子どもに掃除を手伝ってもらうには。得られる効果と気をつけたいこと
時間がかかっても急かさない
そんなとき「もうちょっと早くできる?」などと急かしてしまうのは禁物です。わが子の「ママのお手伝いをしたい」という気持ちを尊重し、どんなに時間がかかっても、子どもが自分で達成できるまでゆったりとした気持ちで見守るようにしましょう。
じっと待っていると、ママも待ち時間を長く感じてしまうので、子どもが取り組んでいる間にほかの家事を済ませてもよいですね。
失敗しても叱らずフォロー
「お水こぼしちゃったね。でもぞうきんで拭けば大丈夫だよ」というようにフォローすることが大切です。子どもが掃除をするたびに、何かしらの失敗はあると思いますが、目くじらを立てずにおおらかな気持ちで接するように心がけましょう。
子どもが失敗しないようにと構えるあまり、小うるさく注意してしまうと子どもの「お手伝いしたい」という気持ちもなえてしまいます。
できた!を育む子どもにおすすめの掃除
遊びながらできる水遊び掃除
子どもに水着を着せて、まずお風呂場で水遊びを楽しみましょう。思いっきり遊んだ後は掃除タイムです。
子ども用に用意した可愛い色の掃除用スポンジなどに歯磨き粉やシャンプーなどをつけてバスタブをこすってみましょう。ゴーグルをつければ、目に泡が入る心配もありません。子どもが触るので、掃除用洗剤はNGです。
「ここ、ぬるっとしてるけど、ごしごしこするとつるんとするね。キレイになったね」と楽しく声がけしながら一緒にバスタブや風呂場の壁をこすってみるとよいでしょう。
筋力アップにもなるテーブルや床の拭き掃除
まず、テーブルの上に落ちている食べカスを集めて取り除き、次に濡らしたふきんなどでテーブルをキレイにふき取ります。わかりやすく手順を説明するようにしましょう。
床なら、まずほうきで床に落ちたごみを集め、ちりとりでゴミ箱へ。それから拭き掃除をするなど、わかりやすく説明してくださいね。もし子どもが手順を間違ってしまっても、叱らずに、わかりやすいよう、もう一度説明してみましょう。
この一連の動作だけでも、子どもにはよい運動になりますよ。家もキレイになるので一石二鳥ですね。
達成感がある掃除機をかけるお手伝い
子どもよりも背の高い掃除機の柄を持たせるのは心配かもしれませんが、ちょっとお手伝いをお願いしてみましょう。掃除機は目に見えてホコリを吸い取ることができるので、子どもにとっても、ほかの掃除とは違った達成感を味わうことができます。
子どもの体力的に掃除機を持って移動するのが難しい場合は、ほうきで集めたごみをちりとりではなく掃除機で吸い取ってもらってもよいでしょう。粒ごみの集まりが、さっと吸い取られる光景を面白がり、掃除機をかけるのが好きになるかもしれません。
まとめ
最初はぎこちなく、ママもついついイラっとしてしまうこともあるかもしれませんが、少しずつ子どもにお任せしてみましょう。家族で家事分担できるようにすればママの負担も減るので、その分子どもと一緒に遊ぶこともできますよ。