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赤ちゃんにテレビを見せてもよい?家事の間にテレビを活用する方法

赤ちゃんにテレビを見せてもよい?家事の間にテレビを活用する方法

家事で忙しいときなど、赤ちゃんが機嫌よくテレビを見ていてくれると助かりますよね。しかしテレビと赤ちゃんの関係については諸説あり、テレビを見せても問題ないのかどうか心配になるママも多いでしょう。今回は赤ちゃんにテレビを見せることでの影響や見せるときの注意点、上手な活用方法などを紹介します。

赤ちゃんにテレビを見せても大丈夫?

テレビは家事で忙しいときの手助け

ママには赤ちゃんのお世話以外にも、食事の支度をしたり掃除をしたりすることがたくさんあります。赤ちゃんが機嫌よく1人遊びしていてくれれば問題ありませんが、ときにはぐずったり後追いをしたりして家事が進まないこともあるでしょう。そんなとき、つい赤ちゃんの気を惹くためにテレビをつけてしまいますよね。

実際に「家事で忙しい朝夕は、テレビをつけて赤ちゃんが見ている間に仕事を終わらせている」というママは珍しくありません。

多くのママが、赤ちゃんにあまりテレビを見せなくはないと思っていることでしょう。しかし思うように家事が進まないことでママがイライラすると、赤ちゃんにもよくありません。時と場合によって、テレビはよい手助けになることがあるのです。

長時間視聴は言語の発達に遅れがでる場合も

よく「赤ちゃんにテレビはよくない」といわれますが、どのようなマイナスの影響があるのでしょうか。

長時間のテレビ視聴は、言語の発達に遅れがでる可能性があるといわれています。「1日4時間以上テレビを見ている子どもはそうでない子どもに対して、自分の意識で喋ることへの遅れが1.3倍に上る」という日本小児科学会の調査結果もあるのです。

テレビは一方的に情報を発信しているため、人との会話のように言葉のやり取りができません。そのため赤ちゃんのうちから長時間テレビを視聴していると、単語は覚えても会話として使うことが不得意になる恐れがあるといえるのです。このほかにテレビの長時間視聴は、集中力や睡眠の質の低下などを起こす可能性も指摘されています。

2歳ごろまではなるべくテレビを控えたい

日本小児科学会では、2歳以下の子どもには長時間テレビを見せないようにすることを提言しています。子どもの脳の大きさは5歳までに大人の90%まで成長し、特に0~2歳ごろは脳が急速に成長する時期に当たります。

この時期に親子のコミュニケーションが不足すると、言葉が遅くなったり表情が乏しくなったりと、言語面や精神面での発達に大きく影響する可能性があるのです。

そのため、2歳ごろまではなるべくテレビを控えましょう。子どもに見せていなくても、パパやママが長時間テレビをつけっぱなしにするのも、同じようにコミュニケーションが減る原因になります。子どもが小さなうちは、見たいテレビは録画して子どもが寝てから見るなど工夫してみてくださいね。

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赤ちゃんがテレビに夢中になる理由と注意点

消すと泣くほどテレビに夢中な赤ちゃん

テレビをつけると、夢中になる赤ちゃんは多いものです。テレビをよく見る赤ちゃんのなかには、消すと泣きだしてしまうという子もいます。そうするとつい見せてしまい、結局長時間の視聴になってしまうこともありますよね。なぜ赤ちゃんはテレビが好きなのでしょうか。

赤ちゃんの視力はまだ発達途中です。そのため大人のように色や形がはっきり見えているわけではありません。しかし、テレビは強い光を発しカラフルな画面が写しだされるため、赤ちゃんでも目に留まりやすく興味を惹くものといえます。

また赤ちゃんは刺激に敏感です。テレビは音や光など赤ちゃんが好む刺激がたくさん溢れ、コロコロ画面も変わるので興味がつきません。そのためつい目が離せなくなるのです。

2歳までは1日の視聴は1~2時間以内に

テレビが好きな赤ちゃんはテレビをつけていると機嫌がよいことが多いので、つい長時間の視聴になってしまいがちです。先述したように長時間の視聴は悪影響をもたらす可能性があります。そのためできるだけ控えたいですよね。

しかし、日中1人で育児をしているママにとっては、1日まったくテレビ無しというのも大変なものです。特にぐずることが多い夕方などは、食事の支度もままならずイライラすることもあるでしょう。

そこで、テレビを見せるときは「2歳までは長くても1日1~2時間まで」と決めて視聴するようにしてみてください。食事の支度のときだけ、など見るタイミングを決めておくと1~2時間をオーバーしてしまうことが無いのでおすすめですよ。

テレビから2m以上離れるよう工夫する

赤ちゃんがハイハイや伝い歩きができるようになると、テレビに近づいて見たり画面を手で叩いたりしてしまうことはありませんか?赤ちゃんは好奇心旺盛で、興味があるものに近づいて触りたくなるものです。また視力が弱いので、もっとよく見たいために近づいてしまうこともあるでしょう。

赤ちゃんが至近距離でテレビを見ることでの目への影響は、まだはっきりとはわかっていません。しかしテレビの強い光を間近で見たり1時間も至近距離で見たりすることは、影響がないともいい切れません。そのためテレビから2m以上離れて見るように工夫してみましょう。

ママがそばにいないときでもテレビに近づきすぎないように、ベビーゲートやベビーサークルなどを使用するとよいですよ。

育児中にテレビを上手に活用するためには

授乳中や食事中は消すなどのルールをつくる

テレビを上手に活用すれば、家事もスムーズに進めることができて便利なものです。子どもにマイナスの影響がでないためには、ポイントを押さえて取り入れることが大切になります。

まずテレビのつけっぱなしが習慣化している場合は、テレビがついている時間をいかに減らすかを考えてみましょう。たとえば「授乳中や食事中は消す」などのルールを決めるとよいですよ。授乳や食事は親子のコミュニケーションが取れる大切な時間です。そのためテレビに邪魔されてはもったいないです。

いつもテレビがついている環境になれている人にとって、テレビを消すと静かすぎて落ち着かないかもしれません。そんなときは、子どもやママの好きな音楽をかけてみるのもよいでしょう。
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