赤ちゃんの髪の毛の謎について!髪の毛の量や抜け毛対策について解説
後頭部の抜け毛は仰向け寝が原因
それは、仰向け寝をさせていることが原因で、枕やお布団に頭が擦れて髪が薄くなっているだけなのです。生後2~6カ月ごろの赤ちゃんに多く見られるのが特徴です。
仰向け寝をさせているわけでもないのに、産後間もなくから後頭部の毛が薄かったと心配するママもいるかもしれませんが、それでも心配する必要はなく、1歳ごろには普通の状態になっていることがほとんどです。
後頭部だけが円形に抜けていると、ドキッとしてしまうママやパパがほとんどかもしれませんが、赤ちゃん特有の現象なので、記念に写真を撮っておいて、あとで懐かしむのもよいかもしれません。
抜け毛は生理現象なので心配ない
逆に、抜け毛が増えて髪が生え変わるというのは、産後間もなくからあった貴重な産毛が見られなくなるということです。赤ちゃん特有の柔らかくてふわふわの髪の毛が見納めになる前に、今しかない髪の薄い赤ちゃんの姿を記憶と記録にたくさん残しておくとよいでしょう。
写真や動画を撮って、成長した子どもと一緒に楽しむのもよいかもしれませんね。別の章でも触れますが、生え変わりの産毛を筆などにして「赤ちゃん筆」として記念品を作るママもいるようですよ。
赤ちゃんの髪の毛は神秘的で不思議なものです。心配の必要はないことが分かりますよね。
赤ちゃんの髪の毛は毛玉になりやすい
髪の毛がふわふわしてすぐに絡む
また、静電気が起こりやすいので、一度絡むと自然にほどけることも少ないかもしれません。絡んだままにしていると、赤ちゃんが自分で頭を触ったときに手を引っかけてしまったり、おもちゃに引っかけてしまったりして、抜けてしまうこともあるでしょう。
絡んだときには、ママがこまめにときほぐすとよいですが、髪質によってはといてもすぐにからんでしまうので、キリがないかもしれませんね。
さらに、絡んだまま放置していると毛玉ができてしまうことがあります。毛玉ができる前には対処したいですね。
後頭部を布団に擦りつけている
そんなとき、後頭部を布団に擦りつけていることが多いです。寝返りができない時期でも、首を左右に動かしていますよね。先ほど、後頭部だけ抜けてしまうことがあるとご紹介しましたが、布団に擦りつけることによって髪の毛は絡み、毛玉になることもあります。毛流れが渦を巻いているつむじ付近は特に毛玉ができやすい場所です。
自分で寝返りができるようになったり、ハイハイできるようになったりなど、布団で寝ている時間が少なくなれば、布団で擦れることも少なくなるでしょう。
また、頻繁に抱っこしている場合も、布団に擦りつける時間が少なくなるので、絡むことが少なくなりますよ。
できてしまった毛玉の対処法
まずは、手ぐしで優しくときましょう。手ぐしで毛玉がとけない場合は、目の粗いくしで優しくといてみてください。なかなかとけない場合もありますが、時間をかけてとかせばたいていの場合はとかすことができるので、諦めないことが大切です。
また、絡みにくいように普段から毎日ブラッシングしたり、お風呂でトリートメントを使ったり、風呂上がりにドライヤーでしっかりと乾かしたりするとよいでしょう。
どうしても毛玉がとかせない場合もあるかもしれません。そういった場合は、新たな毛玉の原因とならないようにするためにも、毛玉の部分だけをカットするのもありですね。
赤ちゃんの髪はいつから散髪するの?
前髪が目に入りそうなら検討する
せっかくハサミを入れずに守ってきた髪の毛にハサミを入れるのですから、緊張してしまいますよね。自分で切るのか、美容院で切るのかという選択肢でも迷ってしまいそうです。
では実際にどれくらいを目安に散髪をすればよいでしょうか。多くは1歳前後で初めての散髪を行うことが多いようですが、髪の生え方には個人差があるので、まだ生え揃っていない場合もあれば、生後6カ月ごろにはもう散髪が必要な赤ちゃんもいるようです。
ですから、目安としては前髪が目に入りそうになったら散髪を検討しましょう。赤ちゃんの性格などもあるので、様子を見ながら検討してみてくださいね。
自宅でヘアカットするのに必要なもの
・散髪バサミ
・クシ
・スキバサミ
・散髪用ケープ
ハサミやクシは動物をモチーフにしたデザインを選ぶと、赤ちゃんも喜びそうです。また散髪用のケープは、お部屋に髪の毛が散らからずにヘアカットするのに役立ちますが、もし用意できなければ、新聞紙を敷くか、お風呂場でヘアカットするなどの工夫をしましょう。
スキバサミは、見た目を自然に仕上げたいママには必需品です。普通の散髪バサミではパッツンとカットされたような仕上がりになりますが、スキバサミを使えば自然な仕上がりになります。スキバサミにも、かわいいデザインのものがあるので少しでも赤ちゃんがリラックスできるデザインを選びたいですね。
お気に入りのDVDなどで気をそらせる
赤ちゃんに大人しく座っていてもらうコツは、お気に入りのDVDなどを流したり、お菓子などを用意したりして、そちらに気を引かせているうちに手早くカットすることです。動く赤ちゃんを無理やり押さえつけてカットすると「ヘアカット=嫌なもの」と赤ちゃんに思われてしまうのでおすすめしません。
カットする順番は、まず前髪や襟足などの細かい部分を切ってみて、順調にできたら、後ろ髪や横の髪を切るようにしましょう。もし、前髪をカットしている段階でぐずり始めてしまったら、後ろ髪などは別の日に行うようにしましょう。