酸素系漂白剤を洗剤のタイプ別に紹介!漂白剤を敬遠するママも試して
漂白剤といえばきつい臭いがして刺激が強いイメージがあるかもしれませんが、酸素系漂白剤は強い臭いもせず成分も穏やかです。洗濯物などの洗いものが多い小さな子のママは、このタイプの漂白剤を上手に使うと家事の手間を減らせますよ。ここでは二つのタイプの酸素系漂白剤の特徴や使い方についてご紹介します。
酸素系漂白剤の特性や洗剤の種類
色柄物も安心して漂白!除菌や消臭効果も
毎日洗濯しているのに、衣類が黄ばんだりタオルに臭いがついたりすることはありませんか?衣類の黄ばみや臭いは通常の洗濯洗剤では落ちきれずに蓄積した汚れや、その汚れを餌にして繁殖した雑菌が発する臭いの可能性が高いです。
そんなときに役に立つのが酸素系漂白剤ですよ。塩素系のものは衣類の色も脱色させますが、酸素系では衣類の色や柄を落とさずに黄ばみや黒ずみなどを白くしてくれます。
除菌や消臭もできるために臭いがついた清潔を保ちたいタオルやふきんも、すっきりと綺麗に洗濯できますよ。
黄ばみ漂白や掃除でも利用できる粉末タイプ
粉末では衣類の黄ばみや大きなシミを落とし除菌し、アルカリ性なので酸性の油汚れも分解できます。ただし20分以上の時間が必要で、粉末を溶かしたお湯に汚れ物を漬けて置くことが必要です。
粉末タイプはお湯に溶かすという一手間がかかりますが、液体のものより漂白力が強いです。そのために台所やお風呂場などの雑菌によるぬめりなども、すっきりと掃除できますよ。
洗濯槽やトイレ掃除、おもちゃの漬け置き除菌など汎用性が高いことも、粉末タイプのメリットです。ただし絹や毛、革製品には使えないのでご注意くださいね。
洗濯洗剤と併用で相乗効果がある液体タイプ
そのために単体で使うよりも、洗濯洗剤と併用することで洗浄力を高めますよ。ときどき洗濯洗剤と一緒に洗濯機に投入して洗うだけで、衣類の黄ばみやくすみの予防にもなります。
また、粉末タイプよりもアルカリ度が低いために、絹や毛にも使用できるところもメリットです。粉末よりも衣類の素材を気にせずに使えますよね。
粉末、液体のどちらのタイプでも色落ちしやすかったり水洗いできなかったりするものや、アルミや塗装された金属などには使えません。
粉末タイプの洗剤は育児中使い勝手がよい
水に溶かすと汚れを分解する酸素の泡を発生
アルカリ性の過酸化水素は油汚れも分解します。一方、もう一つの成分の炭酸ナトリウムもアルカリ性で、洗浄力を高める働きがありますよ。
酸素の泡は溶かすお湯が40~60℃のときに、もっとも効率よく発生して汚れをはぎ落してくれます。あまり水温が低いと酸素の発生量が少なく、高すぎると一気に発生しすぎて汚れが落ちないうちに出尽くしてしまうといわれますよ。
このタイプには漂白成分のみでできた製品もあれば、界面活性剤や香料などが加わった製品もあります。
きつい臭いがなくて安全性が高い
同じ漂白剤でも塩素系漂白剤は、短時間で真っ白になりノロウイルスなども撃退するほど強い殺菌力がある一方、きつい臭いがあり衣類の色まで脱色させるために色柄物には使えません。発生するガスも人体への影響があるために、十分な換気をして使う必要があります。
けれども酸素系漂白剤はそこまで強い成分ではなく臭いもないために、子どものものにも適していますよ。香料や界面活性剤などが含まれないシンプルな成分でできた商品を選べば、より安心かもしれませんね。
うんち汚れからお弁当箱の色残りまで漂白
たとえば赤ちゃんの衣類のうんち汚れは下洗いした後、粉末タイプとお湯の溶液に漬けて置きます。シミもとれて除菌もできるのでうんちで汚れた衣類も安心して使えますよね。
細かいパーツがあって洗いにくい赤ちゃんのマグや幼稚園に持っていくお弁当箱は雑菌の繁殖が心配ですが、漬け置き洗いで除菌と汚れ落としができますよ。漬け置き時間は20分以上がよいでしょう。
酸素の泡が発生している数時間のうちに、ママの手を煩わせることなく除菌、消臭、汚れ落としをしてくれるのは嬉しいですよね。
液体タイプの洗剤は忙しくても手軽に使える
消したいシミに直接つけて漂白まで放置
粉末より穏やかに落とすはいえ一般的なシミは落とせる場合が多いですし、お湯に溶かす手間がないので忙しいママには便利ですよね。主成分の過酸化水素はオキシドールという消毒薬と同じ成分なので、安全性も高いです。
製品によって消臭に強いもの、赤ちゃんにも安心な無香料のもの、ガンコなシミを落としやすいもの、植物成分からできているものなど特徴がありますよ。ただ、界面活性剤や香料などのいろいろな成分が入っているものも多いので、小さな子がいるご家庭では成分も確認して選ぶとよいかもしれませんね。