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ダニから赤ちゃんを守るには?繁殖する場所のダニ対策をしよう

ダニから赤ちゃんを守るには?繁殖する場所のダニ対策をしよう

赤ちゃんが誕生してから、どこの家庭にもいるとされるダニの存在が気になり出したママは少なくないでしょう。ダニはアレルギーの原因にもなるため、特に抵抗力の弱い赤ちゃんをダニの被害からしっかり守りたいですね。そこで今回は、ダニが繁殖しやすい場所やダニによる影響について、対策法とともにご紹介します。

赤ちゃんと過ごす家の中でダニが多い場所

1日の中で過ごす時間が長い「寝室」

夜寝るときはもちろん、お昼寝などでも赤ちゃんが過ごす時間が長いのは寝室ですが、ダニは寝室の高温多湿な環境を好みます。そのため、毎晩のように寝汗を吸っている布団が置いてある寝室は、家の中で「もっともダニが繁殖しやすい場所」と言っても過言ではありません。

さらに、ダニにとっては、布団についている皮脂や髪の毛なども、栄養源がたっぷりの餌となります。湿気があり餌もたっぷりとある寝室は、ダニにとっては天国のような生息ゾーンです。

布団そのものではないベッドの下の綿埃にもダニは多く、空気がよどむことでさらに増殖するでしょう。ベッドの周りが湿気ると、ダニが増えてしまうだけでなくカビの発生も引き起こすため気をつけましょう。

ダニが住み心地のよい「畳」

畳もダニにとって、住み心地がよい場所の一つです。畳の上で食べ物を食べると食べカスが落ちて、それがダニの餌となり繁殖を促すためです。したがって、こまめな掃除が欠かせません。

なお、畳にはポリプロピレンなどの化学素材を使って作られているものもありますが、天然素材で作られている藁床などは、ダニが自由に動き回りやすいとされています。中に入り込まれると駆除しにくく、ダニにとっては、より住みよい条件が揃うことになるでしょう。

また、畳の上にカーペットなどを敷く家庭も多いですが、そうすると高温多湿なダニが好む環境になりやすいです。そのため、湿気に気をつけながら、定期的に畳を天日干しするように心掛けることが大切です。

可愛い「ペット」にダニやノミが多い

ダニやノミは、草むらや藪などの中で生息しています。そこへ生き物が近づくと、体温や二酸化炭素を感知して寄生するのです。

これによって、たとえ室内で飼っている犬や猫などのペットでも、散歩のときなどに、草むらや藪に足を踏み入れることでダニやノミの餌食となってしまいます。ほかには庭先やベランダでさえも、寄生される可能性があったり、ペットの餌からダニが発生したりするケースもあります。

ダニやノミは、適度に温度や湿度が管理されている家の中に一度入ると、季節に関係なく生きて繁殖を繰り返す厄介ものです。赤ちゃんへの影響も心配ですが、ペット自身も皮膚炎や感染症への悪化などで不快な思いをすることになるため、適切な対策は欠かせません。

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ダニが赤ちゃんにおよぼす影響とは

ダニは気管支喘息を誘発させる恐れがある

2016年の文部科学省の学校保健統計調査によると、喘息の症状を持っている子どもは、幼稚園児で2.3%、小学生で3.7%、中学生で2.9%、高校生では1.9%いるとされています。喘息の要因は、タバコの煙やカビなど様々ですが、中でも一番の原因だといわれているのがダニです。

ダニのフンや死骸に多く含まれているダニの消化管にある酵素が、アレルギーの原因物質であるためです。これが小さな粒子となり、体内に吸い込むことでアレルギー症状が起こります。

気管支喘息が起こると「ゼーゼー」するような呼吸困難となり、特に息を吐くときが苦しくなるというのが特徴です。喘息かもしれないと思われる症状が赤ちゃんに見られたら、早めに小児科を受診しましょう。

ダニアレルギーによるアトピー発症の可能性

ダニが原因となってアレルギー反応を起こすのが、ダニアレルギーです。ダニアレルギーによる症状は様々ありますが、その一つが前述の気管支喘息です。しかし、それだけでなく、ダニによる疾患としてアトピーが発症する可能性もあります。

ダニアレルギーの原因物質は、ダニの消化管にある酵素ですが、これが体内に入ると体は異物と判断し、免疫システムによって体内で抗体を作り出します。そのとき放出される化学物質が、肌の炎症やかゆみなどのアトピー症状を引き起こすのです。

特に赤ちゃんは免疫システムが未熟であるため、アレルギー物質による影響を受けやすいとされています。こうした症状を防ぐためにも、原因となるダニや埃をしっかり掃除しましょう。

ダニに刺されると重症化する恐れもある

ダニに刺されると、刺されてから数時間後に患部が赤く腫れ、強い痒みが出てきます。特に小さな子どもだと、掻きむしって「トビヒ」に発展する可能性もあるため、早めに病院を受診しましょう。

場合によっては、重症化する恐れもあります。中でも、マダニは様々な細菌や病原体を保有しているので、マダニに刺されると「ライム病」「日本紅斑熱」「回帰熱」などの恐ろしい病気に感染してしまうかもしれません。

マダニのほかにも、極小のダニによる寄生虫感染症は存在します。その一つが「疥癬(かいせん)」です。これは、ダニのメスが人間の表皮に潜り込み、卵を産むことによって起こります。予防のワクチンなどはないため、ダニに刺されないようにすることが肝心です。

ママができるダニから赤ちゃんを守る対策

布団は天日干しや掃除機掛けをこまめに

先ほど述べたように、寝室の布団にはダニが発生しやすい要因が揃っています。そのため、ダニのフンや死骸などが多く含まれているでしょう。布団は就寝時に鼻や口に近づけることになるので、ダニのフンや死骸などを吸い込んでしまいやすく、人体への影響が心配です。

布団のダニ対策としては、天日干しやこまめな掃除機掛けがポイントです。天気のよい日には、布団を日光に当てて乾燥させましょう。

さらに、布団の表面は掃除機を掛けると効果的です。アレルギーの原因となるダニのフンや死骸などを、掃除機によってある程度吸い取ることができるでしょう。これらを吸い込んだ後の、掃除機のゴミパックの中もダニが繁殖しやすいため、定期的に捨てるようにしてください。
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