7カ月でまだまだ続く黄昏泣き。その原因とママにできること
なかなか泣き止まない生後7カ月の赤ちゃん。おむつ替えや授乳など、一通りのお世話を試したけれど泣き続けるのはなぜでしょうか。その原因が分からないときに「黄昏泣きかも」といわれることがありますが、黄昏泣きとは一体どういうものなのでしょうか。原因と対策を探ってみましょう。
7カ月で続く黄昏泣きの終わりはいつ?
黄昏泣きについて知ろう
夕方といえばママは夕食の準備に取りかかる、家事も終盤の忙しい時間です。黄昏泣きは週に3日以上、または1日3時間以上、原因が見当たらないのに激しく泣き続ける症状で世界中の赤ちゃんに見られます。
顔を真っ赤にし、体をくねらせて泣き続ける我が子を前に、ママも不安になってしまいますよね。何をやっても泣き止まないので、どうしてよいか分からずママの方が泣きたくなってしまいます。黄昏泣きが続くとママの心にも負担がかかるので、黄昏泣きを理解して自分を追い詰めないようにしましょう。
黄昏泣きの終わりには個人差がある
黄昏泣きがはじまるのは生後2~3カ月、早いと生後6週間から始まる場合もあります。始まりにも個人差があるように、黄昏泣きがいつまでに終わると言い切れないのがママにはもどかしいですね。それでも生後6カ月ごろには治まることが多いようです。
黄昏泣きが生後7カ月まで続くことは長めであるとはいえますが、いつか終わりがきますので落ち着いて対処するように心がけましょう。
黄昏泣きと夜泣きの違い
ただ、それぞれに特徴があり、生後2~6カ月に起きる黄昏泣きに対し、夜泣きは黄昏泣きが終わるころの生後6カ月ごろから始まり2歳ごろまで続く場合があります。黄昏泣きにも困っているのに、さらに夜泣きが始まるのかと戦々恐々としてしまうママもいるかもしれませんが、黄昏泣きも夜泣きもすべての赤ちゃんが経験するわけではく、いつか終わりが来るものでもあります。
手の施しようのない号泣が夕方にあるか夜になるかの違いではありますが、ママにとっては大きな違いかもしれませんね。
黄昏泣きと赤ちゃんの成長との関係は?
7カ月の赤ちゃんは体も心も急成長する
「あーあー」「ぶーぶー」など喃語も出始め、離乳食も順調に進めば2回食になるころです。ママの姿が見えなくなると泣き出すなど、後追いを始めるようになります。ママやパパとそれ以外の人の認識もできるようになるので人見知りをする子もいますよ。
生後7カ月は体も心も急成長しています。内臓機能の未熟さが原因とも考えられている黄昏泣きが落ち着いてくるのももう少しかもしれませんね。
7カ月のメンタルリープに入っている
理由もないのに泣いていると思ってしまうぐずりにもそれぞれ意味があり、月齢に合わせた成長をするために欠かせない時間だといわれています。生後7カ月ごろにもこのメンタルリープが訪れていて、赤ちゃんの脳は色々なことに気づき、理解しようと模索しています。
赤ちゃんにとっては当たり前などありません。一つ一つのことがすべて刺激となって頭に流れ込んでくるのです。これを乗り越えるために頑張る赤ちゃんがぐずり、泣くという行動をとると考えられます。
黄昏泣きじゃない場合があることを知ろう
しかし、黄昏泣きではないとしても、そこに明確な理由があるとは限りません。赤ちゃんは疲れてもつまらなくても、ママが恋しいだけでも泣くものです。泣いている子に「万策つくしたけれどそれでも泣き止まないこともあるんだ」とママが知ることも大事です。
もちろん、泣くだけでなく吐いたり、発熱、腫れや炎症などがあったり場合は病院に行きましょう。ママのイライラや不安が伝わってますます泣いてしまうこともあるので、ママは気持ちをなるべく穏やかに落ち着いて対応することも大切です。
7カ月の赤ちゃんが泣く理由と対処法
人見知りで不安なときは声かけを変えよう
そんなとき、赤ちゃんは知らない人に対して不安感を抱いていますので、ママは積極的に声かけをして不安な気持ちを取り去るようにしてみましょう。「大好きなお友だちだよ」「優しいおじさんだよ」など、赤ちゃんに語りかけることで怖くないことが伝わります。
ママが仲良くしている様子や楽しく会話する様子を赤ちゃんが見ることで、相手に対しての不安が薄れることもありますので試してみましょう。