ママの運動にはフラダンスが最適!嬉しいメリットと踊りの始め方
子育てや家事に追われ、なかなか運動をする気が起こらなかったり、ストレスがたまったりしているママはいませんか?そんなママにおすすめしたいのが、リラックス効果と運動不足解消が期待できるフラダンスです。今回はフラダンスを踊ることで得られる効果やダンスの始め方などについてご紹介します。
フラダンスの歴史と踊りの意味とは
フラダンスの歴史と踊りの意味
フラダンスは、はじめは踊ることが目的ではなく、文字の代わりでした。文字を持たなかった大昔、ハワイでは踊りに意味を込め、後世に出来事を伝えたのです。またフラダンスは神への祈りを表現するためにも用いられました。
ところが、1830年にハワイにやってきたクック船長に「自然崇拝を意味するフラは野蛮でみだらなもの」として禁止されてしまいます。フラダンスが復活したのは1874年、カラカウア王の時代で、以来再びハワイで親しまれています。
フラダンスの種類と踊りのスタイル
カヒコは古典フラで、神にささげる踊りです。アクセサリーをつけず、シンプルな衣装で力強く踊ります。日本では上級者向けのフラダンスとして紹介されることが多いです。
アウアナは新しいスタイルのフラダンスです。きれいな衣装を着て波のように手をゆらゆらさせて踊ります。初心者向きのダンスで、日本ではアウアナを教えているところが多いです
フラダンスの種類は2種類ですが、踊りのスタイルにはいくつもの種類があります。例えば、
●アイ・ハ・ア:力強く
●ホ・オナーナー:静かに
●カーナエナエ:祈りを込めた
などがあり、こうしたスタイルを組み合わせて踊ります。
タヒチアンダンスとの違い
大昔、タヒチにポリネシア人が移り住み、ポリネシア人のダンスが変化した「タヒチアンダンス」が誕生しました。「タヒチアンダンス」誕生から数百年後、今度は「タヒチアンダンスを踊るポリネシア人」がハワイに移り住みます。ハワイに住んだ彼らによってタヒチアンダンスが変化し、フラダンスが誕生したそうです。
タヒチアンダンスにもフラダンス同様種類があり、激しく踊るオテアとスローテンポのアパリマの2種類あります。フラの起源となったのはアパリマだといわれています。
フラダンスを始めると感じられるメリット
体質改善で安産や妊活に効果的
また踊るだけでなくフラダンスの基本姿勢を保つだけでも腹筋を鍛えることができます。有酸素運動で血行促進、筋トレで代謝を上げれば、ママの体質改善につながりますね。
フラダンスは腰の動きが重要です。腰を動かすことで柔軟性が増し、骨盤回りの筋肉を鍛えることができるため、安産効果や産後の回復にもよいといわれています。
こうした動きは血行をよくして冷えも改善し、独特のゆったりとしたリズムでリラックス効果を得ることができます。妊活中の女性も楽しんで体質改善できますね。
産後の骨盤矯正やダイエットにも
フラで鍛えることができる部位の一つがインナーマッスルで、インナーマッスルを鍛えることで骨盤のゆがみを改善することができます。産後に骨盤が開き、ゆがんでしまうと産後太りにつながりやすいのですが、骨盤を締めることで腰痛を予防したり、産後太りを予防改善したりすることができるのです。
フラは基本のスタイルであればDVDを見ながら踊るだけでも運動効果を得ることができます。産後であまり外出できないママも自宅でテレビを見ながら楽しく踊ることができますよ。
親子で一緒にフラダンスが楽しめる
またフラダンスはインナーマッスルを鍛えることができるので、親子で姿勢をきれいにすることができます。子どもに「姿勢が悪いよ」と注意してもなかなかよくなるものではありませんが、親子で楽しみながら立ち姿や座り姿が美しくなるのはうれしいことですね。
一緒に練習をしていると、子どもに頑張っているママの姿を見せることができます。「ママが頑張っているから私も(ぼくも)」と連鎖反応で子どもも頑張り、やる気のある子どもに成長できるようです。
フラダンスを始めて踊ってみよう!
フラダンスのステップと手の動かし方
基本的なステップとしてはじめに習うのが「カホロ」と「カオ」です。カホロは左右に二歩ずつすり足のように進みながら体重移動し、腰は8の字を描きます。カオは体を上下に動かさずに体重移動をしながら、腰で8の字を描いていくステップです。
ステップと別に、手には意味を添えて動かしていきます。例えば両手を開き、ひじをそのままにして両手を胸の前に持ってくると「私」、「私」から両手をゆっくり前へ出すと「あなた」となります。このように手の動きで人物、自然、気持ちなど様々な意味を表します。