赤ちゃんがストローでこぼしてしまう。原因別の対処法をご紹介します
離乳食が順調に進みはじめた6~8カ月頃から、ストローで飲む練習を始めるママが多いと思います。哺乳瓶やおっぱい以外の飲み方を経験していない赤ちゃんが、ストローでこぼさずに飲めるようになるにはどうしたらよいのでしょうか。赤ちゃんがストローでこぼしてしまう原因とその対処法をご紹介します。
赤ちゃんがストローでこぼしてしまう原因
吸う力加減がわからず口に入る量が多すぎる
ストローを口にしたときに吸うと分かったとしても、今度は吸う力加減が難しくなります。力の加減をすることは赤ちゃんにとっては難しいことですから、まずはおっぱいやミルクを吸っていたときと同じ力で吸うでしょう。
赤ちゃんの中には、おっぱいが切れてしまうことがあるくらい強い力で吸う子もいます。おっぱいや哺乳瓶と同じように飲むと、吸う力が強すぎて大量の飲み物が口に入ってしまい、こぼれてしまうことがあるのです。
中に入っている飲み物の味が嫌い
好きなものなら飲んでくれるだろうと甘いジュースを飲ませて、お茶や湯冷ましを飲まなくなってしまってはよくありません。赤ちゃん用のジュースはときどきなら大丈夫ですが、いつも飲むのは健康上の心配がありますので、お茶か水が飲めるようになるとよいですね。
お茶もメーカーによって違いますし、色々と試して赤ちゃんが好きな味のものを見つけておくと、いざというとき安心です。
ストローで遊び飲みしているのかも
赤ちゃんにとっては、お茶が口から出てくる感触や、冷たい感覚、濡れることが楽しいのかもしれません。本当に喉が渇いているときは、こぼさずにごくごくと飲むようでしたら、口からダラーとこぼしているときは遊び飲みをしているのでしょう。
遊び飲みがいつから始まって、いつ終わるのかは、それぞれによって違います。きっと、楽しみきって飽きてきたら終わりになるのでしょう。遊び飲みはいつまでも続くものではありませんので、一時的なものだと理解して、ママも大らかな気持ちで対応したいですね。
ストローに慣れていない場合の対処法
防水エプロンに防水シートで濡れる対策を
水浸しにならないためにも、飲みこぼしをしても周囲が濡れないような対策をしてみましょう。赤ちゃんには防水エプロンを着せて、床下には防水シートを敷いてみるのはいかがでしょうか。
防水エプロンは袖がついているものもありますから、上半身は濡れなくてすみますし、シートは簡単に拭くことができます。濡れたときの対策をしておくと、こぼしたとしてもママがイライラしなくてすみますね。赤ちゃんにとっては、ママが笑顔でいてくれるのは嬉しいことなのです。
細いストローに変えてみよう
細いストローは、一度にたくさんの飲み物が口に入りませんので、吸いすぎてこぼしてしまうことは少なくなります。また、力が弱くても吸えますので、吸う力を弱くして吸う練習もできるでしょう。
ただし、細いストローは口の真ん中で吸うのが少し難しいようです。そんなときはママがそっと口の真ん中にもっていき、手伝ってあげてください。飲むのが上手になってきたら、太さを変えても上手に飲めるようになるでしょう。
飲み物の種類を変えてみよう
赤ちゃんの飲み物としてよくあげられるお茶ですが、お茶にも麦茶、お番茶、十六茶などがあり、メーカーによっても味が微妙に変わってきます。水分補給によいとされているイオン水も、甘みだけのものからほのかな味がついているものもあります。
赤ちゃん用のジュースも、果物ジュース、野菜ジュース、ヨーグルト風味の乳酸菌飲料など、色々な味のものがあります。その中から砂糖不使用のものを選んで飲ませたいですね。好きな飲み物ならストローで上手に飲んでくれるでしょう。