正産期と呼ぶのはいつから?正期産との違いやママが注意すること
臨月~正産期は胎動の変化にも気をつけよう
胎動を感じる位置が以前より下に感じる
赤ちゃんが下がってくると、胎動を感じる位置が以前より下に感じることがあるかもしれません。逆子の場合は胎動を感じる場所が違ってくるでしょうし、ママによって胎動の感じ方は違いますからあまり変化がないというママもいるでしょう。
ただ、今まで感じていた胎動よりも弱くなった、胎動が激し過ぎるかもしれない、などと不安に思うことがあれば、病院に相談してみましょう。ママが安心できることはお腹の赤ちゃんにとっても大事ですよ。
胎動の減少を感じる一方で強くて痛いことも
このように、出産が近づいても胎動そのものは減少する訳ではないことから、多少でも感じていれば心配ない場合が多いですが、まったく感じなくなった場合はすぐに受診をしましょう。
反対に、臨月になっても胎動を強く感じ、痛いとさえ感じるママもいるかもしれません。胎動の感じ方もママによってそれぞれですが、赤ちゃんの動く強さも違うのです。生まれる直前まで元気に動く場合もありますから、強過ぎても心配しなくて大丈夫ですよ。
胎動を観察して異変があれば病院へ連絡を
まずは、横になってしばらく安静にしてから胎動をチェックしてみましょう。体の左側を下にするシムスの体位をして力を抜くと、胎動を感じやすくなります。
赤ちゃんはママのお腹の中で眠ったり起きたりを約20分サイクルで繰り返していますから、1時間以内に胎動を感じられたら大丈夫でしょう。1時間待っても感じられなければ、赤ちゃんが弱っている可能性もあるので一度病院に連絡した方がよいかもしれませんね。
ママが不安になれば赤ちゃんにも伝わりますから、安心するためにも早めに診てもらいましょう。
正産期に入って改めて確認や注意すること
入院準備の再確認をしっかりと
入院準備物は病院によって少し違いがありますが、マタニティパジャマや産褥ショーツ、お風呂セットなどのほかにも、母子手帳や健康保険証、印鑑、お金なども必要になりますよね。
お産が始まると取りに帰るのは難しいですし、ママしか収納場所が分かっていないとパパにお願いしても困ってしまいます。いつお産がきても大丈夫なように、入院準備物は一つのバッグに入れて玄関など、分かりやすい場所に置いておきましょう。
立会い出産をするかどうか夫婦で決断を
立会い出産は命の誕生する感動する場面と思うと「立会い出産は体験したい」と思えるかもしれません。しかし、立会い出産は夫婦で出産を乗り越えられるというメリットがありますが、出産の現場は出血が見えたり、胎盤の独特のにおいがしたりなど、パパによっては体調を崩す方もいるようです。
お産中にパパが倒れると、周りの方に大変な迷惑がかかります。ママの「立ち会って欲しい」という気持ちは分かりますが、パパの気持ちも聞きながら立会い出産をするかどうかを決めておきましょう。立ち会う場合は、お産中にパパにして欲しいことを伝えておくとよいかもしれませんね。
食事には十分に注意しよう
しかし、正産期に入ったからといって油断は禁物です。妊娠中に必要以上に食べ過ぎてしまうと、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの病気になる危険性があります。赤ちゃんが無事に生まれるまでは何があるか分からないので、今まで通り食事には気をつけることが大切です。
あまり神経質になるとストレスが溜まりママやお腹の中の赤ちゃんにも悪影響なので、食べる量や塩分に気をつけながら好きなものを少しずつ楽しむとよいですね。
まとめ
胎動を感じるようになったら、定期的に赤ちゃんの胎動を確認する習慣を持ちたいですね。日ごろの胎動を知っていれば、いつもと胎動が違った場合にもすぐに対応できそうです。
正産期前まではお腹が張ると休むことが大事でしたが、正産期になれば少し張るくらいが出産が近づいているサインでもあるため、心配することはないでしょう。正産期について知り、無事に出産を迎えられるとよいですね。