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ママチャリは正しい姿勢で乗ると楽に!高さ調節の仕方と乗り方のコツ

ママチャリは正しい姿勢で乗ると楽に!高さ調節の仕方と乗り方のコツ

買い物や子どもの送迎など、日常生活での利用を目的とした「ママチャリ」。毎日欠かさずに乗っている、という人も多いかもしれません。そんな実用的な移動手段であるママチャリですが、実はちょっとしたことに気をつけるだけで、ぐっと乗りやすく快適になるのをご存知ですか?今回は高さ調節や乗り方のコツをご紹介します。

正しい姿勢になる高さ調節の方法

ペダルが下のとき膝が少し曲がるくらいに

サドルの高さを調節したことがありますか?自転車屋さんで購入したときのままにしている人も多いかもしれませんが、一度見直してみましょう。

荷物や子どもを乗せることの多いママチャリの場合は「ペダルが下のとき膝が少し曲がるくらい」がベストな高さです。

これ以上サドルを高くすると、ペダルが下にきたときに足が完全に伸び切った状態になります。足全体で踏み込めるので楽に感じますが、実は膝への負担が大きく、傷めやすくなってしまうのです。

低すぎる場合は、おもに太ももの前側の筋肉を使って漕ぐことになるのでスピードがでないばかりか、足が太くなる原因にも。足全体の筋肉を使って漕げて、体への負担が少ないのがこの「膝が少し曲がる」高さになります。

子どもを乗せるときの座面は低めが安心

道路交通法では、16歳以上の運転者は、幼児用座席を装着した自転車に6歳未満の幼児を1人に限り同乗させることができると定めています。さらに運転者は幼児1人をおんぶ紐などで背負って運転できます。

幼児2人同乗用の専用自転車の場合は、2人の幼児を乗せられますが、もう1人を背負って乗せることはできません。抱っこはいずれの場合でもNGです。

幼児2人分の体重となると30kg以上になることもあり、荷物も合わせれば大変なかさと重さになります。

この状態で安全に運転するには、重心を低くし万が一のときに両足でしっかり踏ん張れる高さにサドルを調節するほうがよいでしょう。目安は腰かけた状態で、両足の親指の付け根が地面につく高さです。

ハンドルは座面から10cm上の高さに

ハンドルの高さは運転のしやすさに直結します。高すぎても、低すぎても手首に負担がかかり、ハンドル操作がスムーズにできなくなります。

また運転時の姿勢にも影響してくるため、正しい位置にハンドルがないと腰が痛くなったり肩がこったりしやすくなります。好みもありますが、一般的にはサドルから10cm上の高さにハンドルグリップの上の部分がくるのがベストとされています。

ハンドルの調整にはスパナやレンチといった工具が必要になるタイプが多いため、近くの自転車取り扱い店でお願いしてみましょう。

ハンドルは、事故防止のためにきつめに固定されていることがほとんどなので、自分でやるのであればサドルの高さを調整するほうがラクにできますよ。

楽に進むためのママチャリの乗り方のコツ

ペダルは指の付け根でおさえるように踏む

足の裏全体や、土踏まずでペダルを漕いでいませんか?実はもっと楽になる漕ぎ方があります。

意識したいのが足の指の付け根の部分です。ここでペダルをおさえるように踏むと、ぐっと力が伝わりやすくなります。

足元が安定するため、なんとなく足の裏全体や土踏まずでペダルを踏む人が多いのですが、無駄な力が入ってしまい実は非効率的。土踏まずはアーチ状なため、その名前どおり土、つまり地面を踏むことは普通の状態ではありえません。

力を入れることが日常動作ではあまりない土踏まずで、ペダルを踏むのは不自然な状態となり、力の伝わり方もうまくいきません。普段からよく使い、よく鍛えられている指の付け根部分のほうが圧倒的に力が伝わりやすく、楽にペダルを踏めます。

サドルの後ろの方に深めに座る

ママチャリは、レース用の自転車などと比較するとサドルの位置が前側よりになっています。この位置のサドルに浅めに座ってしまうと、体とハンドルの距離が近すぎて姿勢が前傾になり、ペダルが漕ぎにくくなります。

また漕ぐのに使う筋肉が太ももの前側に集中するため、非常に疲れやすい漕ぎ方になります。

なるべくサドルの後ろの方に深く座り、背筋をすっと伸ばして乗ってみましょう。すると自然と体の後ろ側、お尻から太ももの裏側の大きな筋肉を使いやすくなります。

このお尻から太もも裏の筋肉が上手に使えるようになると、ぐっと楽に漕げるようになります。また背筋を伸ばすと目線を遠くにやりやすくなるため、視野も広がり安全運転にもつながります。

一定の強さでペダルを漕ぐようにする

さあいよいよ漕ぎだしましょう。このときに意識したいのは漕ぐ力を一定にすることです。

当然漕ぎ始めや上り坂などではぐっと力をこめて踏みこみますが、それ以外のときはなるべく一定の強さでペダルを漕いでいきましょう。必要以上にスピードを急に上げたり、逆にだらだらと減速したりせず、一定の速さで進むことを心がけてみてください。

力を入れたり、抜いたり、を繰り返すことで筋肉は疲労していくもの。ペダルを上から下に押し込む瞬間だけに力を込めて、あとは脱力してみたり、急加速を繰り返したりする漕ぎ方では疲れ方が違ってきます。

特に長めの距離を移動するときや、子どもをたくさん同乗させているときなどは、ぜひ心がけてみてください。
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