幼児期の早期教育はどう影響する?論文で見る良い点悪い点と教育方法
論文で挙げられる幼児期の早期教育法
子どもの個性や自発性を活かす教育
この論文には「子どもの個性や自発性を活かす教育」が望ましいと書かれています。
早期教育を行うときは、押しつけではなく子どもの気持ちを尊重し、よく話を聞きながらサポートすることが一番大切なのかもしれませんね。
感情を理解する社会脳を鍛える教育
話し合ったり周囲から教えてもらったりすることで、社会脳を使い自然に知識や教養、人格なども学び吸収することができます。また、顔を合わせてお互いの感情を理解するという共生脳の発育も重要であると述べられています。
社会脳と共生脳を鍛え、知恵や知識を吸収する脳のシステムを作ることが、早期教育で重要なことだといわれています。
脳の発達や集中力を高める教育
このことから、3歳ごろまでの早い時期に脳の発達を促すための教育をするとよいとされています。一方で、子どもを遊びの中で育てることが大切だという意見もあります。
遊びを経験しなかった幼児は、コミュニケーション能力が低く社会性や協調性が欠如し、遊びに熱中した経験がないため集中力が育たなくなるといいます。子どもが遊びながらできることを早い時期から始めることが大事なのかもしれませんね。
【先輩ママに聞きました】子どもにどんな早期教育をしましたか?
「特にしていない」と回答したママの体験談
- 特にしていませんが、外遊びは意識してさせていました。最近の子供は紫外線を浴びなさすぎる、それも良くないと聞いたためです。
- まずは生活の基本的なことから教えるのが大切だと思ったからです。そういった事が身についてから教育でも良いなと思ったからです。
「教材を使った」と回答したママの体験談
- 幼児用の算数や、ひらがなカタカナの市販ドリルを一緒にやっていた。お菓子を均等に分けさせたり、ひらがなと絵の描かれた積み木を組み合わせて、言葉を作らせたりした。
- 今後英語は重要だと思ったので英語教育の無料体験を片っ端から頼み試した結果こどもが1番興味を示した教材を選びました。毎日英語のDVDを見せて、一緒に英語の歌を歌いながら踊ったり英語の絵本を読み聞かせたりしています。
「自己流」と回答したママの体験談
- かるたを使って、言葉と文字を覚えさせました。遊び感覚でやれば子供も楽しく、親もイライラせずに済みました。
- 3歳までに1万冊の絵本を読むと良いと聞いたので、1日10冊絵本を読むよう心がけています。その際、連続して読むと集中力が鍛えられるそうなので実践しています。
■編集部コメント
また、教材を使ったり自己流で早期教育をするママも多いことがわかりました。子どもがどんなことを好きなのかをじっくり観察して、親子で楽しく学べる環境作りをしっかりと整えていきたいですね。
次のコーナーでは、早期教育を行う中でママが心掛けておきたいことについてご紹介します。