お花を長く楽しめるドライフラワー!基本の作り方や飾り方のポイント
草花を乾燥させて作る「ドライフラワー」は、水換えの手間やすぐに枯れてしまう心配がなく、お花を手軽に長く楽しみたいママにぴったりです。生花のようなみずみずしさはないけれど、ドライフラワーの持つ落ち着いた雰囲気はとても魅力的ですよね。今回は、ドライフラワーの基本の作り方や、ポイントを紹介します。
ドライフラワーの基本について知ろう
基本的なドライフラワーの作り方
作り方はとても簡単です。ドライフラワーにしたい花を用意し、余分な葉を取ってから逆さまに吊るすだけ。環境にもよりますが、1~2週間ほどしっかり乾燥させればできあがりです。
【きれいに作るためのポイント】
・むらなくしっかり乾燥させるため、束ではなく1~2本ずつ吊るすのがおすすめです。
・花の色がくすむのを防ぐため、直射日光の当たらない風通しのよい場所で乾燥させます。
・仕上がりがきれいになるよう、できるだけ新鮮な花で作りましょう。
また、乾燥剤の「シリカゲル」を利用して作る方法もあります。ホームセンターなどで、ドライフラワー用乾燥剤として販売されているものを使ってみましょう。シリカゲルを使って作るメリットは、花の形が崩れにくく花色を保ちやすい点、また乾燥時間が自然乾燥より短くなる点などがあります。
ドライフラワーに向いている花とは
まずは、ドライフラワーの定番「バラ」です。カラーが豊富で花びらが多く厚みもあるため、乾燥してもボリュームを保つことができます。ドライフラワーにすると色味は暗くなります。そのため、乾燥後の色をイメージして選んでみましょう。また、「ラベンダー」もおすすめですよ。乾燥しやすく、ドライフラワーにしてからもよい香りが続きます。
ほかにも、丸い花が可愛らしい「千日紅」や、色あせが少ない「スターチス」などは、もともと水分が少ないので乾燥させやすく失敗の少ない花です。
一つ飾るだけで存在感を放つ「アジサイ」も忘れてはいけませんね。ほかにも、小さなポンポンのような黄色い花が美しい「ミモザ」もおすすめですよ。
親子でドライフラワー作りに挑戦してみよう
子どもと一緒に好きな花を用意しよう
たとえば、春に黄色い花を咲かせる七草の一つ「ハハコグサ」は花の色がきれいでおすすめです。また子どもが大好きな「ねこじゃらし」も、ドライフラワーにすることができますよ。フワフワした穂が、お部屋を優しい雰囲気にしてくれます。
ほかにも「シロツメクサ」や「アザミ」なども素敵に仕上がります。作る途中の乾燥していく様子や乾燥後の変化など、子どもと一緒に楽しんでみましょう。
電子レンジを使って作ってみよう
ドライフラワーにしたい花を用意します。不要な茎や葉を取り除き、土や虫などがついていないかチェックしましょう。耐熱皿や耐熱容器に花同士が重ならないように直接入れ、ラップをかけずに600Wで30秒~1分、様子を見ながら加熱します。これを数回繰り返せば、あっという間に完成です。加熱しすぎると焦げることがあるので、注意しましょう。また、花によって加熱時間が違うので、種類別に分けて行うとよいですよ。
レンジから出したての花は、大変熱くなっています。子どもが触ってやけどしないよう気をつけましょうね。
100均アイテムでハーバリウムもできる
【用意するもの】
・ドライフラワー
・透明で密閉できる容器
・ベビーオイル
はじめにカビの発生を防ぐため、容器をきれいにします。水洗いして乾燥させた後、消毒用のアルコールスプレーで内側もしっかり拭きましょう。その中にドライフラワーを切ったり向きを変えたりして、デザインを考えながら入れていきます。その後、配置が崩れないよう静かにオイルを上まで注ぎ、蓋を閉めれば完成です。
花が浮いてしまわないよう、葉や茎で押さえるようにしておくとよいですよ。ハーバリウムならではの、透明感を楽しんでみましょう。
アレンジの幅が広がる!いろいろな飾り方
ボトルにいれて可愛く並べよう
ボトルは、100均のキャニスターやコルクボトル、ジャム瓶などを利用してみるのもよいですよ。この方法は、茎が折れてしまった花でも飾ることができます。
一つの瓶に入れる花の色味をあわせるとシックに、様々な色を混ぜると華やかなイメージになります。ボトルの蓋に麻布をかけてリボンで結ぶなど、デコレーションも楽しんでみましょう。
リースにしてお部屋のアクセントに
飾りたい季節をイメージして、リースを作ってみるのもよいですね。部屋の雰囲気をガラリと変えてくれるリースは、玄関や扉に飾るだけではなく寝かして中央にキャンドルを置いたり、写真の額代わりに飾ってみたりするのも素敵ですよ。