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子どもは転ぶと頭を打ちやすい?転ぶ原因と頭を打ったときの対処法

子どもは転ぶと頭を打ちやすい?転ぶ原因と頭を打ったときの対処法

子どもが1人で歩けるようになって嬉しい反面、何度も転んで心配しているママもいるのではないでしょうか。特に転んで頭を打ったら心配ですよね。子どもが転びやすい原因と、転んで頭を打ったときの対処方法をまとめて紹介します。子どもが転んでも、どのように対応したらよいかが分かっていたら安心ですね。

子どもが転んでケガをしてしまう原因とは?

子どもが転びやすいのはバランスが悪いから

赤ちゃんは、体と比較して頭が大きいですよね。個人差もありますが、生まれてから1カ月程の新生児で3~4頭身、幼児期に徐々に体が大きくなってきて5頭身になり、幼児期終了の6歳になる頃までに、約6頭身になるといわれています。

1人で歩けるようになる1歳頃には、頭が大きくバランスをとりながら歩くことになります。ですから、バランスが悪くなって転びやすくなるのです。子どもが1人で歩き始めた頃に、ママが転びそうになるのを支えた経験があるのではないでしょうか。

バランスをとりながら歩いては転び、起きて歩いては転ぶということを繰り返して上手に歩けるようになるのです。子どもがよく転んでしまうのは、自然なことなのですね。

転ぶとき反射的に手が出ないとケガしやすい

子どもは歩いているときにバランスを崩して転ぶと、一番重い頭や顔から転んでしまいやすくなります。とっさに手を出せれば、頭や顔のケガを防ぐことができるでしょうが、転んだときに反射的に手が出ない子どもが多くなっているのです。

1970年以降、小学生のケガや骨折の発症率は約2倍になっています。全国の幼稚園や保育園では、子どもが転んだ際に顔や頭にケガをすることが一番多いようです。それだけ、頭や顔から転んでいる子どもが増えているということですね。

転んだときに手が出ない原因としては、ハイハイをする期間が短くなり、手をつく習慣が少なく、両腕の筋力が養われていないからと考えられています。発達の仕方が影響されるのですね。

ハイハイせず歩き出す子は顔から転びがち

ハイハイする期間が短い子どもが増えている原因として、ママが安全面を考えてハイハイする範囲を決めたり、ハイハイできる範囲が狭かったり、便利な商品ができたことですぐに立てるようになったりしたことなどが影響しているようです。

子どもは早く発達した方がよいと思うかもしれませんが、決して早いことがよいのではなく、必要なことを体験し子どものペースで発達することが大切なのです。早めに立ったりしてハイハイの期間が少なくなれば、腕や手の力が養われないことやとっさに手が出せないことにつながるのです。

ですから、転んでも手が出なかったり、手をついても体を支えられず頭や顔をぶつけてしまうのでしょう。地面に手をついて手や腕を鍛えることは大切ですね。

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子どもが転んで頭を打った場合の対処法は?

子どもに意識があるかを確認し状況把握を

子どもが転んだときに頭を打ってしまった場合、まずは子どものそばに駆け寄り、意識があるかを確認しましょう。子どもは転んだ痛さと驚きで大泣きしているかもしれませんが、まずはママが落ち着いて子どもの様子を確認することが大切です。

子どもが大泣きして答えられないかもしれませんが、どこを打ったのか、どこかケガをしているかを子どもに聞いたり、打った場所を確認してどのような状況なのかを調べましょう。

子どもが泣いていれば意識もあるでしょうし、ママの質問に答えていたら大丈夫だと思いますが、ぼーっとしていたり、話しかけてもぐったりしていたり、体がけいれんしたりしていたら病院にいきましょう。ママも慌ててしまうと思いますが、落ち着いた対応が必要ですね。

出血箇所を探し、血が止まらなければ病院へ

子どもが転んで出血したらママもさらに慌ててしまうでしょう。子どもも痛いのと同時に血が出ているのを見たら怖くなって、さらに泣いてしまうかもしれません。

かすり傷程度でしたら傷口を洗って絆創膏を貼るという対応で大丈夫でしょうが、かなりの出血があったらまずはきれいなタオルで傷口を押さえましょう。5~10分ほどそのままタオルで押さえておけば血が止まることがほとんどです。

もし、それ以上経っても血が止まらない場合は病院にいきましょう。ママもそのときは不安だと思いますが、不安なのは子どもも一緒です。ママが優しく「大丈夫よ」などといって、安心するように働きかけましょう。抱っこしたり、手をつないだりして安心させることもよいですね。

こぶができていたらこぶの部分を冷やす

転んで頭を打った際にこぶができることがあります。こぶは、頭を打った際に頭皮の下で内出血をしてできたものですから、こぶができた部分を冷やすことが必要です。

時間が経ち、出血が吸収されると、こぶは小さくなっていきます。こぶの中には、小さくならずにぶよぶよとしたこぶが残ることがあります。そのようなときは注意が必要ですので、病院にいって診てもらいましょう。

こぶは頭の一部が膨らむのですが、膨らまずにへこんでいる場合は、頭の骨が陥没している可能性もありますから、そのときも病院で診てもらいましょう。ママは子どものことであれば小さなことでも心配になりますよね。頭を打ったら数日は子どもの様子に気を付けて見ていましょう。

子どもが頭を打ったときの受診の目安は?

すぐ泣いた場合はしばらく安静にして様子見

子どもが転んで頭を打ったらママは心配になりますね。転んだときにすぐに泣いた場合は、意識があるということですから少し安心です。命にかかわるようなケガをしなかったと判断できるようです。

ただしこのような場合でも、頭を打った後すぐに症状が出ないことがあります。2~3時間などしばらくしてから症状が出ることがあるのです。

ですから、頭を打ってすぐに泣いた場合は、すぐに病院に連れていくのではなく、自宅で安静にして変化がないか様子を見ることが大切です。

頭を打った場合は、数日間は子どもがいつもと違う様子はないかを見ておくと安心です。数日後におかしなところがあると感じたら、受診して頭を打った状況を説明して診てもらいましょう。
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