電車好きの子どもは賢いの?男の子脳の特徴や影響と接し方について
電車好きの子どもを持つママの中は、子どもの電車に対する興味の持ち方に理解しがたいものを感じているかもしれません。電車好きの子どもは男の子に多く「男の子脳」を持つからかもしれません。女性であるママには理解しにくい男の子脳の特徴や、電車好きがもたらす影響や接し方をご紹介します。
電車好きになる男の子脳の特徴とは
男の子脳と女の子脳の違い
ママのお腹の中にいるときに、胎児は男性ホルモンの一種であるテストステロンを浴びます。浴びる量が多いと「男の子脳」といわれる「システム化が得意な脳」になりやすく、浴びる量が少ないと「女の子脳」といわれる「人の心に共感することが得意な脳」になりやすいのです。
男の子は女の子に比べるとテストステロンを浴びる量が多いため、男の子脳を持つといわれていますよ。
動くものや構造が気になる
ただ電車の模型が動いているだけですが、男の子脳を持つ子どもは「動いている」というだけで心惹かれているため飽きることがないのです。そして「どうして動くのだろうか」とその構造を考えていることもありますよ。
おもちゃを与えると、子どもがおもちゃを分解し壊してしまうことがありますよね。乱暴だなとママは感じるかもしれません。ですが、子どもはおもちゃの構造が気になったために分解して好奇心を満たしているだけかもしれないですよ。
物を集めることが好き
公園に行くと男の子は枝や葉っぱなどを嬉しそうに拾う姿が見られますよね。ママから見れば、どうしてこんな枝や葉っぱばかり拾うのかなと思いますが、男の子は身近なコレクションとして集めているのです。彼らなりの基準で枝や葉っぱを拾い、集めることを楽しんでいるのです。
電車も一見同じようなものに見えても、見た目や形状に多種多様なものがあります。わずかでも違う部分があれば、まったく違う電車と感じるのが男の子なのです。少しの違いが分かったとき、男の子はキラキラと目を輝かせて所有したいと思うのです。
電車好きは子どもの教育によい影響が!
名前や形状を覚えて認識力を高める
おもちゃの電車をより本物にしていくために、子どもは実際に見た電車やテレビやDVDなどで見た動画の電車の記憶を思い出して再現しているのです。手元にある電車の車両それぞれに対して同じような作業を繰り返すことで、認識力が高まっていきます。
無意識のうちに頭の中で電車の情報を整理し、系統立てることができるようになっていくなど、認知能力を高めることに役立つのです。
将来への学びの土台を作ることができる
電車に関する知識は一気に獲得することはできません。自分が好きな電車について、最初は形や色を覚え、どんな路線を走りどのような駅に停車するのかなど、順番に知識を増やしていく所有原理が働きます。
学問も同じように、まずは基礎をマスターし、徐々に難しいことを学んでいきながら全体を網羅していきます。これを学問の原理といいます。この過程は興味のあるものを順々に覚えていく所有原理と同じものといえますよね。
電車好きの子どもは自然と順々に知識を広げていくという「将来への学びの土台作り」が行えているのですね。
文字や地図に強くなる
電車がどこを走っているのかに興味を持てば、地図を広げるようになる子どももいますよ。路線図は位置関係や距離感が実際とは異なることがあり、地図と見比べながら路線図を見るようにするとより分かりやすいため、地図に興味をもつのです。
興味を持つ路線が走る地域の地図を用意すると、路線に合わせ都市の位置関係が学べます。新幹線など長距離を走る電車に興味を持つ場合は、日本地図を用意するとよいですね。都道府県の位置関係も学べますよ。
電車好きな子どもとの関わり方
子どもと一緒に共感して話をする
電車に対する興味が強い子どもの中には、ひとりで電車に熱中するあまり友だちとコミュニケーションをとることが苦手になることがあります。ママが一緒に共感して電車の話をすることは、コミュニケーション能力を養うことにもつながりますよ。「どこに行く電車かな」「次はどんな電車がくるかな」など電車を見ながらコミュニケーションをとることも大切ですね。