子どもの海デビューに浮き輪を買いたい!正しい選び方と注意点
今年は、我が子の海デビューを考えているママもいることでしょう。海で遊ぶなら浮き輪は必須ですよね。しかし、小さい子どもにはどのような浮き輪がよいのでしょうか。今回は、浮き輪の種類や使用時の注意点、小さい子どもを連れて行く場合に海で気をつけることなどを詳しく紹介します。
海で使う浮き輪の種類と注意点
子ども向けの浮き輪の種類
ドーナツ型は、体が抜け落ちてしまうこともあるので、小さい子どもにはあまり向いていないともいわれていますが、使うなら手で掴みやすい細めのもので体のサイズに合ったものを選ぶとよいですよ。
体が水の中に落ちる心配がないものであれば、ベビーボート、タンデムタイプ、アームリングなどの浮き輪です。どのタイプも月齢の小さい子どもから使えて、カラフルな色合いやおしゃれなデザインまで豊富です。
また、小さな子ども用のライフジャケットもありますよ。
浮き輪を過信して子どもから目を離さない
子どもが乗っている浮き輪のロープを大人が持って遊んでいたとしても、目を離した一瞬で子どもが浮き輪から抜け落ちてしまったり、浮き輪ごとひっくり返ったりして溺れるような事故なども起きています。
海水浴場で混んでいるときなどは、波の音や周囲の声が大きくかなり騒がしいので、助けを求める自分の子どもの声に気がつかない可能性があります。
浮き輪があるからといって過信せず、必ず大人がそばについて目を離さないようにすること、抜け落ち防止やひっくり返り防止のためにも浮き輪自体を支えながら遊ぶことを心掛けましょう。
子どもの体にフィットする浮き輪を選ぶ
ショッピングセンターなどの浮き輪売り場では、実際に試着することでぴったりなサイズを選ぶことができるでしょう。胸囲と浮き輪の胴回りのサイズの差が、5cm以内に収まるものが理想ですよ。
また、サイズは合っていても、空気が適量でないと体にフィットしません。空気が少なくないか、入れ過ぎていないか、空気漏れなどの異常がないかをよく確認してから使用しましょう。
浮き輪のサイズの見方や選ぶポイント
体に適したサイズを知ろう
たとえば、定番の「ドーナツ型」の浮き輪には「55」「60」のように数字が表記されています。これは、浮き輪の直径を表しているので選ぶ際のサイズの目安になりますよ。
浮き輪の種類や子どもの体形にもよりますが、一般的な目安をご紹介します。
・~45cmサイズ:3歳(胸囲約49cm)
・45~50cmサイズ:4歳(胸囲約54cm)
・50~55cmサイズ:5歳(胸囲約56cm)
・55~60cmサイズ:6歳(胸囲約58cm)
店頭で見本が展示されている場合は、手に取って確認しましょう。
万が一の危険も頭に入れておこう
しかし、浮き輪は一歩間違えれば危険な事故にもつながりかねません。海で浮き輪を使って遊ぶ際は、万が一の危険も頭に入れておくようにしましょう。
たとえば、注意したい浮き輪の一つに「足を入れるタイプ」があります。何気なくママやパパが目を離したすきに、浮き輪ごとひっくり返ってしまうようなこともあるそうです。
足が引っ掛かったり波の影響を受けたりしてバランスが保ちにくく、一度ひっくり返ると子どもの力だけでは元に戻れません。ママやパパが目を離さず、足が地面につく場所で遊びましょう。
安心、安全な浮き輪を選ぼう
浮き輪を選ぶ際に注目したいポイントに、「STマーク」があります。このマークは、「一般社団法人日本玩具協会」が定めた安全基準を満たしているおもちゃのみ、表示が認められています。形や強度、可燃性などの厳しい基準をクリアしているので安全に使用できる目安になりますよ。
また、海外製の浮き輪も多く販売されていますね。STマークと同じように、たとえば、アメリカでは「ASTM」、ヨーロッパでは「CE」といった安全基準が設定されているので、選ぶ際に注目してみましょう。
年齢別で選ぶ最適な浮き輪とは
【0歳〜1歳】タンデムタイプの浮き輪
赤ちゃんとママが向き合うので、コミュニケーションを取りながら海に入ることができます。これなら初めて海に入るという赤ちゃんも、目の前にママがいるという安心感で楽しく過ごせますね。
赤ちゃんが入る側に背もたれがついているもの、日よけになるサンシェード(取り外し可能)がついているもの、赤ちゃんの手元におもちゃがついているものなどのデザインもあります。日焼けや熱中症の予防をしながら、楽しく遊ぶことができますね。