6歳児の社会性や発達はどの程度?目安や特徴について知ろう!
6歳になると言葉や知能が発達し、ママの助けなしにできることが格段に増えてきます。成長を嬉しく思う一方で、我が子の発達は順調なのか、心配になるママも少なくないと思います。そこで今回は、6歳児の社会性や発達の目安と目標、さらに社会性を育てる遊びなどを紹介していきます。
6歳児の社会性とは?発達の目安と目標
お友達との関わり方について
このころから、ケンカなど子ども同士のトラブルが頻繁に起き始めます。子どもから、「幼稚園でケンカした」「友達に嫌なことをいわれた」などと聞くと、ママは一瞬ドキッとしてしまうかもしれませんね。しかし、ケンカは子どもにとっては学び体験する場。
その瞬間は傷ついたり怒ったりしますが、経験を積む中で、してはいけないことや、いってはいけないことを理解していくでしょう。ママは子どもの気持ちをくみ取って、受け止める余裕を持つことが大切です。
相手の目を見て話したり聞いたりできる
一方で、6歳くらいの子どもは、自分の話をするのが大好き。語彙(ごい)も増え、表現力もついてくるころで、話をするのが楽しいといった感じです。真剣になると、相手の目をじっと見ながら一生懸命に言葉を探して話をするでしょう。
「聞くこと」に関しては、「話すこと」よりも難しく、相手を認めて理解しようという気持ちがないとできません。しかし、聞く力がつくと、想像力や相手を思う心が育つので、焦らずじっくりと見守ってくださいね。
公共の場のルールを理解できる
また、公共の場でのルールを大人が伝えることで、理解して守ることができるようになってくる時期でもあります。特に、小学校入学前に身につけたいのは「交通ルール」ですね。通学の際、必ず知っておくべきルールです。
そのほかにも、公園や児童館などの遊戯施設でのルールや、買い物をする際のお店でのルール、公共交通機関(バス・電車・飛行機など)を利用する際のルールなども、しっかりと理解させておきたいですね。
数、巧緻性、絵画など、6歳児の目標を知る
正しい数字の読み書き
「うちの子は数字に興味がないみたい…」と心配なママ。6歳児の数に関する目標としては、
・10までの数字の読み書きができる
・1桁同士の簡単な足し引きができる
・100まで数えられる
などがあげられます。就学を見据えて、
・時計が読める(〇時、〇時半など)
・カレンダーが読める
などができるとよいかもしれません。個人差があるので、あまり焦らないように注意してくださいね。
リボン結びできるかな?
幼稚園や保育園のお友達で「リボン結び」ができる子がいて、「自分もやってみたい」といわれたことのあるママは多いようです。リボン結びができるようになるには、反復練習が必要です。子どもの忍耐力を養うためにもチャレンジしてみたいですね。
リボン結びのほかに、「三つ編み」なども6歳くらいならできるようになるでしょう。巧緻性を高めることは脳にもよい刺激になるといわれています。遊び感覚で練習して、できるようになれば達成感を味わうこともできて一石二鳥ですね。
場面や状況の絵を描ける
3、4歳くらいまでは、一つの画面に好きな絵を描き連ねていくことが多いですが、6歳くらいになると、場面を想像して関連性のあるものを描いていく傾向にあります。たとえば「海・船・鳥・空・雲・太陽」といった具合です。
これは記憶力や情緒的な面が成長することで起こる変化です。今日あったできごとや、楽しかった思い出などを、子どもの目線で上手に表現することができるでしょう。園だけでなく、お家でも子どもに自由なテーマで絵を描かせて、どんな作品になるのか見てみるのも楽しいと思いますよ。