水回りは自然由来の素材でぬめりを撃退!効果的な掃除と予防法を紹介
水回りに現れるぬめりは、何が原因で発生するのでしょうか。ぬめりの原因を知ると、何に気をつけて生活をすれば防げるかがわかります。安全でお財布にも優しいぬめりの予防法もお伝えします。またできてしまったぬめりには、小さな子どもがいる家庭でも安心してお掃除できる方法をご紹介します。
ぬめり対策で知っておいてほしいこと
水回りの「ぬめり」の原因を知ろう
特に排水口周辺や三角コーナー、水切りかご、蛇口の根本やシンクの奥など、常に水分がある場所にはぬめりが発生しやすいですよ。
調理器具や食器を洗うときに油が排水口や排水管に流れ、壁に付着すると少しずつ固まっていきます。さらに、それを食べカスや油が覆い、ぬめりのもとがさらに増えていくのです。
排水口のごみ受けにたまったごみも、雑菌が好んで分泌物を発生させるぬめりの原因です。ぬめりは、少量の水分と栄養分だけで一瞬にして増殖していきます。
掃除が面倒でも放置してはいけない理由
排水管がつまると水が排出できず、排水管からの水漏れの原因にもなります。シンク下の排水管から水漏れすると、キッチンの床まで水浸しになってしまうこともありますよ。
マンションなどの集合住宅の場合だと、水漏れは下の階の方に迷惑をかけてしまうかもしれません。また、床が水浸しになって、冷蔵庫などの電気製品とショートを引き起こす恐れもあり大変危険です。
また、ぬめりを放置すると、菌が繁殖して異臭やカビの発生にもつながります。このような菌を空気と一緒に吸い込んでしまい、健康に害を及ぼすかもしれませんよ。
忙しくて時間が取れないときはプロにお任せ
水回り掃除は需要が高いので、多くのハウスクリーニング業者がメニューにしています。しつこい汚れや排水口奥からの不快なにおいに悩まされているのなら、水回り掃除に特化した業者を選ぶとよいでしょう。
水回りのしつこい汚れはなかなか素人の手で隅々まで掃除することはできないですよね。プロにお願いすると費用はかかりますが、パッキンに入ったカビの芯や、届きにくい隙間の奥も、専門的な技術や道具を使って、しっかりキレイにしてもらえますよ。
効果的な掃除と予防方法を場所別で紹介
キッチンのぬめりは自然由来のものが安心
排水口のパーツを外してシンクにならべ、上から重曹を振りかけます。パイプの周囲やパーツの隙間にもまんべんなくたっぷりとかけるのがポイントです。
次に、クエン酸小さじ1を水250mlに溶かしたクエン酸水を、重曹のかかったパーツの上にかけます。するとシュワシュワと発泡し、30分ほどおくと汚れを浮き上がらせてくれます。
アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸が反応することで発生した炭酸ガスは、身体に無害なので安全です。ツンとした臭いもなく、赤ちゃんがいるお家でも安心して使用できますね。
清潔なお風呂で家族みんなでリラックス
重曹を振りかけてスポンジなどでこすり洗いしてもOK。クレンザーのような働きをして、汚れをかき出してくれますよ。
おもちゃなどは、浴槽に重曹を入れて漬け置きするのもよいでしょう。おもちゃはできるだけ乾燥させるよう、ネットに入れたり、そのほかの用具も上からつるすなど工夫したいですね。
ラベンダーの葉を排水口に入れるとぬめり防止になるともいわれていますよ。
洗面台は歯ブラシスタンドに工夫を
歯ブラシから垂れる水をそのまま放置すると、菌が発生してぬめりの原因になりますよ。歯を磨いた後に軽く水を切って立てても、歯ブラシスタンドの底には水が溜まってぬめりができてしまいます。毎日洗って乾燥させるのでは大変ですし、使用ごとに拭き掃除をするのも少し面倒ですよね。
歯ブラシスタンドの底に重曹を入れておけば、水分を重曹が吸い取ってくれます。重曹の粉が固まってきたら新しい重曹と入れ替えればよいです。
水分を吸い取る珪藻土という素材を使った歯ブラシスタンドもありますよ。立てずに引っ掛けるタイプの歯ブラシホルダーも、水分が溜まることがないですね。
安心、エコそしてお財布に優しいぬめり対策
重曹やクエン酸、お酢を使ってみよう
お風呂の皮脂汚れやキッチンの油汚れなど、ぬめりの原因になる酸性の汚れは、アルカリ性の重曹で中和させ、簡単に落とすことが可能です。重曹水のスプレーをかけて拭き取ったり、重曹ペーストを塗りこんでスポンジでこすったりする方法があります。
さらに、重曹とクエン酸を流し入れて発泡させることも、ぬめりの撃退に効果的です。重曹やクエン酸は消臭効果もありますよ。
クエン酸が家にないときはお酢を代用してもよいです。お酢にお湯と塩を混ぜるとクレンザーのようになり、ぬめりだけでなく水垢もきれいに落とせます。お酢は少し温めることで洗浄力が上がり、ツンとした臭いも薄れます。