2人目が可愛すぎるのはダメ?上の子を不安にさせない上手な接し方
2人目の赤ちゃんを出産したとたん、上の子に対してイライラしたり可愛いと感じにくくなってしまっていませんか?周囲の人に2人目ばかり可愛がり過ぎ、なんていわれて苦しんでいるママもいます。2人目と上の子への感情の違いは「上の子可愛くない症候群」かも知れません。そんなときの対処法についてまとめました。
2人目が可愛いのは当たり前の理由は?
母性本能が働いているから
でも、その感情っておかしいことではないんです。なぜなら妊娠中から出産後はママのホルモンバランスが変化している時期で、母性本能がフルパワーで働いています。
母親は目の前にある小さな子どもを全力で守ろうとしているので、神経が赤ちゃんに集中しているといってもよいかもしれません。より小さく弱い存在を守ろうとしているため、少し大きい子どもに対しては同じような感情がもてずに差を感じてしまうのです。
上の子のイヤイヤ期と重なるから
特に2歳以上の年齢差がある場合は、上の子がイヤイヤ期の真っ盛りになっていることも多いです。2~3歳のイヤイヤ期には自我が強くなり始めるので、ちょっとしたことで反抗したり泣いたりするし、ママからすると我儘に悩まされる時期でもあります。
また、上の子としては赤ちゃんにママをとられてしまった感覚があって、イヤイヤ期に赤ちゃん返りも混ざっている可能性もあります。ママとしては赤ちゃんのお世話で疲れているので、上の子のイヤイヤ期に対して無意識に拒否反応を示してしまっている、ともいえるかも知れませんね。
上の子可愛くない症候群かも
症候群、なんて名前がつくからといってビックリしなくても大丈夫ですよ。下の子が生まれてから、上の子が可愛く思えないというママはたくさんいて、そうした感情を「上の子が可愛くない症候群」と名付けているほどポピュラーな症状なのです。
赤ちゃんを守ろうとするための防衛本能で、たくさんのママが経験する2人目育児の壁です。この症状は一時的なもので、赤ちゃんの子育てに慣れてきたり、落ち着いてくると自然に治まってきます。
2人目ができたら考えたい上の子の心のケア
今までどおり上の子は名前で呼ぼう
2人目が生まれると、ママの中で、上の子として自覚を持って欲しいなとか、しっかりして欲しいなという気持ちがありませんか?そんな気持ちもあって上の子を「お兄ちゃん・お姉ちゃん」と呼び始めることも多いかも知れません。
でも上の子にも心の準備や新しい環境へ慣れる準備が必要です。お兄ちゃん・お姉ちゃんは家族内での立場を示す呼び方です。2人目ができたからといって突然呼び方が変わるのは、小さな子どもにとって負担になりかねません。今までどおりに名前で呼んであげましょう。
上の子を不安にさせない対処法
上の子の心のケアって大変そうですが、ほんの少しのことの積み重ねでしっかりケアをすることができますよ。
スキンシップをとるのは一番おすすめです。ギュッと抱きしめたりお膝に乗せてあげたり、手を繋いだりと、長時間でなくてもOKなので、上の子とスキンシップをこころがけてみましょう。
たまには赤ちゃんが泣いていても「もうちょっと」と上の子を優先してみて下さい。上の子に話しかけたり、話を聞いてあげるのも効果的です。
一緒にお世話してコミュニケーション
いつもはママ1人でしていた赤ちゃんのおむつ替えも、新しいおむつをとってきてもらうなどのお手伝いをお願いして、一緒にやってみるのもよいし、赤ちゃんにミルクをあげるときに一緒に哺乳瓶を持ってもらうのもよいですね。赤ちゃんが泣いたときには「どうして泣いていると思う?」と一緒に考えてみたり、赤ちゃんが泣いていたらママに教えてくれる?とお願いしてみるのもよいかと思います。
ママだけじゃ大変だから、手伝ってね、頼りにしているよ!といったスタンスで上の子に接してみましょう。上の子が手伝ってくれたら大袈裟なぐらいに、たくさん褒めてあげましょう。