乳児のことがまるわかり!成長や病気、離乳食からお祝いまで
身体能力が上がり身体を動かせるようになること、周りの物に興味を示すことで寝返りをするようになることが多いです。寝返りを練習させたいときは、赤ちゃんの興味を持ちそうなものを側に置いて気を引いてみてください。身体をねじって取ろうとしたら、背中やお尻を押して助けてあげると寝返りの仕方を覚えやすくなります。
ハイハイできるのはいつ頃?しない場合も?
ずりばいはしたけど、ハイハイをせずに、つかまり立ちをする子も珍しくはありません。成長段階には、個人差があるので順序を飛ばして次に行く子もいます。心配なときは、9~10カ月健診を受けるのもいいでしょう。
ハイハイの練習をさせたいときは、部屋を片付けて動き回れるスペースを確保しましょう。ずりばいのときに、腰を持ち上げてあげて、四つんばいの体勢を教えてあげてください。
つかまり立ちや伝い歩きはいつ頃?
伝い歩きの目安は、10カ月頃です。早い子では7カ月、遅い子では1歳頃に伝い歩きをするのも珍しくはありません。
なかなか一歩を踏み出せずに、つかまり立ちからハイハイに戻ってしまうこともあります。つかまり立ちをした所から、数歩先におもちゃを置いてみましょう。お菓子も効果的です。手を伸ばして取ろうとしているうちに、自然と足が前に出るようになります。
乳児の成長の様子。心の成長について
ママを認識できるのはいつから?
声...五感の中でも、聴覚は発達して生まれてきます。胎内にいるときから、ママの声を聞いているので、生まれて直ぐでもママの声を認識します。ただ、ママという認識ではなく、安心できる存在という程度の認識になります。
匂い...嗅覚も発達が早い感覚なので、母乳の匂いを嗅ぎ分けることができます。母乳をあげるようになると、ママから母乳の匂いがします。その匂いで、ママを認識します。
顔...生後5、6カ月には、顔のパーツや色合いでママの顔を認識することができます。
5、6ヶ月で人見知りが激しくなるのは、ママを声・匂い・顔でしっかりと認識できるようになったことが関係しているといえます。
人見知りはいつから?パパも嫌がる?
普段、ママといることが多いので、パパを嫌がってしまう子も珍しくはありません。ママとパパの話し声を聞かせてあげたり、一緒に遊んであげたりすることで、ママと同じように安心できる存在だと認識してもらいましょう。
生後3、4カ月の子でも、人見知りするときがあります。ママパパの認識ができ、もっと愛情が欲しいという意識が出てくることで起こります。そんなときは、たくさん抱きしめて欲求を満たしてあげてください。
人見知りが強く出ているときは、無理に人に触れさせるのではなく、ママが楽しそうに話すことで安心感を与えてあげましょう。
後追いはいつから?トイレにも行けない!?
後追いが始まる時期は、人や場所の認識ができるようになり、ママへの執着が強くなる時期です。トイレに行く間、洗濯物を干す間、少ししたら戻るという事を赤ちゃんは認識できません。置いていかれてしまったという不安が強く、後追いをします。
個人差はありますが、1歳半頃までには、トイレに行っても戻ってくるということを学びます。ママ以外と接する機会が増えたり、お出掛けを繰り返したりすることで、環境の変化にも慣れていきます。1人遊びができるようになり、遊びに集中しママから少し離れることもできるようになります。赤ちゃんの成長とともに後追いは、少しずつ落ち着いてきます。
大切な記念になる乳児期のお祝い行事3つ
お七夜・命名式の意味や内容は?
お七夜では、お赤飯や鯛の尾頭付きなどのお祝い膳が一般的です。退院して間もないママが、お祝いの食事を用意するのは一苦労ですよね。仕出し弁当やお寿司などを注文するのもいいと思います!親戚を呼ばずに家族だけでというのも、現代では多いのではないのでしょうか。
赤ちゃんの初めてのお祝いですが、ママが無理をして疲れてしまってはよくありません。パパにも手伝ってもらい、無理をしない程度に、赤ちゃんの健やかな成長をお祝いしてくださいね。
お宮参りの時期や服装は?
参拝のときは、赤ちゃんにお祝い着を着せます。パパもママもフォーマルな服装で参拝します。ママが和装をする場合は、色留袖や紋付の羽織が一般的です。祖父母も同様にフォーマルな服装をします。和装、洋装を揃える必要はありませんが、全体のバランスを考え事前に話し合うといいでしょう。
昔から参拝のときには、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこするという習慣があります。現代では、家族だけでお宮参りに行く人も多いです。習慣に捉われず、行いやすい形でお参りをしましょう。