プランターから始める家庭菜園!初心者も育てやすい野菜や栽培方法
プランター家庭菜園で失敗が少ない野菜
栽培の期間が短い水菜
栽培期間の短い野菜の一つが水菜です。水菜は種を蒔いてから約1カ月で収穫することができます。栽培に適した気温も20~30℃なので、春から初夏にかけて、または肌寒くなる前の秋に種を蒔くとよいでしょう。
水菜は乾燥に弱いので、水やりは毎日午前中に行うことを忘れないようにすることが大切です。発芽までは1週間程度。本葉が2枚ぐらいになったら、間引きましょう。丈が20cm程度になったらハサミで根元から切って収穫します。
管理が簡単でどんどん育つ葉ネギ
種を蒔いた後は、発芽するまで毎日たっぷりと水を与えましょう。1週間程度で発芽しますので、その後は土の表面が乾いたら水やりをします。芽が3~5cm程度になったら、株の間が3cmぐらいになるように間引き、1週間に1回を目安に液体肥料を与えてください。
丈が30cm程度になったら収穫時期です。根元を5cm程度残してハサミで切ると、そこからまたどんどん成長しますので、何度も収穫を楽しむことができますよ。肥料が足りないと成長しませんので、収穫後はまた液体肥料を与えてくださいね。
何度も収穫を楽しめるベビーリーフ
好きな葉野菜の種を育てるのもよいですが、色々な品種を一度で楽しめるベビーリーフミックスを使って育てるのもおすすめです。水やりはじょうろで優しく与え、発芽するまでは土が乾かないように気をつけましょう。夏は2~3日で発芽し、その後3週間程度、冬は1週間を過ぎたころに発芽し、その後6週間程度が収穫時期になります。
ハサミで葉の根元を切って収穫しましょう。新芽を残して収穫することで、葉ネギと同じように何度も収穫を楽しむことができますよ。
プランター家庭菜園を始めるときのポイント
プランター栽培に必要な道具を揃えよう
鉢底ネット(鉢底の穴を塞ぐネット)はプランターの一番底に敷くことで、土の流出を防いでくれます。集合住宅のベランダで栽培を行うときには排水口に土が流れないようにするために必ず使用しましょう。
じょうろは育てるプランターの数に応じて大きさを選びます。何度も往復するのが面倒なら大き目を選ぶのもよいですし、子どもにお手伝いしてもらうなら小さめのものがよいでしょう。
移植ゴテは長さ30cmほどのミニスコップのことです。苗の植えつけをするときや、土を混ぜるときなどに使用します。
野菜に合った土を選ぼう
やはり最初はそれらがあらかじめ配合されている「混合培養土」を選ぶのがよいでしょう。ホームセンターや園芸店などで野菜用の土として使い勝手のよい配合の土が売られています。慣れてきたら、土の配合にチャレンジしてみましょう。
野菜を栽培していると徐々に土の栄養分が減っていくため、途中で追加の肥料を足す必要があります。肥料は液状と粒状のものがありますが、どちらを選んでも大丈夫です。粒状の肥料は湿けらないように、保存場所に注意しましょう。
プランターの置き場所を確保しよう
戸建てで西側にベランダが設置してある場合は、レンガなどで台を作りプランターに高さを出しましょう。一日4時間程の陽当たりがあれば、大抵の野菜を育てることができます。
ベランダで家庭菜園をするに当たって、見落としがちなのが室外機の風です。植物は乾燥を嫌うものが多く、室外機から出る熱い風によって、発育に大きな影響を与える場合があります。プランターは室外機から離して置くようにしましょう。
まとめ
集合住宅のベランダで家庭菜園をするときには、周りの住民のことも考えてプランターの置き場所を決めましょう。プランター栽培できる野菜は初心者でも失敗しにくいものが多いです。
まずは1個のプランターから、素敵なベランダ菜園を目指してみてくださいね。