電気代は4人家族だとどのくらい?平均額や節約する方法を知ろう
子どもが生まれて家族が増えると同時に増える電気代をなんとかしたいと思うママも多いのではないでしょうか。4人家族になると家計を占める割合も大きく負担なりますよね。ほかの家族に比べて我が家はどうなのか、節約できているのかを判断するために、一般的な4人家族の平均電気代を知っておきましょう。
4人家族の平均電気代と金額に差が出る理由
1カ月の平均はおよそ11,000円前後
「うちは使いすぎかもしれないな」「だいたい同じくらいで安心した」など、さまざまな意見があるでしょう。とにかく電気代を節約しようと思っているだけだと、できているのかできていないのか判断しにくいですよね。全国の平均額が参考になりますよ。
この平均額はマンションと戸建てが含まれているので、居住環境によっても違いがあるでしょう。また、ママが専業主婦か働いているかによって、家で過ごす時間が変わってくるので、長ければ高くなりますよね。
一般的にはマンションより戸建ての方が高い
部屋の数が増えたり、延床面積が広くなったりしていることが大きな理由となっているようです。ほかにも、マンションのように部屋の壁がお隣さんとくっついていないため、外気温が壁から伝わってくることが関係しているのでしょう。
また、夏場は壁からも屋根からも熱気が伝わってくるので、エアコンをつけてもなかなか部屋が涼しくならないという意見も多いです。エアコンの使用頻度や設定温度は電気代に大きく影響しますよね。子どもが成長しそれぞれが自分の部屋で過ごす時間が増えれば、エアコンを使う台数も増え電気代が高くなりがちです。
季節によっても電気代の平均は大きく変わる
エアコンを使ったか使っていないかということが関係しているのでしょう。世帯の人数に関係なく同じような傾向になっています。冬のほうが高くなるのは、エアコンの設定温度と外気温の差が大きくなるためです。ほかにも、日照時間が短くなることで照明をつける時間が長くなることや、寒さで家にいる時間が長くなること、洗濯乾燥機を使う頻度が増えることなどの原因があります。
大人だけで生活していると、寒さや暑さも少しは我慢しようかとも思いますが、赤ちゃんや小さい子どもがいる家庭ではそうはいかないので電気代が高くなりますね。
気になるオール電化のメリットや平均電気代
オール電化がどういうものなのか知ろう
オール電化を簡単に説明すると、照明や冷蔵庫などの電気だけでなく、今までガスを使って生活していたところがすべて電気になっている住宅のことです。
お風呂の湯を沸かす、シャワーからお湯を出す、調理するときの加熱、暖房などに使われるエネルギーも電気になります。火を使わない安全な住宅として2000年代から広まったようです。
オール電化にすれば、光熱費をひとまとめにできるので、家計管理が楽になりますよ。
火災の危険性が少ないので子どもも安全
キッチンで使われるIHクッキングヒーターは、天板部分は熱くなりますが火は出ませんので、近づくだけなら火災になる危険は少ないでしょう。近くに紙のような燃えやすいものを置いても引火する心配がありません。
ガスコンロでも、ママがコンロにつきっきりで目を離さなければ火災の危険も少ないですが、鍋を温めながらほかの料理を準備するために離れることもありますよね。そんなちょっと目を離した隙に子どもが火に近づくと危険です。
万が一出火してもオール電化の場合はガスに燃え移るリスクがないので火災の広がりを抑えることができます。
電気代は1カ月およそ15,900円前後
家族の人数や住んでいる地域、居住環境によっては大きな差があるかもしれません。高いのか安いのかよくわかりませんよね。
ただ、先ほどご説明した4人家族の1カ月の平均と比べてみるとわかりやすいでしょう。オール電化の年間平均はおよそ190,000円、電気とガスを使用している一般家庭の電気代の年間平均はおよそ130,000円となっています。
ガスや灯油に1カ月7,000~8,000円ほどかかることを考えると、オール電化がお得になるかもしれませんね。
4人家族で上手に電気代を節約する方法とは
電気代プランやアンペア数など契約の見直し
契約プランによって基本料金を抑えられたり、料金単価が少なくなったりするものもあります。オール電化なら、夜間にお湯を沸かすことになるので、深夜電力の安いプランにしたほうがお得になるでしょう。
共働きで、日中はほとんど誰も家にいないという場合は、基本料金0円で使った分だけ支払うタイプの料金プランもよいかもしれませんね。
また、多くの電力会社で採用している契約アンペアが大きくなれば基本料金が上がりますので、電気の使用量に合わせて選びましょう。