子どもの生活リズムを直したい!直すためのポイントと睡眠の重要性
子育てをする中で、「寝かしつけが一番苦労する」というママも少なくないと思います。幼児期の子どもにとって、正しい生活リズムを作り十分な睡眠を取ることは重要な意味を持ちますよね。ここでは、子どもの乱れがちな生活リズムを直すためのポイントと、睡眠の重要性などについて解説していきます。
今の生活から原因を探ってみよう
夜の就寝時間は遅くなっていないか
幼児期の子どもに必要な睡眠時間は、1~2歳で11~14時間、3~5歳で10~13時間程度が理想とされています。仮に3歳児が朝8時に起きると考えると、19~22時には寝つくのがよいでしょう。
夜寝る時間が遅くなれば、必然的に朝起きる時間も遅くなってしまいます。無理に起こそうとすると子どもがぐずるので、ママのストレスも増すばかりでしょう。遅くても21時ころまでには布団に入って寝る準備ができるように、段取りよく時間を使うことが大切です。
朝ごはんをしっかり食べているか
朝食を抜くと脳が栄養不足状態に陥り、一日中ぼーっとして、集中力や記憶力がないまま過ごすことになります。もちろん脳にとってだけでなく、体にとっても朝食で栄養補給することは重要です。食後は体温が上がって、午前中から元気に活動できますよ。
また、朝食を摂ると胃腸にも刺激が与えられるので、食後に便意をもよおすきっかけになります。朝の「よいウンチ」は、健康的な生活習慣には欠かせない要素です。
運動(遊び)は十分に足りているか見直そう
子どもは、ママが「寝かしつけよう」と必死になると逆に寝ない、という場合もあります。子どもにはなぜか、ママの焦りやイライラが伝わるのですね。日中にたくさん運動して疲れていれば、寝かしつけを頑張らなくても、時間になればウトウト眠たくなり始めるものです。
ただし、疲れ過ぎてお風呂や夜ごはんの前に寝てしまわないように、うまく時間調節しましょう。太陽の光を浴びて遊ぶと、思った以上に疲れて眠くなるようですよ。
生活リズムを直すためのポイント
まずは「早起き」から始めてみよう
人間は、朝日を浴びることで体内時計がリセットします。早起きして太陽の光をたっぷりと浴びるようと、午前中から脳や体が活発に活動しますよ。
また、早起きを続けると、夜に早く寝る習慣もつきやすくなります。体内時計がリセットされることで生活リズムが整い、夜になれば自然と眠たくなるからです。質のよい睡眠で一日の疲れが取れると、翌日また元気に動ける丈夫な体を作れるでしょう。「早起きは三文の徳」と昔からいわれるのも納得ですね。
お昼寝の時間や必要性を見直してみよう
体調不良や疲れ過ぎでやむを得ずお昼寝をしてしまったとき以外は、成長とともに日々のお昼寝の時間を徐々に短くしていき、最終的にはお昼寝卒業を目指してもよいでしょう。
2、3歳くらいでまだまだお昼寝が必要という場合は、遅くても15時ころまでにはお昼寝から目覚めるのを心がけたいですね。お昼寝中はママがほっと一息つける貴重な時間だと思いますが、子どもの生活リズムのためにも長時間寝かせることは避けることが大切です。
お風呂と食事の時間を見直してみよう
何をするにも予定していた時間通りに済ませられず、「あ~!もうこんな時間」と焦るときもあるでしょう。日々やらなくてはならないことをルーティーンにしてしまえば、規則正しいリズムで生活しやすいですよ。
なんとなく時間を使うのではなく、「17時にお風呂」「18時に夜ごはん」「19時に寝かしつけを始める」など、大まかな時間を決めておくと、無駄が省けてリズムが作りやすいです。お風呂や食事の時間が日によって違ったり、極端に遅かったりしないか見直してみましょう。