2歳の息子がママっ子なのはなぜ?親子の絆を深めるためのアドバイス
男の子はママが大好き。でも嬉しい反面、いつまでもベッタリにちょっとグッタリしてしまいますよね。家事がはかどらなかったり、どこにも出かけられなかったりで、疲れることもあります。いつまでも甘えん坊で大丈夫?なんて不安もあるかもしれません。そんな男の子の子育ての疑問や不安について考えていきたいと思います。
息子の「ママじゃなきゃイヤ」は成長過程
信頼しているからこそ甘えたい
ママを信頼する、自分やママ以外の人を信頼していくなど、コミュニケーション能力の差がついてくるのが3歳過ぎたあたりです。ママを信頼できる子に育っていると、誰とでも心を開いて話せるようになるといわれています。
親子の信頼関係の基本は「子どもの要求に応える」ことです。希望が叶ったという事実が子どもの心に残り「親は信頼できる」「自分を大切にされている」という思いにつながります。
ママに甘えてくるのは、一番身近で自分のお世話をしてくれるのがママだからです。ママとの信頼関係をつくる能力は、人とのコミュニケーション能力の成長に関わってきます。
イヤイヤ期の要求にはしっかりと応えよう
親はあれこれ対策をたてても、イヤイヤ期にはどうしてもイライラしてしまうものです。でも本当に困っているのは、子ども自身です。「こうしたい」という気持ちがあってもうまくできないジレンマがあるのです。
子どもは、自分の気持ちをわかってもらえたら素直になります。でも親が先に自分の要求をぶつけてしまうのでと、子どもは反抗するのです。「◯◯なんだね」と子どもの気持ちを代弁するような言葉をかけてみてください。子どもの気持ちに共感して、代弁し解決策を提案すると、ママへの信頼が生まれます。
少しずつ自立心が芽生えるようになっていく
年齢に合わせてできそうなお手伝いを頼むなど、子どもの「やってみたい」という思いを実現できる環境を整えましょう。制限ばかりでは、挑戦して達成する機会を失ってしまいます。
達成する喜びの中から自立心が芽生えるでしょう。うまくできたときはもちろん、うまくいかなくても子どもの努力を褒めると、愛されているという自信のもとで、安心して挑戦することができますよ。
男の子にとってママはずっと特別な存在
産まれる前から一心同体のような関係性
この密接な関係は生まれてきてからもしばらく続いているといわれています。産後は実際の体でつながっていなくても、どこかでママとつながっています。
お腹の中にいる状態であっても赤ちゃんは「ママ」という存在を誰から教えられることなく、ちゃんと理解しています。妊娠中からママのお腹の中でずっと育ってきたからこそ、通じ合っているような感覚が生まれるのです。
赤ちゃんはお腹の中で生活している間、ずっとママの声やママの温もりを感じながら育ってきました。ママの声やママの愛情は、かけがえのない安定剤なのです。
ママの抱っこは世界一のぬくもり
その安心感に加え、胸に抱き寄せたときの鼓動は、肌から肌へと伝わって心を落ち着かせてくれます。お腹の中でずっと聞いていた心音は、必要不可欠な絶対的安心感です。
やがて社会に踏み出すとき、子どもが安心感で満ちたりていれば大きな第一歩を踏み出すことができます。たくさん抱っこをしてもらったことで心が安心感で満たされ「いつでも助けてくれる」「いつもそばにいて抱きしめてくれる」という心強い支えが後押ししてくれるのです。
抱っこは究極の愛情表現です。泣いたらぎゅっと抱きしめ、頑張ることができたらたくさん褒めて抱っこをしてくださいね。
ママの匂いや声に安心感を覚える
ママの着ていた服を布団の上にかけたり、横において寝かせると、よく寝るといわれます。匂いは不安を和らげ、気持ちを安定させてくれるようです。
聴覚は妊娠20週頃から始まるといわれています。胎内にいるときの外部の音は、こもった音質になります。しかしママの声は、身体の中を通して聞こえるので、赤ちゃんはほかの音よりクリアに聞こえます。お腹の中にいたころから馴染みのあるママの声は、心から安心する音なのです。