産休に入ったらウォーキングを始めよう!妊娠後期の運動は安産への近道
今まで大きなお腹で忙しく働いてきたママにとって「産休」は待ちに待ったお休みですよね。しかしいざ産休に入ってもすることがなく、1日がダラダラ過ぎてしまうことも。そこで生活にメリハリを出すためにも、ウォーキングを始めてみませんか?産休中のウォーキングは、妊娠後期の健康維持と安産の近道になりますよ。
産休中は運動不足と体重増加に気をつけよう
産休に入る34週前後から体重が増えやすい
妊娠後期に体重が増加する理由は色々あります。たとえば、妊娠初期のつわりの反動でつい食べ過ぎてしまったり、大きなお腹での食事の支度が大変で外食が多くなったりするからかもしれません。また、産休に入り気持ちが緩んで食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。
妊娠後期の体重増加は「妊娠高血圧症候群」「骨盤の歪み」「脂肪による子宮の圧迫」など、ママと赤ちゃんに対して様々な悪影響を及ぼすものです。そのため産休に入るころは体重が増えやすいと考えて、体重管理に注意したいですね。
家にいる時間が長いので運動不足に
そのため、家にいる時間が長くなり「運動不足」になってしまうことがあるのです。なかには、里帰りをしたら家事全般すべてお任せで、極端に動くことが少なくなったというママもいるかもしれませんね。
運動不足になると体重が増加しやすくなり、冷えやむくみなどの妊娠後期のマイナートラブルを引き起こす可能性も高まります。そのため、産休中の運動不足には気をつけましょう。
口寂しくなると食べてしまう
産休に入ると、まとまった時間ができるので暇に感じてしまうママもいます。さらに妊娠中はホルモンバランスの関係で甘いものが無性に食べたくなるママもいて、お腹が空いているわけでもないのについ口寂しくなって、食べものに手が伸びてしまうことがあるのです。
また、妊娠後期になるとお腹が大きくなることで胃が圧迫されるため、一度の食事でたくさんの量が食べられなくなります。そのため小腹が減りやすく、間食が増えて気づかぬうちにカロリーオーバーになることもあるでしょう。つい食べてしまうのを防ぐため、目につくところにお菓子を置かないなど工夫が必要ですね。
産休に入ったらたくさん歩いてみよう
適度なウォーキングは安産になりやすい
安産のためには「体力」「股関節の柔らかさ」「子宮口の開きやすさ」がポイントになります。出産は思っている以上に体力を必要とするものです。ウォーキングならお産に必要な「体力」をつけることができますし、足を前後に大きく動かすので股関節のストレッチにもなりますよ。また股関節が柔らかくなり骨盤に柔軟性が出ることで、子宮口の開きにもよい影響をもたらしてくれるでしょう。
ほかにも、ウォーキングの呼吸法は出産時にも役立ちますし、いきむために必要な太もも・骨盤周り・お尻などの筋肉もウォーキングなら鍛えることができます。
軽い有酸素運動は赤ちゃんにも気持ちよい
また妊娠中は気分の浮き沈みが起こりやすい時期です。仕事好きのママなら、産休に入ったことで仕事ができないストレスを感じるかもしれません。ママがストレスを感じることはお腹の赤ちゃんにもよくないものです。そのため、ウォーキングをしてストレス解消もしてみましょう。
有酸素運動をすると、脳にも酸素が行きわたり頭がシャキッとします。また歩くという繰り返しの運動は、自律神経のバランスを整えてくれるのです。歩くことは、ママと赤ちゃんにとって気持ちのよい運動といえますね。
急激な体重増加を妨ぐ役目も
また生活に運動を取り入れると、自己管理に関心が高まる傾向にあります。そのため食欲や体重管理にも前向きに取り組めるようになり、食べ過ぎを予防しやすくなるのです。
運動することは妊娠後期に起こりがちなマイナートラブルを予防したり、ママの気分転換に役立ったりよい影響がたくさんあるものです。ぜひ産休中の生活に、ウォーキングを取り入れてみてくださいね。