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子どもに掃除を手伝ってもらうには。得られる効果と気をつけたいこと

子どもに掃除を手伝ってもらうには。得られる効果と気をつけたいこと

ママが掃除をしていると、子どもがマネしたがることがあります。子どもが掃除に興味を示したら、掃除のお手伝いをお願いしてみてもよいですね。今回は、子どもにどうしたら掃除を手伝ってもらえるか、それによって得られる効果と気をつけたいことについてお話しします。

子どもが掃除を手伝うことで得られる効果

手順を習うことで行動力、考える力が育つ

ママは育児と家事に大忙し。猫の手も借りたいと思っているママも多いことでしょう。そんなとき、子どもが掃除を手伝ってくれると助かりますよね。

子どもに掃除を手伝ってもらうときは、まず手順を分かりやすく説明するようにしましょう。たとえば窓ふきをするとき、「まず濡れタオルで窓をふいて、それからこの丸めた新聞紙で水分をふき取るようにごしごしこするのよ」というように、順番をわかりやすく説明しましょう。

わかりにくいかも?と思ったら、ママが実演してお手本を見せてもよいでしょう。そのあとは子どもにお任せです。最初は子どももちょっと迷うかもしれませんが、自分で手順を考えて掃除することにより、行動力、考える力が育ちますよ。

家事への抵抗感を減らし生活力アップ

掃除が苦手、整理整頓が面倒、どうしたらよいのかわからないと思う大人も意外と多いもの。それは家事をするということに身構えてしまい、抵抗を感じてしまっているからだと考えられます。

小さいころから、ママのお手伝いとして掃除などの家事を日常的に行うことにより、家事への抵抗感を減らし、生活力アップを図ることができます。女の子はもちろん、男の子であっても家事を手際よくこなせる人は見ていて気持ちのよいものです。

わが子が大人になったとき困ることのないよう、男女にかかわらず、小さいころから家事のお手伝いを積極的にお願いするようにしてみましょう。幼いころから家事をする習慣がついていると、将来一人暮らししたときにも困りません。

達成することで自己肯定感が育まれる

子どもに掃除を手伝ってもらうと、ところどころキレイになっていなかったり、ホコリが溜まっていたりなど気になることもあると思います。しかし掃除に慣れているママと違って、まだ幼い子どもはママのように完ぺきにこなすことはできません。

そんなとき「ここ掃除できてないからちゃんとして」などと叱らずに、子どもが頑張って掃除してくれたことに感謝し、言葉で伝えるようにしましょう。「〇〇ちゃんがお手伝いしてくれたからここ、すごくキレイになったよ、ありがとう」というように褒めることが大切です。

一つのことを達成することにより、「私にもちゃんと掃除ができた、私も頑張ればできるんだ」という自己肯定感が育まれ、何ごとにも挑戦していく力となります。

お手伝いしてくれない子に悩むママも多い

まずは素直にお願いしてみよう

子どもは大人のマネをしたがるものですが「お手伝いはしたがらない」と悩むママも多いそうです。単純に、ママが日々している家事よりも面白い遊びや興味のあることが子どもにあれば、あえてお手伝いをしたいと思わないのかもしれません。

「なんでお手伝いしたがらないの?」と悩むより、素直にお願いしてみるのが近道です。ここでママは「やりなさい」ではなく「手伝って欲しいな」とお願いするのが鉄則です。子どももママから頼まれるのは嬉しいですし、家事に嫌なイメージを植えつけないためにも大切なポイントです。

お手伝いが子どもの生活の中に自然に溶け込むことで、手伝うことが当たり前になっていきます。そうなれば「何か手伝うことある?」と聞いてくるようになる日も近いですよ。

掃除に対するママの意識も大事

ところでママは掃除や洗濯、食後の片付けなどが好きでしょうか。それとも面倒なものでしょうか。ママの中にこうした家事をイヤイヤやっている、仕方なくやっているという意識があると、子どもにも「家事ってなんだか面倒そうだな」「手伝うのはイヤだな」と、マイナスのイメージを与えてしまうことがあります。

もう一つやりがちなのが、手伝いを罰ゲームにしてしまうことです。「ご飯を残したからお皿洗いを手伝って」「◯◯できなかったから掃除を手伝って」など言ってしまいがちですが、こうすると、家事は罰なのだと子どもは思ってしまいますよね。

子どもが率先して手伝いができるようになるため、ママの意識改革も必要です。家事をすれば過ごしやすく、清潔な家庭になると考えましょう。

お手伝いカレンダーを作ってみよう

手伝いを日常的にするために、子どものやる気を継続できるシステムを作ってみるのもよいでしょう。子どもは目に見えた成果が感じられるとやる気を出せるものです。そこで毎日の手伝いを記録できる「お手伝いカレンダー」を作りましょう。

お手伝いをするごとにもらえるスタンプやシール。子どもにとっては、これだけでも立派な成果です。最初はスタンプをもらうことが目的でも、ママが感謝してお礼を伝えることによって徐々に「ママの役に立ちたい」「手伝うと気持ちがよい」と感じられるようになってきます。

お手伝いカレンダーに決まりはないので、自由な発想で使いやすいように作りましょう。インターネットで検索すれば、シートのアイデア集や無料ダウンロードも利用できますよ。

手伝ってもらうためにママが気をつけたいこと

感謝の気持ちの伝え方を考える

子どもが何かお手伝いをしてくれたとき、どのように感謝の気持ちを伝えていますか?「お皿を下げるなんてえらいね」というように「えらいね、お利口だね」の言葉を発しているママもいるかもしれません。

家族の一員として、お皿を片付ける、洗濯物を取り込むなど、何かを手伝うのは本来は当然のことです。そう考えると、お手伝いをすることは必ずしも「えらい」ことでも「お利口」なことでもありません。

子どもが手伝ってくれたことにより助かったという事実に対し、言葉で気持ちを表すことが大切です。
「〇〇ちゃんがお掃除頑張ってくれたから、家の中がピカピカで気持ちがよいね」「洗濯物をキレイに畳んでくれてありがとう」というように褒めてみましょう。
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