「うちの子はこうだった!」先輩ママたちのイヤイヤ期体験談
今まで素直でなんでもママのいうことを聞いていた我が子が、2歳前後になると急に我が強くなりママの手に負えないと感じることがあります。これが俗にいう「イヤイヤ期」というものです。多くのママが「大変だった」と回想するイヤイヤ期の実態を、体験談とともにみていきましょう。
【ママの体験談】こだわりが強い我が子
ゆずらない!ママの隣はわたしのもの!
- 体験談:D.Mさん(30代後半)専業主婦
長女のときは、気にならなかったイヤイヤ期ですが、話しだすのが早かった次女は、1歳後半から「イヤ!イヤ!」のオンパレード。2歳になってからは、ほかの人が、ママの隣やひざに座ること、手をつなぐことはだめで、家でも、大好きなお姉ちゃんやパパさえもさえぎり「ママのとなりー!」と猛ダッシュしてきて、ママの隣をキープしていました。
私は嬉しいような、でも、長女とのスキンシップもまだまだ大切にしたいな…と思いつつ、長女が次女にママの隣をゆずってくれることに申し訳ない気持ちやら、感謝やら、複雑な気持ちでした。
■編集部コメント
イヤイヤ期に冷静な第3者の言葉は欠かせない
- 体験談:Y.Mさん(30代前半)専業主婦
ある日、大好きなアンパンマンのマフラーを買いました。娘はとてもうれしそうで、家に帰ってからもずっとつけています。
さて夕飯の時間になりました。いつものとおり椅子に座って、汚れ防止用の前掛けをしようとしたところ「いや~!!!」と叫ぶ娘。アンパンマンのマフラーを外すのを嫌がります。でもその日はとくにこぼすと厄介な納豆があり、新品のマフラーを汚してほしくないという私の思いもあり、しばらく押し問答が繰り広げられました。「マフラーはずして!」「いや!」「ごはんなしだよ!」「いや!」「じゃあまえかけする!」「いや!」の繰り返し。
すると夜勤あけのパパが起きてきて「なんだ~?」とのんきに聞きます。私が状況を説明すると、パパは娘に「ぞうさんつけてほしいらしいよ(ぞうさん柄の前掛けでした)」「アンパンマン汚れるの嫌だって」と、ごく穏やかに、落ち着いていい聞かせます。
その言葉に娘も冷静になったのか素直に「つける~」と前掛けをつけ、夕飯を食べ始めました。私もこの光景を見ていて、冷静になり「そんなにムキにならなくてもよかったかも」と反省しました。今回はパパのおかげで助かったと思います。
ただその晩、パパが娘を寝かしつけに行ったあと、泣き声が聞こえるので様子を見に行ったらパパが「なんていってるかわからん!」と匙を投げた感じで話します。よくよく娘の言葉を聞いて落ち着くよう促すと、訴えていた内容がわかり、そのとおりにすると娘はすぐに眠りにつきました。
イヤイヤ期に親がイライラしたり冷静になれないのは当然。でもパートナーやほかの誰かの言葉で、自分も子ども自身も冷静に落ち着けるということを体感したできごとでした。
■編集部コメント
イヤイヤ期も考えようによっては…
- 体験談:Y.Mさん(30代前半)専業主婦
でも娘の主張を聞いていると、なんとなく一貫性はある気がする。それは「自分の好きなものがいい!」ということ。つまり自己主張をしているということになるなと。
それから娘の言動をよく観察すると、むやみやたらと拒否するわけではないんです。自分が納得したことは素直に受け入れることもある。
それに気づいてからは「イヤイヤ期」という言葉はやめて、「自己主張期」というようにしました。「イヤイヤ」というとネガティブな印象がするけど「自己主張」ができるようになったと思うと「成長したな~」と思える。
これによってこちらがイライラすることも減りました。ママ友にそう話すと「確かに自己主張期っていったほうが、しっくりくる。身勝手な主張ではないんだよね」と同意してくれました。
イヤイヤ期に困っているママさんは、一度見方を変えてみると、少し気持ちが軽くなるかもしれません。自分でなんでもやりたい時期ですから「どっちにする?」と子どもに選ばせるという方法も効果があったと思います。
■編集部コメント