冬の乾燥から肌を守ろう!加湿器の選び方や簡単にできる乾燥対策方法
寒い季節の悩みといえば、空気の乾燥。湿度が低下すると肌の乾燥や感染症の危険が増すので、子どもを持つご家庭では特に対策が必要ですね。室内の乾燥対策に役立つのが加湿器。でも色々な種類があって、選ぶのに迷う方も多いと思います。今回は乾燥から肌を守る方法と、加湿器の種類、おすすめの選び方をご紹介します。
家庭にあった加湿器選びで冬の乾燥対策を!
知っておきたい加湿器の種類や特徴
気化式は、水を含んだフィルターに風を当て、湿った空気を放出します。蒸気の吹き出し口が熱くならず電気代も控えめですが、室温が下がる、カビや雑菌が繁殖しやすい特徴があります。
スチーム式は、ヒーターで水を温めて放出し、素早く加湿します。雑菌やカビの繁殖も少なく衛生的ですが、吹き出し口が熱くなります。
超音波式は、超音波の振動で水分を飛ばし、吹き出しから冷たい水煙が上がります。水の粒子が大きいため、床が濡れる、結露が起こる場合があります。
ハイブリッド式は、気化式+スチーム式の二つの機能で効率よく蒸気を発します。サイズが大きく、価格も高めです。
子どものいる家庭は「気化式」がおすすめ!
子どもは加湿器の蒸気に興味を示して、蒸気に触れてしまうこともあります。ママが目を離したときに、加湿器の吹き出し口に触ってしまったら…。熱い蒸気が出る加湿器であれば火傷の可能性もありますよね。
そうした事故を防ぐためにも、小さな子どものいるご家庭には「気化式」のタイプがおすすめです。気化式は湿った空気を放出するので、吹き出し口が熱くなることもありません。その分、お手入れはまめにすることが必要になりますが、子どもの火傷などの危険性も少ないので安心して使用できますよ。
ライフスタイルにあった加湿器選びをしよう
例えば、子どもが小さくて日中も自宅で過ごしているのなら、長時間の使用でも効率よく稼働してくれるハイブリッド式加湿器にする。アレルギーを持った家族がいるなら、雑菌などの拡散リスクの少ないハイブリッド式や、空気清浄機能付きの加湿器を利用する。寝室での使用であれば、運転音が気になりにくい超音波式を使用する。こうした選び方もおすすめですよ。ご家庭の生活スタイルに合わせて加湿器のタイプを選択してみましょう。
また加湿器を置く場所が限られていることもあります。そうした点を考慮して選ぶのもよいと思います。窓やカーテンのそばに置く場合は、結露しにくい気化式もおすすめです。
お金をかけずにできる冬の部屋の乾燥対策法
洗濯物や濡れたタオルを室内に干す
一つ目は、洗濯物や濡れたタオルを部屋干しする方法です。小さな子どもがいると、何かと洗濯物も多くなるので、「部屋干しで加湿」は一石二鳥ですね。できるだけ日の当たりやすい窓側に干すことで加湿効果がUPします。子どもの服を数枚部屋干しするだけでも、お部屋の乾燥が緩和できますよ。
「洗濯物を干すのはちょっと…」という方は、フェイスタオルやバスタオルを濡らして、水滴が垂れない程度に絞ってから部屋干しするだけでもOKです。お好みのアロマオイルをタオルに数滴含ませれば、ディフューザー代わりにもなってくれます。
冬は室内干しで乾燥対策!室内干しのメリットとスッキリ乾かすコツ - teniteo[テニテオ]
洗濯物がすっきりと乾きにくい冬場は、どうやって干そうか悩むママも多いですよね。あまり乾いていなくて、3日間ぐらい干しっぱなしということもあるでしょう。乾かないときは室内干しにしてみるのもよいかもしれませんよ。乾燥対策にもなる室内干しのメリットや、スッキリ乾かすためのコツをご紹介します。
入浴後お風呂のドアを開けたままにしておく
加湿したいお部屋がお風呂に近ければ、それだけ加湿効果も高くなります。お風呂上がりには、肌からも一気に水分が蒸発していくので、浴室内の蒸気を利用すれば肌の乾燥対策にもなります。
ただし、この方法は大量の蒸気を室内に流すので、デメリットもあります。お風呂場付近の壁や窓が結露してしまうこともあるので、後から壁や窓のチェックをしてくださいね。
このデメリットも、お風呂のドアを開けている間に扇風機やサーキュレーターを使えば解決できます。風の流れでスムーズに蒸気を拡散するので、ほかの部屋を一気に加湿ができ、窓や壁の結露防止にも一役買ってくれますよ。
水を入れたコップや洗面器を置いておく
グラスやマグカップなどの容器に水を入れて置いておくだけでも、加湿効果があります。部屋全体を加湿するほどのパワーはありませんが、卓上用の加湿器代わりとして使用できるので、子どもが寝てから育児日記を書くとか、ママが一日の終わりに1人時間を楽しむときなどに使えますね。
また。洗面器やボウルなどの口の広い容器の中にお湯を入れれば、より水分が気化しやすくなり、コップに比べるとさらに広範囲へ、スピーディーな加湿が可能になりますよ。
アロマオイルを数滴たらせば、お好みの香りに包まれながら過ごすこともできるので、ママのリラックスタイムにも活用してみましょう。