4歳は見立て遊びからごっこ遊びへの発展期!創造力をはぐくむ遊び方
子どもの想像力を育むのに、見立て遊びやごっこ遊びがよいと聞いたことはありませんか?4歳は見立て遊びからごっこ遊びへ発展する時期だといいます。今回は、見立て遊びとごっこ遊びの違いや、想像力を育むためのママやパパの関わり方、楽しくごっこ遊びをするための遊び方やおもちゃを紹介します。
そもそも見立て遊びとはどんなもの?
見立て遊びは創造力を使った遊びのひとつ
見立て遊びは創造力を使った遊びのひとつです。容器をコップに見立てて飲み物をごくごく飲むまねをしたり、積み木などを車に見立てて走らせたりと、今まで見たものや経験したことを身近な道具を使って表現する遊びです。
見立て遊びを始めるのは1歳後半から2歳の頃で、これは子どもの脳が発達して想像力や記憶力が培われている証拠です。
子どもの見立て遊びを観察すると、子どもが興味を持っているものがわかりますよ。ものを電車に見立てているならば、電車に興味があるのでしょうし、身近な人の真似をしているならば、コミュニケーションをとるのが好きなのかもしれません。
見立て遊びをすることのメリットとは
身近な人の行動を真似して遊ぶ見立て遊びは、普段から相手のことをよく観察して覚えたことを遊びに取り入れるので、観察力と記憶力が必要になります。
また、子どもは大人が想像できないものに見立てて遊ぶこともありますよね。友だちと一緒に遊ぶようになると、友だちの考えた見立て遊びの影響も受けて、子どもの世界が広がりますよ。
見立て遊びとごっこ遊びの違い
ごっこ遊びは、見立て遊びに設定や役割が加わったものです。ママが包丁で野菜を切っている場面を真似するだけなのが見立て遊び、切った野菜をお皿に載せて「どうぞ」と渡したり、相手が食べたら「美味しい?」などと声をかけたりするのはごっこ遊びです。
ごっこ遊びは、自分がママになって食事を作ったり赤ちゃんのお世話をしたり、お店屋さんになって商品を売ったり食べ物を提供したり、テレビや絵本で見たキャラクターになりきって遊んだりします。また、人形やぬいぐるみを動かして遊ぶのもごっこ遊びです。
4歳は見立てからごっこ遊びに発展する時期
見立て遊びが進化してごっこ遊びになる
誰かになりきってごっこ遊びをすることもあれば、お人形を使ってごっこ遊びをすることもありますよね。おままごとやお店屋さんごっこができるおもちゃが大活躍し、上手に遊べるようになりますよ。
さらに、5歳前後になると、「ごっこ遊び」よりもっと高度な「なりきり遊び」もできるようになります。
なりきり遊びとは、ひとりで何人もの役を演じる遊びです。役柄に合わせて表情や口調を変え、それぞれの役になりきってセリフを話すものです。複数の人形を使ってひとりでごっこ遊びができるようにもなりますよ。
4歳の子どもが楽しめるごっこ遊び
【お店屋さんごっこ】
商品と販売形態(食べ物なら売店や飲食店など)を決め、店員さんとお客さんに分かれて遊びます。
【おうちごっこ】
おうちでは誰が何をしているのかを考えてから、やりたい役を決めて遊びます。
【ヒーロー&ヒロインごっこ】
やりたい役を決めて、その役が使うグッズを用意して遊びます。「叩いたり蹴ったりしない」「たとえフリでも友だちが嫌がったらやめる」など、約束ごとを決めるとよいですよ。
【郵便屋さんごっこ】
便箋と封筒、筆記用具を用意し、ポストを決めましょう。その場にいる友だちに手紙を書いてポストに入れ、配達員が配達します。
ごっこ遊びへのママとパパの関わり方
うまく話が進まなくなったら「このあとどうなるんだろう?」と、話をふくらませる手助けをしたり、同じようなことばかり繰り返すようになったら、お店の場所や扱うものなど設定を変えてみると、新しい展開になるかもしれませんね。
小道具は全てを買う必要はありません。おもちゃを見立て遊びの要領で代用する、手作りするなど、家にあるものを活用しましょう。
また、遊んでいるとき以外でも、スーパーに行ったときに「今、こんな風に言ったね」「レジの人はこうやってるよ」と言うなど、実際の場面を見て子どもに説明すると、ごっこ遊びに取り入れるようになりますよ。
4歳のごっこ遊びにあると楽しいおもちゃ
ごっこ遊びの定番「おままごと遊びセット」
おままごとを始めると「もっと違う食材も揃えて料理したいな。」と思うようになってくるので、初めにたくさんのアイテムを揃えてしまえば、思いっきり遊ぶことができます。
可愛くて優しい手触りの木のおままごとセットは魅力的ですよね。木のおもちゃは高いイメージがあるかもしれませんが、最近では、たくさん入っていて手頃な値段で購入できるものもあります。
まな板や包丁、お皿やたくさんの食材がセットになった木のおままごとセットは、色々なメーカーから出ていますので、チェックしてみてはいかがでしょう。