1歳ごろの赤ちゃんの食べむらを改善!食べないときにできる対策
子どもが1歳になるころ、「おやつは食べるのにごはんは食べない」とか「食べる日と食べない日の差が激しい」といった食べむらに悩まされるママは、少なくありません。毎日の食事の時間をストレスなく楽しいものにするために、ここでは食べむらの原因や、食べないときにできる対策をご紹介します。
1歳児ごろから始まる食べむらの原因は?
1日の母乳やミルクが多くてお腹いっぱい
この時期は、まだまだ食べる量が少ないですよね。初めての食材にとまどい、食べてくれないこともあるでしょう。
なかなか食べてくれないと、離乳食だけでは栄養が足りないかもしれないと不安に思い、母乳やミルクの量を追加するママもいるかもしれません。しかし、母乳やミルクの量が多すぎると、それだけでお腹がいっぱいになり、離乳食を食べない原因になることがあります。
母乳やミルクの回数を減らしたり、量を少し減らしたりするだけで、離乳食をしっかり食べるようになる赤ちゃんも少なくありません。
遊び気分や味の好みで食べたくないから
また、味の好みで食べたくないということもあります。赤ちゃんは、味が濃すぎても薄すぎても食べてくれません。
離乳食は薄味が基本なので、ほとんど調味料を使用せず作っているママもいるかもしれませんが、完了期に入るころには薄味すぎて物足りないと感じる子もいます。
逆に、大人用の料理をそのまま与えるなど、味が濃すぎる場合にも、美味しく食べられない可能性があります。苦い・辛い・酸っぱいと感じる料理も避けた方がよいでしょう。
食事以外に興味のあるものがある
たとえば、食事のときにテレビがついていたり、目の前におもちゃが置きっぱなしになっていたりしたら、食べることよりもそちらのほうが気になってしまうでしょう。
パパやママが近くにいないとか、近くにいてもほかのことをしているという場合にも、パパやママのことが気になって、食事に集中できなくなります。
食事のときには、テレビを消す、おもちゃを片付ける、パパかママが食べている子の近くで見守るなど、集中して食べることができる環境づくりも大切なのです。
赤ちゃんの食べむら対策ポイント三つ
1歳児の発達段階を知る
この時期になると、早い子は自我が目覚め、自分でやりたいとか、挑戦してみたいという気持ちが芽生えます。うまくできないときには、悔しさでいっぱいになり、イヤイヤすることも増えるかもしれません。しかし、ママが自分の気持ちを受け止めてくれれば、いつもの笑顔に戻ってくれることでしょう。
これまでは、ママやパパが手伝っていた食事も、自分で食べたいというときには、その気持ちを大切にしたいですね。時間がかかったり、思うようにできなくて泣いてしまったりするかもしれませんが、できることが増えてくれば、食べることも楽しいと感じられるようになるでしょう。
おやつの時間を調整する
おやつでお腹がいっぱいになり、食事を食べられないということにならないように、おやつは食事の2~3時間前までには済ませておくとよいですよ。
時間だけでなく、量にも注意が必要です。甘いおやつやジュースなど、好きなものはつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまうので、与え過ぎないように気をつけるようにしましょう。
食事を美味しく食べるために、外遊びやお散歩の時間を増やすなど、日中はおもいっきり体を動かして遊ぶことも心がけてくださいね。
家族で食事を楽しむようにする
可能であれば、1日に1回は家族みんなで食事ができるとよいですね。みんな一緒が難しい場合でも、ひとりで食べさせることはできるだけ避けるようにしましょう。
誰かと一緒に食べるごはんの時間は楽しいものです。子どもが食べ終わってから、ゆっくり食べたいと考えるママもいるかと思いますが、昼間2人きりで過ごしている家庭の場合は、昼食は一緒に楽しく食べるようにするというのはいかがでしょうか。