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小学校入学前に読ませてあげたい絵本。選び方とおすすめの絵本

小学校入学前に読ませてあげたい絵本。選び方とおすすめの絵本

お友達への思いやりを学べる絵本3選

卒園してもずっと【みんなともだち】

卒園式の歌として定番になった「みんなともだち」は、この絵本の作者 中川ひろたかさんによって作詞・作曲されたものです。『みんなともだち ずっとずっとともだち おとなになっても ずっとともだち』という歌詞は、誰にでも聞き覚えがあるのではないでしょうか。

この絵本は「ピーマン村の絵本」シリーズの1冊、卒園式がテーマです。卒園式を迎え、歌やお絵描き、お散歩、プール、運動会や遠足などの場面を思い出しながら、園長先生や担任の先生が涙を流して手を振っています。

『みんないっしょに おおきくなった』というフレーズには、きっと一緒に読むママの方がグッと胸に染みるでしょう。色々な楽しいできごとを思い出して、ぜひとも親子で読んでみてください。

つながる思いやり【しんせつなともだち】

小学校に入学すると集団生活の中にもより高い規律が求められ、お友だちとの関係も今まで以上に濃くなります。特定の仲よしとだけ一緒に過ごすのではなく、他人を思いやる気持ちや協調性が求められるようになるのです。

この絵本は、雪が積もった寒い冬の日に食べ物を探しに出かけたウサギがカブを二つ見つけ、その一つを同じように食べ物を探しているであろう友だちに分けてあげるお話です。ウサギ・ロバ・ヤギ・小鹿と優しい気持ちがつながり、最後にカブはウサギのもとに戻ってきます。

食べ物を見つけることが難しい寒い冬に、見つけた食べ物を独り占めせず、友だちを思い分けてあげようとする親切心に、絵本を読む子どもたちは素直に共感するでしょう。

違いを知り認める【どんなかんじかなあ】

「一人一人、みんな違う」ということは当たり前のように思えるけれど、実際にはどう違うのだろう、と読み手を深く考えさせる本です。大人も子どもも、胸に何かが残るでしょう。

主人公のひろくんは、友だちの目が見えないまりちゃんや、耳が聞こえないさのくんのことを考えます。どんな感じがするのか想像することによって、友だちのすごいところを発見するのです。

この本は、一人一人違う面を理解するために「どんな感じかなあ」と相手の気持ちや立場になってみることを教えてくれています。優しさ、親切心とともに身に着けたい思いやりの心を育む良質な絵本です。
 実際に体験しながらの読み聞かせにもピッタリなので、親子で一緒に読むにもよいでしょう。

まとめ

小学校入学前の年長さんにおすすめの絵本を6冊紹介しました。卒園で仲よしの友だちと離れてしまうさみしい気持ち、小学校の毎日はどんなだろうという不安を抱える子どもたちに、ぜひ読んであげてください。

ネガティブな気持ちをこれらの絵本が解消し、ランドセルを買ってもらったときのワクワクするような気持ちを、入学後もずっと持ち続けられるとよいですね。

また、小学校という新しい環境で、新しいお友だちとも仲よく思いやりをもって接することができるよう、絵本を通じて心を育んでいけたら素敵ですね。
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