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6歳児向けの自転車選び。6歳児に合うサイズや苦手な子の練習方法

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自転車が苦手な子の練習法とは?

補助輪とペダルを外して練習しよう

補助輪のない自転車に乗るためには、バランス感覚が大切です。まずは補助輪とともにペダルもはずし、地面を蹴ってバランスをとる練習をしましょう。地面を蹴り、足を離している時間を徐々に長くしていくことでバランス感覚が養われていきます。

一般的な自転車のペダルは、スパナという工具ではずすことができます。ただしサイズ調節ができないスパナの場合、ねじのサイズに合ったものを選ばなければなりません。

ペダルのねじは15mmが基本ですが、この15mmはほぼ自転車専用のサイズですので、一般的な工具セットの中には入っていないことが多いでしょう。買い足すのもよいですが、今後使う予定がないのであれば、自宅での取り外しは諦めて、自転車屋さんにお願いする方がよいかもしれません。

ペダルを漕ぐ練習をしよう

ペダルなしの自転車でバランスがとれてきたら、この状態でハンドルさばきができているかをチェックしましょう。まっすぐ走るときはバランスが取れていても、曲がるときにうまくできなければ、ペダルを漕ぐ練習に集中できません。

ハンドルさばきができていれば、いよいよペダルを漕ぐ練習です。ペダルの漕ぎ方が分からない場合は、まずスタンドを立てたまま、漕ぐ練習をしてみるとよいでしょう。

練習中、恐怖心からゆっくり慎重にペダルを漕ぐ子どもが多いのですが、自転車はゆっくりの方がバランスがとりにくいものです。最初はママが支えてあげるなどして恐怖心を取り払い、早くペダルを漕ぐように声がけをしてくださいね。

ペダルをはずした状態でバランスがとれている子どもなら、数時間の練習で随分上手になりますよ。

ブレーキの使い方を練習しよう

次は止まる練習です。自転車に慣れていない子どもは、スピードは出せるようになってもブレーキがかけられない、またはかける力が弱すぎて止まらないことが珍しくありません。

まず「ブレーキは必ず左右両方を同時にかける」ということから伝えましょう。言葉だけでは理解が難しそうならば、ハンドルを握っている子どもの手の上からママの手を重ね、一緒にブレーキをかけてみてください。この方法なら、ブレーキをかけるのに必要な力加減も伝えることができますよ。

子どもは「どのくらい前にブレーキをかければ、目的の場所で止まるか」がわかるようになるまでは、止まりたい場所の直前でブレーキをかけがちです。しかしこれでは停止線から飛び出してしまう可能性が高く危険ですので、タイミングがわかるようになるまでは、公道を走るのは控えましょう。

子どもの安全を守るためのポイント

自転車に乗るときはヘルメットを忘れずに

どんなに自転車の性能がよくても、転ぶ可能性はゼロにはなりませんから、自転車を購入する際は、ヘルメットも忘れずに準備しましょう。

子どもの自転車による死亡事故の半数以上が、頭部へのダメージが原因です。ヘルメットは頭部へのダメージを大幅に軽減してくれますから、ヘルメットを着用していれば守れた命も少なくないといわれています。自転車に乗るときには必ずヘルメットをかぶるよう、子どもと約束するとよいでしょう。

ただしヘルメットは頭の大きさや形にフィットしていないと、いざというときに脱げてしまう危険性がありますから、試着してから購入しましょう。また安全基準を満たした証である「SGマーク」がついているかも必ずチェックしてくださいね。

交通ルールをきちんと伝えよう

自転車は「軽車両」と呼ばれる車両の一つで、「道路交通法」で定められたルールを守らないと車と同じように刑に処せられることもあります。

なにより子どもでも自転車に乗ると、被害者だけでなく加害者になる可能性もありますから、歩行者のとき以上に交通ルールやマナーを順守しなければなりません。

特に安全確認を怠ったり一時停止を忘れてしまったりすると、事故につながりやすいので、交差点での左右確認や徐行の方法、一時停止の標識については実地で具体的に伝えましょう。

また通常、自転車は車道を走行しなければなりませんが、13歳未満の子どもは歩道を通行できます。車道は危ないですので、歩行者の邪魔にならないよう、歩道をゆっくり走るように伝えてくださいね。

もしもに備えて!自転車保険に加入しよう

2008年に発生した、子どもが乗る自転車が歩行者に衝突した事故で、子どもの保護者に高額な賠償命令が出ました。これがきっかけで、自転車保険への加入を義務づける自治体が増えています。

現状、義務化の地域で加入していなくても罰せられることはありませんが、10代以下は事故の被害者にも、加害者にもなりやすいという調査結果もあるため、もしもに備えて必ず加入しましょう。

自転車保険には月額300円程度の掛け金で加入できるものや、1人が加入すれば家族全員が保証を受けられるものなど、各社から様々なプランが販売されています。

ただし自動車保険や火災保険に「個人賠償責任特約」が付帯できる場合は、あらためて自転車保険に加入する必要がない場合もありますので、加入前にチェックしてくださいね。

まとめ

自転車は補助輪を外して乗れたらOKではありません。ブレーキのかけ方や安全な乗り方、交通ルールやマナーを教えるのも親の責任です。大切な子どもが被害者にも加害者にもならないように、小さいうちから正しい乗り方を身に着けましょう。

また自転車は定期的に自転車販売店などで点検、調整を受けてください。その際、サドルの高さだけでなく、ブレーキバーの幅にも注意が必要です。ブレーキバーの幅が手の大きさに合っていないと、ブレーキが利きはじめるまでの時間が遅くなり、いざというときに間に合わない危険性があります。
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