを感じたときは、早急に受診しましょう。

出産までの期間が長くなる「過期産」

妊娠42週以降の出産を過期産と呼びます。予定日を過ぎても生まれてこないと心配になるでしょう。しかし、予定日は40週0日ですが正期産は41週6日までなので、予定日を過ぎてから2週間以内は心配し過ぎる必要はありません。

しかし、42週間以降の過産期に入ると赤ちゃんに深刻なリスクをおよぼす恐れがあるため、日本では過期産にならないよう対応する傾向があります。

出産が遅れる原因の一つに、予定日の間違いが考えられます。生理周期が一定でない、排卵がずれたなどの理由で、最初に出した予定日が確実でないことがあります。そのため、頭殿長や大腿骨長を測り、出産予定日を修正する場合もあります。

予定日を過ぎたら、その後の対応について医師と相談しながら進めていきましょう。

ママが気になる里帰り出産について知ろう

里帰り出産の場合どのくらい期間が必要か

里帰り出産をする場合、産後どのくらいの期間を考えたらよいのか悩みますよね。いつ出産が始まるか分からないからと早めに里帰りをし、出産前から産後まで2~3カ月を予定することが平均的なようです。

予定日の1カ月ほど前から実家に戻り、ママと赤ちゃんの状態によって産後1~2カ月までお世話になります。長くパパと離れないようにするために、出産後の1カ月健診を家に戻る目安にする場合も多いようです。

しかし、ママと赤ちゃんの体調次第で予定より長引くこともあるので、事前にパパや実母とよく話し合っておきましょう。

帰りは赤ちゃんも一緒ですよ。荷物もありますし、パパが迎えに来られる日を選んで家に戻るようにしましょう。

里帰り出産をするママのメリットとは

里帰り出産のメリットは、なんといっても安心できる実母の近くで子育てをスタートし、身の回りのお世話をしてもらえることではないでしょうか。

子育ての先輩である実母がそばにいてくれると心強いですよね。悩んだときに相談ができ、沐浴やおむつ替えなども手伝ってもらえます。掃除や洗濯などの家事の心配もないので、赤ちゃんのお世話に集中できますね。

そして、赤ちゃんのお世話と同じくらい大切なのが、ママの体を休めることです。体が元に戻ろうとする産褥期(さんじょくき)に無理をすると、その後の体調に影響をおよぼす恐れがありますよ。

産後は赤ちゃんのお世話で睡眠不足になりやすく疲労がたまります。実母に赤ちゃんを頼んで、まとまった睡眠を取ることもできますね。

里帰り出産をするママのデメリットとは

里帰り出産をする際には、パパや実家の両親が同意していることが大切です。実家の家族は嬉しい反面、大変な部分もあるでしょう。

離れて暮らすことに寂しさを感じるパパもいます。赤ちゃんと一緒に過ごす時間が少ないために、父親としての自覚がなかなか持てないというケースも少なくないようです。ママ側も、相談したいときにパパが近くにいないことなどで、ストレスを感じることもあるようですよ。

実家が遠い場合は、転院先を探す必要があります。手続きをする手間や、希望どおりにいかない可能性があることも理解しましょう。

また、実家での滞在が長くなると、親と衝突してしまう場合もあります。赤ちゃんのお世話に口を出されてケンカになることもあるようですよ。

気になる出産後の入院期間やできることは?

入院期間は予定どおりにならないことも

一般的な産後の入院期間は、普通分娩で出産後5日間程度、帝王切開の場合は7~10日間程度とされています。経産婦は初産婦より1日早く退院できることも多いようです。

これはあくまで、赤ちゃんに問題がなく、ママが順調に回復している場合です。産後の経過がよくないと予定より長引く場合もあります。

最近では、赤ちゃんとママの調子がよければ、早めに退院をさせる病院もあります。予定より早く退院の許可が出ても、ママが不安に感じるなら医師に相談しましょう。

低体重で生まれてきたり、赤ちゃんにトラブルが起きたりしたときは、先にママだけが退院する場合もあります。パパが退院日に合わせて予定を立てても、入院期間は予定どおりにならない可能性があることを念頭に置いておきましょう。

産後の入院期間にママができることとは

産後の入院は、ママの体の回復や赤ちゃんの健康状態のチェック、赤ちゃんのお世話の指導がメインになります。

自宅に戻ってから赤ちゃんのお世話がスムーズにできるよう、授乳やおむつ替え、沐浴などの指導を受けます。赤ちゃんのお世話をしながら、おむつ替えや授乳時間、睡眠時間なども記録するので、入院中のママは思ったより忙しいのですよ。

出産後は、すぐに赤ちゃんと同室になる場合や、翌日から、または昼間だけ赤ちゃんと同室になる場合など、産院よって方針が様々です。

退院前には、退院後の生活についての指導、ママと赤ちゃんの1カ月健診の予約や健診内容、持ち物の説明を受けます。不安なことや分からないことは、入院中に医師や助産師に相談しましょう。

ママが入院中にパパも一緒に注意すること

出産後のママの体は疲れています。新生児のお世話は夜間も忙しくまとめた睡眠がとれないので、昼間はゆっくり過ごしたいママもいるでしょう。

赤ちゃんと一緒に寝ているところや授乳中に、義両親が面会に来て休めない場合があります。赤ちゃんに会いたい気持ちも分かりますが、パパに義両親の面会の回数を減らす、授乳後などのタイミングを考えてくるようにお願いしてはいかがでしょうか。言いづらいようなら、産院に相談すると面会の制限をしてくれる場合もありますよ。

また、大部屋の場合は、パパの面会時間や滞在時間を考えましょう。大声で話したり、パパの家族や友だちと大勢で来たりするのはマナー違反ですよ。また、ママの不安を聞くことや、ママと一緒に医師の話を聞くことも大切な役目ですよ。
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