出産後のお風呂はいつから入れる?注意点と気になるお湯漏れについて
産後のママが安心してお風呂に入れるように
赤ちゃんは様子が見えるところに
赤ちゃんと一緒にお風呂に入らない場合、ママがお風呂に入っている短い時間でも赤ちゃんの様子が気になりますよね。お風呂の途中でも赤ちゃんの様子が分かるように、赤ちゃんは様子の見える脱衣所に寝かせておくのがおすすめです。
バウンサーや座布団、マットなど、安全に寝られる場所を確保し、こまめに様子を見ながら入浴しましょう。赤ちゃんがぐっすり眠っている時間帯にお風呂に入ると安心ですよ。
パパがいるとリラックスしてお風呂に入れる
ママは毎日24時間体制で赤ちゃんのお世話に奮闘しているため、心身ともに疲れていますよね。お風呂に入ると血流がよくなりリラックス効果が高まるので、赤ちゃんのことを気にせずに入れるとママのストレス発散にもなるでしょう。
赤ちゃんのお風呂は日中にベビーバスで入れるかパパに任せて、ママがひとりで入る日も作ってみましょう。お風呂タイムで、ママの疲れやストレスが癒えるとよいですね。
体調が悪い日はお風呂を控えよう
ママの体調が悪い日は、無理にお風呂に入らなくて大丈夫です。体調が悪いまま入浴すると、貧血を起こしたり、体調が悪化したりする可能性があります。赤ちゃんはパパや祖父母に任せて、ママはお風呂を控えてゆっくり過ごしましょう。
赤ちゃんがいると気が張ってなかなか休めないかもしれませんが、周りに頼ってお風呂を控えるだけでなく、体や心を休ませる時間も作ることが大切ですよ。
お湯漏れでチェックできる産後の体の様子
お風呂の後に水が出てくるのはお湯漏れ
お湯漏れは、妊娠出産で骨盤底筋群の筋力が低下して膣が緩くなったことや、出産時に開いた骨盤が閉じていないなどが原因とされています。そのため、湯船に浸かっているときにゆるくなった膣にお湯が逆流して入ってしまうのです。
湯船から出てすぐに出ることもあれば、少し時間が経ってから漏れてくる場合もあります。ちょろちょろ流れ出てくるときやドバッと出てくる場合など、ママによって様々です。着替えた後に出てくることも多いので、下着や服を濡らさないようナプキンをあてておくと安心ですね。
いつか治るという油断は禁物
通常子宮脱は50代以上に多く、頻尿や尿が出にくくなる、膣内の異物感などの症状が現れます。出産回数が多い、大きな赤ちゃんや双子の出産、高齢出産の人などはリスクが高いといわれていますよ。
ですが、最近では出産未経験の20代の発症ケースも見られるようです。発症すると手術などの治療が必要になる場合もあるので、骨盤底筋群を鍛える体操などで膣のゆるみを改善しましょう。
お湯漏れの対策には骨盤スクワットを
お家で簡単にできるトレーニングとして、骨盤スクワットをすすめられることが多いようです。骨盤の矯正やダイエット効果も期待できるので、次のような要領で試してみましょう。
・肩幅に足を開き45秒かけて腰を下し限界まで体を下ろす
・15秒かけてゆっくりと元の位置に戻る
上半身は前に傾かないようまっすぐに、つま先は外側に向けるのがポイントです。最初はきついですが、毎日無理のない程度に続けていくうちに楽にできるようになりますよ。1カ月健診に医師から異常なしと診断されてから、スタートしてくださいね。
まとめ
初めて体験するお湯漏れに戸惑うママもいるかもしれませんね。お湯漏れは産後の体のバロメーターにもなります。適切なエクササイズなどでケアしていきましょう。
1カ月健診で医師の入浴のアドバイスをもらうと安心です。自分で判断して入浴やエクササイズを始めると、思わぬトラブルを引き起こす可能性があるので注意してくださいね。