4歳児が叩いてくるのはなぜ?子どもの成長を促す上手な叱り方
叩くことが悪いことだと理解してから謝ろう
「友だちの方が悪かったのに」と思いながら謝ったり、何が悪かったのかが分からないまま謝ったりすると、「とりあえず謝っておけばよい」という考えにつながってしまうかもしれません。
「今、お友だちが遊んでるところだったでしょ。おもちゃが欲しいからって無理矢理取ったりお友だちを叩いたりしちゃだめだよね。先に『貸して』って言えばよかったんだよ」などとママが説明して、何が悪かったのかを理解した上で「ごめんなさい」と言うようにしましょう。
叱るのは叩く行動のみ。人格は否定しないで
どちらが悪いにせよ、ママが子どもの言い分を聞かずに「うちの子が悪い」と決めてしまっては、子どもは「ママはぼく(わたし)を信じてくれないんだ」と思って悲しくなってしまいますよね。
どちらが悪いかのジャッジをするのではなく、叩いたことを叱るようにしましょう。
また、感情をコントロールできなくて手を出してしまうのは、自己肯定感の低さも影響しているそうです。「ママ、そうやって叩く子は嫌いだよ」など、子どもの人格を否定するのは、自己肯定感を低くしてしまう言動です。子ども自体を否定する表現はしないようにしましょう。
まとめ
子どもが手を出してしまうのは、感情のコントロールが難しいことと、口でうまく伝えられないこと、自己肯定感の低さ、子どもを取り巻く環境など、色々な理由があります。
ママは子どもの気持ちに共感して、人を叩いてはいけないということと叩かずに口で言うだけでよいことを伝えてくださいね。
ママが冷静になってきちんと伝えれば、子どもは成長過程で感情をコントロールする力を身につけることができますよ。