ママが寝る時間は何時間?子育てステージで変わる睡眠の悩みと対策
子育て中は寝かしつけや着替え、食事などに時間がかかり一日があっという間に終わってしまいます。子どもの世話に追われて家事や自分のお風呂などが残ってしまい、寝る時間に食い込んでくることも多いですよね。そこで子育て中のママが何時間くらい寝ているのか、睡眠不足の理由や対策についてお伝えします。
ママが寝る時間は何時間くらい?
一番多いのは4時間から6時間くらい
ある育児中のママへのアンケートでは、睡眠時間が4~6時間という回答が最も多数でした。けれど別のアンケートでは、7割は6時間以上をキープしているという結果もあるのです。
授乳期、子どもの寝つき、家事や仕事の量などにより、育児中といってもママの睡眠は十人十色です。6時間以下の睡眠がよくないとは言い切れませんが、なるべくすっきり起きられるくらいの睡眠時間を確保して、日々元気に過ごしたいですね。
6時間以上寝ていてもコマ切れ睡眠
やっと眠れたところで子どもの夜泣きで起こされると、このサイクルが崩れて浅い眠りが多くなり、緊張状態で優位になる交感神経が働き続けて体が休まりにくいでしょう。
しかし、授乳中のママは「プロラクチン」というホルモンが出ます。このホルモンはストレス耐性を増やし、体を修復する働きがあります。
ホルモンが出ているとはいえすべてカバーされるわけではなく、授乳中のママはやはり睡眠不足で疲れやすいです。授乳期が終わっても、子どもの寝相や夜泣きなどでママは安心して眠れないことが多いのです。
6時間未満しか眠れない理由は
日中は家事まで手が回らず子どもが寝た後に家事をし、さらに夜間授乳で何度も起こされることになるかもしれません。寝ている子どもがママや布団を蹴ったり、夜泣きしたりして眠れないこともあります。仕事をしているママは、仕事を持ち帰る場合もあるでしょう。
寝つきのよいママや途中で起きてもすぐ眠れるママもいれば、疲れていてもなかなか眠れないママもいます。ときには自分の時間がないストレスで、つい夜中に自分の時間として夜更かしを満喫することもありますよね。
子育てステージ別に変わる睡眠の悩み
新生児ママは授乳や夜泣きでコマ切れ睡眠
新生児期に赤ちゃんの世話だけできればよいですが、上の子がいたり、家族の助けが得られないなどの理由で、一緒に寝ていられない場合も多いですよね。新生児期は鼻呼吸が未熟で、仰向けに寝かすと苦しい、ゲップができなくてつらい、慣れない環境に不安などの理由で泣くことがあるといわれます。
縦抱きや、優しくゆらゆらさせて寝かしつける、頭を少し高くして寝かせるなどの工夫はできますが、睡眠不足解消までには至らないことも多いです。けれども必ず終わりがくるので、なるべく無理せずに過ごすことが大切ですよ。
幼児期ママは寝かしつけに苦戦
なるべく日中は外遊びや体を使った遊びをすると寝つきがよくなりますが、逆に興奮してしまい寝つけない場合もあります。
また、幼稚園などに入り園でたくさん遊ぶようになると、夕食前に寝てしまい、夜に起きてしまうこともあります。生活リズムを整えることは大切ですが、子どもがどうしても寝ない日は「こんな日もある」という気持ちも大切ではないでしょうか。
寝るのが早過ぎる子は、先にお風呂に入ると眠気が消えることもあります。夕食とお風呂は先に終えて、後は寝るだけにするのも、ママの気持ちが楽になり子どもが寝つきやすくなる方法です。
ワーキングママは家事に追われて眠れない
子どもに必要なのは食事と入浴です。帰宅したら食事をしてお風呂に入ることを優先させましょう。それさえ終わっていれば一安心ですよね。次は子どもの寝かしつけです。
寝る時間の前にはテレビを消す、照明を暗くするなど入眠の準備をして、決まった時間に布団に入る癖をつけます。家事が終わっていないと気になりますが、子どもが寝た後の方が家事に集中できます。
疲れていたら子どもと一緒に眠ってしまうのもありです。家事ができないときもあるかもしれませんが、部屋が少しくらい汚れていても、ママの健康の方が大切ですよね。