ねんねトレーニングはいつから始める?準備や方法と成功のポイント
泣かせたまま自分で泣きやむまで待つ
しかし、赤ちゃんが泣いたからといって抱っこしてしまうと「ママは泣くと来てくれる」と赤ちゃんが覚えるため、毎日ママが来るまで大泣きする可能性があります。泣いている声を聞くと罪悪感を持ち辛くなるママの気持ちは分かりますが「慣れるまでの辛抱」と思ってひとりで泣きやむのを待ってくださいね。
練習を始めた数日はママがいない寂しさから泣く赤ちゃんは多いですが、少しずつ泣く時間が減っていくのでママも一緒に頑張りましょう。
赤ちゃんが寝るまでそばで見守り泣かせない
「うちは賃貸マンションだから、夜に赤ちゃんに泣かれると困る」「赤ちゃんにひとりで寝てほしいけれど、泣いて近所迷惑にならないか心配」というママも多いでしょう。そのような方は、赤ちゃんが眠りに入るまでそばで見守って、なるべく泣かせないように工夫するとよいですよ。
赤ちゃんはママがそばにいると、気持ちが安定します。ママが近くにいるとスムーズに寝る子もいるので、大泣きする場合は見守ってみてくださいね。
入眠儀式にはどんなものがあるの?
絵本を読むママやパパの声にリラックス
なかでも、絵本の読み聞かせを習慣化する家庭は多いですよね。絵本の読み聞かせは優しいママやパパの声に赤ちゃんが心からリラックスできるため、聞いていると自然と眠気を誘うことができるでしょう。
眠る前に読み聞かせをするときは、優しい声でゆっくりと読むのがポイントです。読んでいるママやパパまで眠くなり、優しいお話に心が癒やされそうですね。
背中をリズミカルにトントンする
一定のリズムでトントンとすると、最初は落ち着きがない赤ちゃんでも時間が経つにつれてママの手のリズムに集中するようになります。ずっとリズムを一緒に刻んでいくうちに心が落ち着いてウトウトと眠たくなり、抱っこしてもらわなくても自然に眠りにつくことができますよ。
ママの手がふれていると、子どもは守られているような安心感に包まれます。リズムを刻むママの優しいぬくもりを感じながら、心地よく眠ることができるでしょう。
ゆったりとしたリズムの子守唄を歌う
・「ゆりかごのうた」
昔からある定番の歌で「なんとなく歌詞やメロディーを覚えていたから歌っている」というママも多いようです。歌詞がやわらかいため、歌っているママまでウトウトと眠たくなりそうですね。
・「見上げてごらん夜の星を」
こちらは知っている方も多い坂本九さんの有名曲ですが、歌詞のよさに「子どもに歌って聴かせたい」と子守唄に選んでいるママがたくさんいますよ。
ねんねトレーニングをするときのポイント
赤ちゃんが寝るときに授乳しないこと
赤ちゃんにおっぱいを与えているママの場合、寝かしつけのときに「おっぱいを吸いながら赤ちゃんが寝ている」という方は多いのではないでしょうか。赤ちゃんは、おっぱいを飲むとお腹がいっぱいになるだけでなく心が落ち着くため、ぐずることなく眠りについてよいですよね。
しかし、おっぱいを飲んで寝る習慣がついていると、おっぱいを吸わないと寝られないようになっていることが多いです。まずは、トレーニング前におっぱいを飲まずに寝る練習から始めてみましょう。
ママは失敗しても焦らず気楽に取り組もう
「いつかはひとりで寝てくれる日がくるといいな」「まだ1歳になっていないし、ひとりで寝るのは難しいよね」など、気楽に取り組むことが大切ですよ。ママがリラックスして取り組むと、赤ちゃんも不安な気持ちが解消されやすいでしょう。
時間がかかっても、少しずつ赤ちゃんに変化が見られるとよいですね。
ママにとって不要ならしなくてもよい
先輩ママの話では、赤ちゃんと一緒に寝ていると夜中でもこまめに起きることがあるので、大変なこともあるといいます。しかし「成長したらいつかはひとりで寝られるようになるんだな」と思うと、今は一緒に寝ていたいと話してくれました。
パパも育児に協力的で夜中の寝かしつけも担当してくれるそうで、一緒に寝ることが負担になっていないそうですよ。
ねんねトレーニングにこだわらなくてもOK
ねんねトレーニングのデメリット
よい点ばかりクローズアップされるねんねトレーニングにもデメリットはあります。たとえば、子どもが寝つくまでの間、子どもの辛そうな泣き声を聞きながら抱き上げないままでいるのは辛いですよね。ママと子どものためだと理解していても、心が折れて諦めてしまうママも珍しくありません。
2~3日で子どもが慣れればよいのですが、子どもがなかなか寝つけず泣き声が続くと、ママも苦しいですよね。いずれ成長すれば、一人で眠れるようになると割り切るのもアリですよ。
ありがちな失敗例について
ねんねトレーニングを成功させるためには、日中どのように過ごすかも大切ですね。朝起きる時間が決まっていなかったり、毎日適当な時間に昼寝をさせたりしていると生活リズムが狂いがちになって夜スムーズに寝つくことができません。そこで諦めて失敗してしまうママもいます。
また、子どもの体調が悪いときに無理に始める必要はありません。子どもが病気のときはねんねトレーニングは中断し、添い寝をして様子を見守るようにしたいですね。
途中で変えず一貫性があればOK
一番よくないのは、育児本にあったトレーニング法を試してみたけれど合わないから、ほかの方法にしてみようと、途中で変えることです。子どもが戸惑ってしまいますよ。
知人の子どもは、ママが絵本を読みきかせた後、子どもが寝入るまでつき添う必要があるそうです。添い寝をすると知人もうっかり寝てしまうので、そばで毎晩読書やパソコンでの仕事をしていると話してくれました。
ママが実践しやすい方法で寝かしつけをしてみましょう。
まとめ
「失敗しても大丈夫」「今のうちにかわいい寝顔をたくさん見ておこう」など、おおらかな気持ちでママが過ごせると、赤ちゃんもひとりでも安心して眠れるようになっていくでしょう。