花を飾る効果はいいこと尽くし！家族みんなの心に彩りを添えるには

2019,2,24 更新

花とともに子育てを楽しむ「花育」について

農林水産省が推奨する「花育」とは？

「食育」は知っているママもいると思いますが、「花育」というものもあるのです。農林水産省では、「花育とは花や緑に親しみ・育てる機会を通して、子どもたちにやさしさや美しさを感じる気持ちを育む活動」とし、平成19年に花育活動推進方策と花育活動全国事例集を策定しました。

それを受け、全国各地で花の苗を植え育てる活動や、幼稚園や小学校でも、花の生け方やフラワーアレンジメントを授業の一環として取り入れるなど、様々な「花育」活動が行われています。

花育を幼児教育に取り入れることが推奨されていますが、難しく考える必要はなく、子どもが「花はきれい」と感じられる心を育むことが大切です。家に花を飾る、家族で花を育てるなど、家庭でできることもたくさんありますよ。

花育にはさまざまなメリットがある

花育は子どもにとってどのようなメリットがあるのでしょう。

・優しい気持ちを育む
花や緑を愛おしく思い、大切に扱うことを覚えます。様々な生命があるものに対し優しい気もちを持つようになります。

・命の大切さを学ぶ
花の成長を見守ることで、花にも命があることを学びます。花が元気がなくなった、枯れてしまったなどの経験を通し、命の大切さが分かるようになります。

・探究心や創造力を育む
花をきれいに咲かせようと、子どもは知識を得て、工夫するようになります。花を観察し、その絵を描くなど創造力も育ちます。

・人や地域との繋がりができる
様々な活動に参加し共同作業をすることで、知識を得るだけではなく様々な人や地域との繋がりが広がります。

身近なところから花育を取り入れてみよう

花育はイベントに参加したり、花を探しに出かけたりしなくても、できることが色々あります。

・ガーデニング
ガーデニングは家族で楽しみながら花に触れることができます。花壇の一角を子どもの好きなようにさせてあげると、創造力や責任感が生まれます。植木鉢を使うともっと気軽にできます。

・押し花
自分で育てた花や摘んできた花を押し花にしてみましょう。押し花にするとイメージが変わり、新たな発見があります。きれいにできた押し花を、祖父母やお友だちにプレゼントすれば花育の輪が広がります。

・花育カルタや塗り絵
花の絵や名前、花言葉などが描かれている花育カルタなら、遊びながら知識を得ることができます。花の塗り絵も情緒安定の効果があるとされています。

まとめ

花のある生活は、子どもだけではなく、大人にとっても大きな意味があると思います。季節の花を飾り、楽しむことで、毎日がもっと豊かなものになるのではないでしょうか。

花束のように華やかに飾る必要はありません。花を一輪だけ飾るのも、野の花を素朴に飾るのも素敵ですよ。花瓶は、花を引き立てる透明でシンプルなものがおすすめです。

花を楽しむようになると、様々な場所で花に目が行くようになります。ぜひ、花に気づいたときは子どもと一緒にゆっくり眺めたり、花について話したりして、楽しんでくださいね。