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 幼児期の早期教育はどう影響する?論文で見る良い点悪い点と教育方法

幼児期の早期教育はどう影響する?論文で見る良い点悪い点と教育方法

幼児期の早期教育については良い点、悪い点の両方が語られています。一体どのような教育が子どもにとって最適なのでしょうか。論文の研究結果などから、早期教育の良い点、悪い点の両方をご紹介します。それを踏まえたうえでの最適な早期教育法についてもご紹介しますので、参考にしてくださいね。

論文で見る幼児期の早期教育の良い点

幼児期の早期読み聞かせは国語力が高くなる

論文で発表されている幼児期の早期教育の良い点についてご紹介します。良い点として、幼児期の早期読み聞かせは国語力が高くなるといわれています。

この調査は計画的な早期教育を受けた0歳から2歳11カ月までの子どもを対象に行われました。
幼児期の早いうちから母親が読み聞かせをすることで、良好な母子関係を築くことができるとともに、子どもが本を好きになる傾向があります。すると、自然と子どもの読書量が増えて語彙が豊富になり、国語の学習量が増えます。結果的に国語力アップにつながるそうです。

また、早期読み聞かせはどのような子どもにも該当し、持続しやすいという結果も出ています。親子関係もよくなり、国語力も高くなるので一石二鳥ですね。

脳を刺激し様々なことを吸収できる

乳幼児期の脳は刺激を吸収する力に優れており、この時期だからこそ発揮される能力があるということが研究により明らかになってきています。
ここでいう早期教育とは勉強に慣れるための塾通いや、運動のためのスイミング教室などです。これらを脳の吸収力が抜群によい乳幼児期から始めることが大切だそうです。これにより、脳は刺激されて鍛えられたり発達が促進されたりします。

また、早期教育は子どもの潜在能力にも影響があるといわれています。早いうちから才能を開花することにもつながるそうですよ。

たとえば、英会話は早くから習うほど、自然と身につくといわれますね。この時期に身につけることで、その後の英語学習もスムーズになるなど、早期教育のメリットが大人になるまで続くといわれています。

粘り強さや一貫性を持てるようになる

早期教育のメリットとして、頭のよさだけではなく、内面的な要素を磨けるという点があります。1960年代にアメリカのミシガン州において始められた研究結果を見てみましょう。これは、低所得者層のアフリカ系米国人の子ども123名を対象に調査が行われたものです。
早期教育を行うグループと行わないグループに分け、その後数十年にわたり彼らを追跡し、40歳になったときに比較を行いました。その結果、早期教育を受けたグループは受けなかったグループと比べ「高卒資格を持つ人の割合が約20%高い」「離婚率が低い」「逮捕歴が低い」などの結果が出ています。

このことから、早期教育は長年にわたり、人間の内面的な部分に影響すると考えられ、頭のよさだけではなく、人間性の部分も成長できることが分かりました。とくに、信頼性や粘り強さ、一貫性、自制心などが育つことが特徴です。

論文で見る幼児期の早期教育の悪い点

ストレスを感じ心身の発達や成長を妨げる

幼児期の早期教育の悪い点として、ストレスを感じ心身の発達の成長を妨げるといわれています。
この調査は、私立幼稚園に通う4~5歳の園児を対象に行われました。園児のストレスを調べたところ、早期教育を受けている園児は降園時にストレスが低下したことから、園内で受けているストレスが大きいのではないかと推測されます。

さらに、園内での遊び(身体的活動)が不活発であることも分かっています。また、アンケートにより、早期教育を行っている保育者は教育に熱心であるという結果が出ました。

これらのことから、子どもの要求や気持ちを無視して一方的に早期教育を行っている場合、子どもが心や体に大きなストレスを感じるので、成長を妨げる原因になることが懸念されています。

早期教育は創造性や自発性を抑制する

また早期教育が「子どもの創造性や自発性を抑制する」という研究結果を示した論文もあります。
子どもに習いごとをさせる理由で1番多かったのは、「子どもが希望するから」です。しかし、それ以降は、体を鍛えるため、能力を引き出したい、子どもに苦労して欲しくない、と続きました。2番以降は保護者が子どもの成長を思い、促した教育であることが分かります。

このことから、早期教育のデメリットとして、受け身の学習により子どもの創造性や自発性を抑制してしまうことが挙げられています。面白い、楽しいと思える教育であれば、子どもは自発的に行動し努力するでしょう。

受け身ではなく、子どもが遊びだと感じられて自発的に行動できるような教育の大切さが書かれています。

未熟な脳に知識を詰め込み過ぎる可能性も

多くの研究より、早期教育は脳の構造的な成長を促すことが判明しています。3歳までに脳の「重さ」が急激に重くなることは分かっていますが、これは脳の構造ができるだけであり、脳の機能はまだ発達段階です。
若い時期の方が、脳のシナプスの結合が盛んに行われるので、神経回路を作りやすいことが分かっています。しかし、それが言語学習や概念の形成、対話能力の形成などに影響があるかどうかは答えが出ていません。

このことから、早期教育は知識の吸収や能力発達の面で効果が期待できるといわれていますが、明確な根拠はありません。また、脳が未熟なうちに特定の知識を詰め込み過ぎることで、後に使われるはずの脳の領域まで使ってしまうのではないかという心配もあるようです。
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